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中1英語についていけない…原因と挽回の勉強法を解説

中1英語についていけない…原因と挽回の勉強法を解説

「小学校までは英語を楽しんでいたのに、中学校に入って急にわからなくなった」

「テストの点数が平均点を大きく下回ってしまった」

中1のお子様を持つ保護者様から、このような声を聞くことが年々増えています。特に2021年度の中学校学習指導要領の改訂以降、英語の難易度は格段に上がっており、多くのお子様が“中1英語の壁”に直面しています。

しかし、安心してください。中1であれば、正しい方法で対策をすることで十分に挽回が可能です。

この記事では、中1英語についていけない本当の原因とご家庭ですぐに取り組める立て直し勉強法を解説します。高校受験を見据えた最短ルートでの解決策を一緒に見ていきましょう。

中1で英語についていけないと感じる生徒さんが増えています

中1で英語についていけないと感じる生徒さんが増えています

かつては中1の英語はアルファベットからゆっくり始まるものでしたが、現在は状況が大きく異なります。まずは、お子様が置かれている学習環境の変化を知ることが、解決への第一歩です。

小学校英語と中学校英語の決定的なギャップとは

中1で英語につまずく最大の要因は、小学校と中学校の学習内容の『接続ギャップ』にあります。

  • 小学校の英語(外国語活動・教科):
    「聞く」「話す」を中心としたコミュニケーション重視。楽しく英語に触れることが目的で、文法用語や正確なスペリングは深く問われません。
  • 中学校の英語:
    「読む」「書く」が本格化し、文法的な正確さが厳しく求められます。

文部科学省の学習指導要領改訂により、以前は中2・中3で習っていた文法事項(感嘆文や現在完了形の一部など)が中1に前倒しされました。さらに、小学校で習った単語は「書けて当たり前」という前提で授業が進むため、スタート直後から進度についていけなくなるケースが急増しているのです。

平均点が高いからこそ焦りを感じやすい時期

中1の最初の定期テストは、比較的平均点が高くなる傾向があります。平均点が70点〜80点ということも珍しくありません。

そのため、もしお子様が60点だった場合、「平均より少し低いだけ」と楽観視してしまうと危険です。英語は積み上げ型の教科であるため、中1の段階での小さなつまずきは、中2、中3と進むにつれて雪だるま式に大きくなり、取り返しがつかなくなる恐れがあります。

中1英語がわからなくなる3つのポイント

中1英語がわからなくなる3つのポイント

「勉強しているのに点数が伸びない」という場合、以下の3つのポイントのいずれかでつまずいている可能性が高いです。

1. 急増する英単語量とスペルの暗記不足

小学校で扱う英単語数は約600〜700語、中学校ではさらに約1,600〜1,800語を学習します。

小学校では「音」で覚えていた単語(例:Apple, Friendなど)を、中学校では正確なスペルで書く必要があります。「なんとなく読めるけれど書けない」という状態が、テストでの失点に直結します。

2. be動詞と一般動詞の使い分けでの混乱

英語学習の最初の、そして最大の難関が『be動詞(am, is, are)』と『一般動詞(play, likeなど)』の使い分けです。

  • 私は生徒です。→ I am a student.
  • 私はテニスをします。→ I play tennis.

日本語にはないこの区別が曖昧なままだと、肯定文だけでなく、否定文(don’t なのか isn’t なのか)や疑問文(Do なのか Are なのか)で大混乱に陥ります。

3. 日本語と異なる語順への不慣れ

日本語は「私は テニスを します」という語順ですが、英語は「私は します テニスを(I play tennis.)」という語順になります。

この「誰が(主語)→どうする(動詞)」という英語特有の語順ルールが定着していないと、単語をただ並べただけの文章になってしまい、並べ替え問題や英作文で点数が取れなくなります。

今からでも間に合う!中1英語の遅れを挽回する立て直し勉強法

今からでも間に合う!中1英語の遅れを挽回する立て直し勉強法

原因がわかれば、対策は明確です。中1英語の遅れを挽回する効果的な立て直し勉強法をご紹介します。

教科書の『音読』を習慣化して英語のリズムを掴む

英語が苦手なお子様の多くは、教科書を目で追うだけで勉強しようとします。しかし、言語習得の基本は「音」です。

1日10分、教科書の本文を音読する習慣をつけましょう。ただ読むだけでなく、「主語+動詞」の塊を意識しながら読むことで、英語特有の語順感覚(英語のリズム)が自然と身につきます。

文法の基礎『主語+動詞』を徹底的に復習する

複雑な長文問題に手を出す必要はありません。まずは以下の基本ルールを再確認してください。

  1. 英文は必ず「主語」から始まり、次に「動詞」が来る。
  2. その動詞は「be動詞」か「一般動詞」のどちらかである。

この基本に立ち返り、簡単な短文を作る練習(英作文)を繰り返すことが、遠回りのようで最短の解決策です。

単語は『発音』とセットで覚える効率的暗記法

スペルを覚える際、無言でノートに書き殴るだけの勉強法は非効率です。

『発音』しながら書くことを徹底してください。例えば “Library” を覚えるなら、「ライブラリー」と発音しながら書くことで、耳と手と目の3つの感覚を使い、記憶の定着率を飛躍的に高めることができます。

高校受験を見据えて…中1英語の遅れを放置してはいけない重要性

中1英語の遅れを放置してはいけない重要性

「まだ中1だから」という油断は禁物です。進学塾として強調したいのは、中1英語が高校受験の合否を分ける重要なカギであるという事実です。

英語は『積み上げ型』教科!中1の内容が全ての土台

理科や社会といった暗記科目は、単元ごとに独立しているため、途中からでも巻き返しが容易です。しかし、英語は数学と同様に『積み上げ型』の教科です。

中1で習うbe動詞や一般動詞、進行形などの基礎が理解できていないと、中2の不定詞や比較、中3の関係代名詞といった単元は全く理解できません。中1英語の完全理解なくして、高校入試の英語攻略はあり得ないのです。

高校入試や内申点における英語の比重

近年の高校入試では、長文読解の分量が増え、よりスピーディーで正確な処理能力が求められています。また、神奈川県をはじめとする多くの公立高校入試では、中2・中3の内申点が合否に大きく影響します。

中1のうちに苦手意識を払拭しておかないと、内申点が重要になる中2以降で思うように点数が伸びず、志望校の選択肢を狭めてしまうことになります。

自宅学習で改善しない場合は学習塾の活用も検討を

自宅学習で改善しない場合は学習塾の活用も検討を

もし、ご家庭でのサポートや本人なりの努力でも成績が改善しない場合は、学習環境を変えることを検討すべきタイミングかもしれません。

英語が苦手な子に合う塾の選び方とは?

「英語が苦手だから」といって、単に学校の宿題を手伝うだけの補習塾を選んでしまうと、その場しのぎにはなりますが、根本的な「受験を戦う力」は身につきません。

以下のポイントを満たす塾を選ぶことをおすすめします。

  • 体系的な文法指導: 感覚ではなく、理屈で文法を解説してくれる。
  • 発信型の授業: 講師の話を聞くだけでなく、生徒さん自身が発言・発音する機会が多い。
  • 受験への逆算: 目先の定期テスト対策だけでなく、入試を見据えたカリキュラムがある。

まとめ:中1英語のつまずきは早めの対策で克服しましょう

中1英語でのつまずきは、決して能力の問題ではなく、学習環境の変化や勉強法のズレが原因であるケースがほとんどです。

  1. 単語とスペルを音読セットで覚える
  2. be動詞と一般動詞の区別を明確にする
  3. 英語の語順(主語+動詞)を意識する

まずはこの基本を徹底してください。正しい方法で取り組めば、必ず結果はついてきます。

それでもご家庭での学習が難しい場合は、ぜひ学習塾をご検討ください。

湘南ゼミナールなら「QE授業」で英語力が身につく

湘南ゼミナールでは、生徒さん自身が考え、発言する独自の「QE授業(Quick Exercise)」を導入しています。 英語の授業でも、講師が一方的に解説するのではなく、生徒さんとの対話(一問一答)をスピーディーに繰り返すことで、「英語の瞬発力」「正しい語順感覚」を養います。

「学校の授業についていけなくなった」「定期テストの点数を上げたい」という悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、湘南ゼミナールの授業を体験してみてください。プロの講師が、お子様の「わかった!」を引き出し、成績向上と志望校合格へ導きます。

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