湘ゼミコラム

高校受験・入試

高校受験の持ち物31個|必需品・落ち着くもの・道中使うものを解説

「高校受験当日の持ち物、何を用意すればいいかな?」
「必須の持ち物以外に、持っていったら良いものってなんだろう?」
「受験票以外に用意すべきもののリストが知りたい」

高校受験当日に何を用意すればいいか悩んでしまう方は多いでしょう。

結論から言うと、高校受験の試験当日に必要になる持ち物は以下のものです。

【①受験に必須の持ち物】+【②受験会場で心を落ち着かせてくれる持ち物】+【③受験に向かう途中で必要な持ち物】の3種類に分けて、持ち物リストを一覧にしました。

また、宿泊する場合には以下の持ち物が必要です。

そのまま印刷してチェックシートとして使える用紙も準備したので、ぜひご活用ください!

なお、持ち物を「当日現地で調達する」ことはおすすめしません。なぜならば、現地に行ってみたらコンビニが無かったり、混んでいて時間をロスしてしまったりすることがありえるからです。

必ず前日までに用意して、当日は、チェックリストの持ち物が全てバッグに入っている状態で出発しましょう。

早速、上記のチェックシートを印刷した上で記事をお読みいただき、必要に応じて「これは持っていくか持っていかなくて良いか」判断しながら読み進めてみてください。

1. 高校受験で用意すべき持ち物31個の一覧

まずは、今回の記事で紹介する持ち物31個の一覧を紹介します。

上記の画像は、そのまま印刷していただければ紙のチェックシートになるのでぜひご活用ください。

これ以外に持っていくものがある場合には、空白の部分に追記してオリジナルのチェックリストを完成させるといいですよ。

必要なものを忘れてしまうと、周りの人に貸してもらったり、当日コンビニで調達したりする必要が発生します。当日に余計な不安材料があると試験に集中できなくなるため、必ず上記のチェックリストを活用し、早めに準備するようにしましょう。

2. 持ち物の準備前に必ず「受験票に書いてある内容」を確認しよう

高校受験の持ち物を準備する前に、必ずしてほしいことがあります。それが、受験する高校の「受験票に記載されている持ち物」を確認することです。

意外と忘れがちな工程ですが、これを忘れてしまうと、当日の朝になって「持ち物が足りない!」となってしまいます。

受験票の確認ミスによる、よくある持ち物の失敗例

・受験票には「Bの鉛筆」と記載があったが、シャープペンシルやHBしか持っていない

・受験票には「定規は文字が入っていないもの」と記載があったが、文字が入っているものしかない

・受験票には「鉛筆削りは持ち込み禁止」とあったが、鉛筆が1本しかなく不安な気持ちで試験を受けることになった(複数本用意できれば良かった)

直前に「HBじゃなくてBが指定だった!」など持ち物が揃っていないことに気づいた場合、当日に購入できれば良いですが、コンビニに欲しいものが売っていない可能性があります。不安な気持ちのまま試験を受けることになり、集中して試験を受けられない可能性もあります。

持ち物の指定は高校によって本当にさまざまなので、必ず最初に「受験票の持ち物」を確認することを徹底しましょう。

3. 高校受験の会場で【必ず使う持ち物】チェックリスト

受験票にはしっかりと目を通せたでしょうか?受験票に記載されている持ち物が、本章で紹介する「受験会場で必ず使う持ち物」となります。

受験票は郵送で送られてくる場合や、ダウンロードして印刷する場合があります。フォーマットは高校によって異なりますが、受験番号や試験日時、持ち物が書かれているので必ずチェックしましょう。

受験票に書かれている持ち物は、高校によって異なるのですが、以下のようなものが多いでしょう。

ここでは、受験票に多く記載されている必須の持ち物を紹介します。

3-1. 受験票

受験票は、高校受験において絶対に忘れてはいけないアイテムの最たるものです。

受験票は出願締め切りから1週間程度で届くことがほとんどですが、直前になっても届かない場合は高校に問い合わせてみましょう。

インターネット出願時には、マイページで受験票をPDFなどでダウンロードするか、メールで届いた受験票を印刷して持参するケースもあります。

3-2. 筆記用具(鉛筆・シャーペン・消しゴムなど)

筆記用具も高校受験で必須の持ち物のひとつです。

受験する高校によって、筆記用具の指定の仕方はさまざまです。「筆記用具」とだけ書かれている場合もあれば、「筆記用具(HB鉛筆、消しゴム)」と細かく指定されているケースもあるでしょう。

筆記用具の中身が細かく指定されている場合は、必ずその指定された筆記用具を用意することをおすすめします。手元に無ければ買っておきましょう。

例えば、「HB鉛筆」と書かれているならば、シャープペンシルではなく必ず鉛筆を、そして、Bの濃さではなく必ずHBのものを用意しましょう。

また、受験票に「三角定規」や「コンパス」と記載がある場合は、忘れずに持参しましょう。テストで使う可能性が高く、忘れてしまうと失点に繋がることがあるので注意してください。

持ち物「筆記用具」のまとめ

・鉛筆(同時に鉛筆削りも持参する)

・シャープペンシル(同時に芯も持参する)

・消しゴム(転がった時のために複数用意がおすすめ)

・三角定規・コンパス(指定がある場合)

3-3. 上履き(指定がある場合)

会場によっては土足厳禁であるため、上履きを持参するように記載されていることがあります。指定がある場合は必ず用意しましょう。

高校受験に面接がある場合、上履きを忘れてしまうと減点対象になる可能性もあるため注意しましょう。

3-4. 学生証・身分証明書

学生証や身分証明書は、受験票を忘れたときの本人確認のために使用するケースが多く、必須の持ち物となります。

もしも受験票も学生証も両方忘れてしまった場合には、最悪の場合、高校受験を受けられないかもしれません。

3-5. 腕時計(高校からの指定がなくても必ず持参)

腕時計は、受験票に記載がされていない場合もありますが、必ず高校受験に持っていくべき持ち物です。

試験開始から何分が経過しているのか、試験終了まであと何分あるか確認するのに必要なアイテムだからです。

試験会場に掛け時計が設置してなかった場合に、腕時計がなければ時間がわからず不安な気持ちのまま試験を受けることになってしまうでしょう。

持っていく腕時計は、機能がシンプルなもの(時計以外の機能が無いもの)、時間が見やすいもの、アラーム機能が付いていないものがおすすめです。もしアラーム機能が付いている場合は試験前にアラームを解除しておきましょう。

なお、さまざまな機能を備えた「スマートウォッチ」は、高校受験のテストで持ち込み不可になる可能性が高いので注意しましょう。カンニングの恐れがあるからです。

普段からスマートウォッチを使っているという方は、もうひとつシンプルな時計を必ず用意して持参しましょう。

〇高校受験の持ち物としておすすめの時計
・機能がシンプル(時計機能のみ)
・時間が見やすい
・アラーム機能が付いていないもの(付いている場合は必ずオフにする)

✖高校受験の持ち物としておすすめできない時計
・スマートウォッチ

3-6.  昼食(お弁当)・飲み物

5教科のテストを受ける場合やペーパーテストの後に面接がある場合など、長丁場になる高校受験では、昼食休憩をはさむことがあります。このような場合には、昼食(お弁当)の持参が必須となります。

昼食(お弁当)は、自宅から持っていくか、自宅近くのお店で調達することをおすすめします。現地調達を当てにするのはおすすめしません。

例えば、「高校受験の会場がある駅で買えばいいや」と思っていた場合に、行ってみたら混んでいた、臨時休業していた、そもそも買えるお店が無かった、ということが起こりえるからです。

昼食を用意するときには、緊張していても食べやすいものや、気持ちが明るくなるような自分の好きなものを選びましょう。

また、昼食を準備するのと同時に飲み物も必ず用意しましょう。こちらも昼食同様、現地調達ではなく家から(または家の近くで)用意することをおすすめします。

3-7. その他、試験に必要なもの

その他、高校受験の選考に必要なもの、上記以外に受験票で指定があったものなどを必ず忘れずに準備しましょう。

例えば、東京都立高校の入学選抜のパーソナルプレゼンテーション(自己表現)選考でパソコンやタブレットを使う場合には、本体やモバイルバッテリーなどを準備しましょう。

また、コンパスや定規など、受験票の持ち物に記載されているものは忘れずに持っていくようにしてください。

4. 受験会場で【心が落ち着く】持ち物チェックリスト

ここからは、必須ではないものの、受験会場で落ち着いて試験を受けるために「あると良いもの」を紹介していきます。

自分の場合は「必要か・必要ではないか」を考えながら、読み進めてみてください。

4-1. マスク

新型コロナウイルスの感染予防対策として、マスクの着用を義務付けている会場もまだあるかもしれないため、マスクは持参しましょう。

長時間付けていても気にならないような、自分の顔にフィットするものがおすすめです。

4-2. ポケットティッシュ

くしゃみや鼻水がでやすい方、風邪気味で高校受験当日を迎えた方は、ポケットティッシュを必ず持っていき、机の上に出しておくようにしましょう。

テストを受けている時に鼻水が出てきてしまうと、気になって集中できなくなってしまいます。集中できなくなる前に、鼻をかんでスッキリさせておく必要があります。

「鼻をかみたいな」と思ったときに机の上にないと、「挙手して試験官に申し出ようかな」「でも辞めておこうかな」という不安が生じて、テストに集中できなくなってしまうでしょう。できれば最初から机の上に出しておいても構わないか、試験官に許可を取っておくのがおすすめです。

4-3. くすり・目薬

いつも飲んでいる薬がある方、緊張した時に体調に変化が出やすい方は、薬も忘れずに持参しましょう。

例えば、頭痛、下痢、乗り物酔いが出やすい方は、万が一の時のために、頭痛薬、下痢止め、酔い止めの薬をカバンに入れておくと安心です。

「頭痛が起きたらどうしよう」と不安になっても薬を持っているだけで安心できるため、心の安定のためにも持っておくことをおすすめします。

4-4. 生理用品(女性の場合)

急に生理が始まってしまった場合に備えて、生理用品を持っておくと安心です。

急いでコンビニで買いに行ったり、試験中に集中できなかったりしてしまうと、高校受験の結果にも影響を与えかねません。

万が一の事態に備えておくことで、万全の体制で試験に集中することができるでしょう。

生理痛がひどい方は、いつも使っている鎮痛剤も併せて用意しておくと安心です。

4-5. リラックスできるアイテム

高校受験当日は誰しもが緊張を覚えて落ち着かない気持ちになるものです。そんな落ち着かない気持ちを抑えて、リラックスできるアイテムを持っておくのがおすすめです。

アイテムは人によって違うと思いますが、例えば、以下のようなものがあります。

心の落ち着きを保つためのアイテム

・音楽プレーヤー

・イヤホン

・ハーブティ

・お守り

・アロマスティック

・耳栓

・ホットアイマスク

・パワーストーン

・推しのグッズなど

普段から「これがあると心が落ち着く」というアイテムを見つけておき、それを当日も持参すると良いでしょう。

4-6. 座布団・クッション

椅子の座り心地や冷たさが気になりそうな方は、座布団・クッションを持っていくのも良いでしょう。

事前に試験会場の椅子がどのようなものか確認するのは難しいため、固くて冷たい椅子だった場合に座布団やクッションがあると役に立つでしょう。

5教科の試験を1日に実施するなど、試験が長丁場になればなるほど、椅子の座り心地の悪さや冷たさがストレスになってしまう可能性があります。座り心地が変わるだけで、リラックスして試験を受けることができるようになるでしょう。

受験会場についたら、念のため試験監督に「使用して良いかどうか」を確認してから使用することをおすすめします。

4-7. 防寒対策(ブランケットなど)

高校受験は寒さが厳しい1月~2月に行われるため、防寒対策もしっかりと講じた上で万全な体制で試験を受けるのが理想です。そのために、カイロや脱ぎ着できる防寒具、ひざ掛け(ブランケット)を持っていくことをおすすめします。

実際に試験を受けることになる会場が、暖房が効いていて暖かいのか、それとも感染症対策などで通気していて寒いのか、当日行ってみないとわかりません。そのため、必要に応じて調節できるアイテムがおすすめです。

防寒対策を意識するあまり厚着をして行ったら、会場の暖房がガンガン効いていて暑くなりすぎてしまった…となれば、逆にテストに集中することができなくなるでしょう。

そのため、基本的には厚着ではない服装を選び、寒さに合わせて上から羽織るカーディガンやひざかけを活用するのがおすすめです。

なお、防寒アイテムを用意するときには、不正を疑われないよう、英字や数式などが書かれていない無地のものを選ぶと安心です。

5. 受験に【向かう途中で必要】な持ち物チェックリスト

ここからは、受験に向かう途中で必要になる持ち物について解説していきます。

「備えあれば患いなし」なので、持っていくか迷ったら用意することをおすすめします。その理由も詳しく解説します。

5-1. 現金・財布

不測の事態に備えるためにも、現金は必ず用意しましょう。金額は人によりますが、例えば、数万円程度を用意しておけば、何かあった時のタクシー代になるでしょう。

もし当日になって「鉛筆が無い」となった場合に現金があれば購入できますし、交通ICカードを紛失してしまった場合にも対応できます。

5-2. 最低限の参考書・ノート・暗記カード

最低限の参考書や自分でまとめたノートも、高校受験当日に持って行った方が良いもののひとつです。

高校受験の会場に着くまでの道中や、着いてから試験が始まるまでの時間、テストとテストの合間、昼休みなどに、パッと見返せる参考書やノートがおすすめです。

参考書なら何でもよいという訳ではなく、これまで覚えた内容を復習できるように厳選された問題と回答が載っているものがおすすめです。当日に見返して解けないと不安になってしまうため、9割以上解ける簡単な内容だと、自信につながるのでベストです。

逆に、新しい参考書や分厚い参考書を持って行っても既に時間が足りないため、おすすめしません。

〇おすすめの参考書・ノート・暗記カード
・薄い参考書
・頻出問題シート
・自分でまとめたノートや暗記カード

✖おすすめしないもの
・重い参考書
・今まで使っていなかった新しい参考書

ただし、一部の高校では、試験会場への参考書の持ち込みが禁止されているケースがあります。一般的には、持っていくことは可能で、試験が始まる前に荷物を預けるような高校が多いでしょう。

持ち込み禁止の場合でも、会場に着くまでには見返して最後の復習ができるよう、会場まで持参して良いか事前に確認しておくことをおすすめします。

5-3. スマートフォン・携帯電話

スマートフォンは必ずしも高校受験に必要なものとは言えませんが、「無いと不安」と思うくらいなら持っていくことをおすすめします。

緊急の連絡が必要になった場合に学校や家族に電話できますし、試験会場までの路線案内や地図を確認するためにもあったほうが良いでしょう。また、万が一、電車遅延などがあった場合に、最新の情報を得ることができます。

ただし、会場に入ったら必ずスマホや携帯電話の電源は切って、音やバイブが鳴らないようにしてください。スマホや携帯電話の電源が入っていると、不正を疑われることがあるので注意しましょう。

なお、受験する高校によっては、スマートフォンや携帯電話を会場に持ち込むことを禁止しているところもあるでしょう。受験票を注意深く読み、指示に従うように気をつけましょう。

5-4. モバイルバッテリー

スマートフォン・携帯電話の充電がゼロになり使えなくなってしまう時に備えて、モバイルバッテリーを持っておくのもおすすめです。

いつも使っているスマホの充電がなくなってしまうと、使う用事がなくてもどことなく不安に感じ、小さなストレスになる可能性があります。

心を平穏に保つお守りとしても、モバイルバッテリーを持っておくと安心ですよ。

5-5. 折り畳み傘

当日の天気予報が晴れでも、突然の雨に見舞われることはあります。軽くて小さい折り畳み傘を用意しておき、カバンに入れておくと安心です。

あまり大きくてかさばる折り畳み傘は、カバンが重くなるためおすすめしません。小さくて軽量のものをできれば購入しておくようにしましょう。

5-6. 受験会場に行くための地図・路線図

受験会場にたどり着く方法は、「スマートフォンで調べれば良いや」と思う方も多いでしょう。しかし、万が一スマホが使えなくなった時のことを考えると、紙に印刷してすぐに取り出せる場所にしまっておくのがベストです。

例えば、スマホの電池がなくなったり突然壊れてしまったりしてしまった場合、経路をプリントアウトしていた紙があれば問題なく会場にたどりつけるでしょう。

一方で、そのメモがなければ、店員さんに確認する手間や時間が発生する上、精神的にストレスが発生し、万全の体制で受験を受けられなくなるかもしれません。

受験当日は今後の人生を変えるかもしれない一日ですので、トラブルに備えて万全の準備を整えておくことをおすすめします。

5-7. ブドウ糖を含むお菓子

試験前にサッと食べられるお菓子を持っていくのも良いでしょう。特に、脳のエネルギーに変換される「ブドウ糖」が入ったタブレットや飴、ゼリーなどがおすすめです。

できれば、包装ゴミが出ないものや食べる時に音が鳴らないものを選びましょう。また、受験当日に初めて食べるものではなく、いつも食べているものを選ぶと安心です。

6. 高校受験で宿泊する場合の持ち物チェックリスト

遠方の高校を受験する場合、前日に移動して現地入りして宿泊するケースもあるでしょう。宿泊する場合には、ここまで解説した持ち物に加えて、宿泊や長距離移動に必要なアイテムを別途用意する必要があります。

宿泊する場合で持参したい持ち物のチェックリストは以下です。冒頭の印刷用チェックリストにもあるので、ぜひ印刷してご活用ください。

6-1. 旅行カバン

スーツケースやバックパックなど旅行用の大きなカバンを用意して、試験会場に持っていくものとは別に用意するのがおすすめです。

別にしておくことで、重い旅行カバンをホテルやロッカーに預けたまま、手持ちのバッグだけを高校受験の会場に持っていくことができます。安心して試験に集中できるでしょう。

6-2. 日数分の着替え

宿泊する日数に合わせて、下着や靴下、トップス、ボトムスを用意しましょう。制服の場合は必要ないかもしれません。脱いだ服や小物を入れておく袋も入れておくと良いでしょう。

6-3. 洗面用具・パジャマ

歯ブラシ・歯磨き粉などの洗面用具、パジャマなどは、アメニティとしてホテルで用意されていることがほとんどですが、できれば自分の使い慣れたものを持っていくのがおすすめです。

いつもと変わらない日常を過ごすのが、精神安定上では最善だからです。

シャンプーやコンディショナー、ボディーソープも同様で、「ホテルに備え付けのものが合わない」「お気に入りのブランドがある」という場合は、小分け用の容器に入れて持参しましょう。

6-4. 宿泊先の情報を印刷した紙

万が一スマートフォンや携帯電話の充電がなくなっても対応できるよう、宿泊先の情報(地図や最寄り駅の情報)を印刷した紙をプリントアウトして持っておくと良いでしょう。

6-5. 交通手段(飛行機や電車)のチケット

飛行機や特急電車のチケットは事前に予約して入手しておきましょう。駅の窓口は混雑しますし、席が埋まってしまう可能性があります。

最近ではインターネット予約でチケットを購入し、発券の必要がないケースも多くあります。しかしながら、万が一スマートフォンの充電が少なくなっても安心できるよう、紙でも予約情報(時刻や載る列車の名前、指定席の番号など)を印刷して持っておくと安心です。

6-6. 健康保険証・医療証・お薬手帳

宿泊中に病気やケガをした場合に備えて、健康保険証や医療証を持参するのもおすすめです。これらがあれば、気軽に病院にかかることができるでしょう。

6-7. スマホの充電器・モバイルバッテリー

長旅になるとスマートフォンの充電がゼロになる可能性が高いため、コンセントにつなげられるタイプの充電器を必ず持っていきましょう。宿泊するホテルや飛行場、コンセントが完備されたカフェなどで急速充電ができます。

また、容量が大きなモバイルバッテリーを持っていくのも安心です。

6-8. 安眠グッズ

ただでさえ緊張する高校受験の前日に、ホテルで慣れない環境だと安眠するのが難しいケースがあります。できるだけ安眠できるよう、リラックスできるアイテムを持っていくと良いでしょう。

例えば、香りや熱でリラックスできるアイマスクや、アロマグッズ、入浴剤、フットケアアイテムなど、癒し効果があるものがおすすめです。

「枕が変わると眠れない」という方は、荷物にはなりますが、いつも自宅で使っている枕を持参するのも良いでしょう。

7. 現地調達は期待せず今すぐ持ち物を準備しよう

ここまで高校受験の持ち物について解説してきました。できれば、この記事を読んだ時点ですぐに印刷して、必ず事前に全ての持ち物を準備し終えましょう

よく「当日の昼食は、試験会場の最寄り駅に着いてから買えばいいや」とか「傘は雨が降ったら現地のコンビニで買おう」と考える方がいますが、おすすめしません。

なぜならば、現地調達を当てにしていたのに、「試験会場のそばにお店がない」「買おうと思っていたお店に品物が売っていない」「最寄り駅に着く時間がギリギリになり、お店が混んでいて買えなかった」ということがありえるからです。

また、当日に調達することを当てにしていると、行く途中に「ちゃんと売ってるかな」「売ってなかったらどうしよう」など心配の種になる可能性があります。受験直前に余計な不安を覚えないためにも、持ち物は現地調達は期待せず、必ず事前にバッグに入れておくようにしてください。

なお、持ち物のチェックは必ず前日にダブルチェックを行い、忘れ物がないようにしましょう。

まとめ

本記事では、高校受験の持ち物について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

▼高校受験の会場で必ず使う持ち物チェックリスト

・受験票
・筆記用具(指定のもの)
・上履き(必要な場合)
・学生証・身分証明書
・腕時計
・昼食・飲み物
・その他、必要なもの

▼受験会場で心が落ち着く持ち物チェックリスト

・マスク
・ポケットティッシュ
・くすり・目薬
・生理用品(女性の場合)
・リラックスできるアイテム
・座布団・クッション
・防寒対策(ブランケットなど)

▼受験に向かう途中で必要な持ち物チェックリスト

・現金・財布
・最低限の参考書・ノート・暗記カード
・スマートフォン・携帯電話
・モバイルバッテリー
・折り畳み傘
・受験会場までの経路・時間を印刷した紙
・ブドウ糖を含むお菓子

さらに、宿泊する場合には以下のような持ち物も必要です。

・旅行カバン(手持ちのバッグと別)
・日数分の着替え
・洗面用具(歯ブラシ・歯磨き粉)
・パジャマ(部屋着)
・お気に入りのシャンプー(あれば)
・宿泊先の情報を印刷した紙
・飛行機や電車のチケット
・健康保険証・医療証・お薬手帳
・充電器・モバイルバッテリー
・安眠グッズ

持ち物は、現地で調達しようとせずに、必ず前日までに用意しておくことをおすすめします。受験票の指示をよく読んだ上で、チェックリストを活用して準備を万端に済ませておきましょう。