勉強法
小学生の英語勉強法|学年別おすすめ方法と勉強で重視すべき点を解説

2020年度から新学習指導要領が全面実施され、中学で学習していた英語の一部を、小学校の5年生~6年生から学ぶようになりました。
これにより、
・小学校の英語学習でつまずいてしまう
・中学入学してすぐ、英語の授業についていけなくなる
といった課題を抱えるお子様が増えています。
そのため、「小学生からしっかりと英語を勉強させておきたい」と考える親御様は多いでしょう。
そこで、この記事ではまず、小学校での英語の勉強内容をわかりやすく説明した上で、
・学校外で英語を勉強するときに、重視したいポイント
・おすすめの英語勉強法
を、学年別に丁寧に解説します。
| この記事を読むとわかること |
| ・小学生が学校で勉強する英語の基礎知識 ・小学生に必要な英語スキル ・学校外で英語を勉強する際に重視したいこと ・学年別のおすすめ英語勉強法 ・お子様の英語の勉強で、親御様にサポートしてほしいこと |
英語の勉強法については、具体的な探し方や取り組み方も紹介しているため、お子様の学年や英語力、性格などに合う適切な方法が見つかるでしょう。
すぐに、お子様の学年におすすめの勉強法を知りたい方は、以下の表のリンクから気になる見出しをご確認ください。
【学年別 小学生におすすめの英語勉強法】
| 学年 | おすすめの英語勉強法 |
| 1年生~2年生 | ・英語の歌を歌う ・英語の絵本を読み聞かせる ・アルファベットの読み書きを練習する |
| 3年生~4年生 | ・英語のアニメや動画を視聴する ・英語学習アプリを活用する ・英語を使ったイベントなどに参加する |
| 5年生~6年生 | ・英語の学習教材を活用する ・小学生向けの英語塾に通う |
また、お子様が英語を勉強する上で、親御様にサポートしてほしいことも解説しています。
この記事を最後まで読めば、お子様が小学校の英語の勉強でつまずくことなく、中学進学に向けた準備をスムーズに整えられるはずです。
「子どもの英語の勉強をサポートしてあげたい」
「小学生に、どのように英語を勉強させたらよいかわからない」
このような悩みを抱えている親御様は、ぜひ最後までお読みください。
1. 【基礎知識】小学生が勉強する英語の内容を理解しよう

この章では、基礎知識として、小学生が学校で勉強する英語の内容と、何を重視して取り組んでいるかを解説します。
小学校でどのような英語学習をしているのか把握することで、お子様の成長や英語力に合わせた勉強法を選びやすくなります。
また、適切なタイミングで補助教材などを活用でき、学校の授業にも自信を持って取り組めるようになるでしょう。
そのため、まずは、
・小学校でどのような英語学習をしているか
・学年ごとに、どの程度の英語スキルが求められているか
を見ていきましょう。
1-1. 3年生~4年生|聞くこと・話すことを中心に英語に慣れ親しむ
小学校では、3年生から「外国語活動」として英語の学習が始まり、年間35時間、週に1回程度のペースで授業が行われます。
3年生~4年生の英語学習では、英語の音声や表現に慣れ親しむことを重視しており、成績は付きません。
お子様に英語への興味を持たせ、
「英語をもっと知りたい」
「英語で話したい」
という気持ちを育むことで、今後の英語学習につなげることが目的です。
3年生~4年生の英語の授業では、英語の4技能である
・聞くこと(リスニング)
・話すこと(スピーキング)
・読むこと(リーディング)
・書くこと(ライティング)
のうち、「聞くこと」と「話すこと」に重点を置いて学びます。
コミュニケーションの中で英語と日本語の発音やリズムの違いを体験することで、自然な形で英語の表現に慣れていくでしょう。
授業では、歌やゲーム、レクリエーションなどを使って、楽しんで英語に触れられるように工夫されています。多くの表現に触れ、英語でコミュニケーションを図るための素地を育成していきます。
3年生~4年生に求められる英語スキルは、以下の通りです。
【求められる英語スキル:3年生~4年生】
| ・挨拶や感謝、身の回りのことに関する質問など、簡単な語句や表現を聞き取り、話せる 3年生:「Hello!」「How are you?」「How many?」「What do you like?」など 4年生:「What time is it?」「Do you have a pen?」「What do you want?」など・事前に用意した簡単な自己紹介などを、人前で話せる |
参考:文部科学省「小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック」
| 自治体や小学校によって、1年生~2年生から英語教育を行っているケースもある |
| 小学校の英語学習は、学習指導要領に基づき、全国的に3年生以降で行われています。 ただし、文部科学大臣の認定を受けて特別の教育課程を編成し、1年生~2年生から英語学習を取り入れている自治体や小学校もあります。 例えば、東京都品川区、埼玉県さいたま市、神奈川県横浜市などです。その他の地域でも、英語教育に力を入れ、小学校1年生から英語学習を始めている小学校は多く存在します。 そのため、お子様が通う小学校で ・英語教育がいつから始まるのか・どのような取り組みを行っているか を調べてみましょう。 インターネットで「小学校 英語教育 自治体名(小学校名)」などと検索すると、各自治体や小学校の英語教育について調べられます。 |
1-2. 5年生~6年生|4技能を段階的に強化し、中学英語につながる基礎を養う
5年生~6年生になると、「外国語」として英語が正式な教科に加わります。授業時間も年間70時間に増え、週に2回程度のペースで英語の授業が行われます。
5年生からは、英語が教科になることで、国語や算数と同様に通知表に成績が付くことを覚えておきましょう。
5年生~6年生では、4年生までに身に付けた「聞くこと」「話すこと」に加え、「読むこと」「書くこと」の学習が始まります。
これまで、音声中心で学んできた英語の音や基本的な表現を、文字への学習につなげ、コミュニケーションをとるための基礎を養うことを重視しています。
ただし、5年生~6年生で取り組む「読むこと」「書くこと」は、中学校に向けて慣れ親しむ段階です。
そのため、
・「読むこと」では、音声で慣れ親しんだ簡単な語句や表現を読める
・「書くこと」では、例文を参考にして書いたり、書き写したりする
といった内容が中心となります。
基本的には、文法についての指導は行わず、英語に触れる中で自然と文構造や語順に気付き、理解することを目指します。
5年生~6年生で求められる英語スキルをまとめると、以下の通りです。
【求められる英語スキル:5年生~6年生】
| ・英語で短い話を聞き、概要を理解できる ・英語の質問を聞き、その場で考えて答えられる 5年生:「How do you spell it?」「What do you have on Monday?」など 6年生:「My Summer Vacation」「What sport do you want to watch?」など ・話す内容を整理し、英語で自分の考えや自己紹介、気持ちなどを伝えられる・英語を見て読めるようになる ・語順を意識しながら書き写せる |
参考:文部科学省「小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック」
2. 【学年別】小学生が学校外で英語を勉強する際に重視したいこと

小学校で学習する英語の概要を理解できたところで、家庭でサポートする場合は、お子様にどういう勉強をさせたらよいか気になりますよね。
この章では、
「子どもに、学校以外で英語を勉強させるときは、何を重視して取り組んだらいいの?」
という疑問にお答えしていきます。
お子様の年齢や英語スキルに合わない勉強に取り組ませると、
・英語の勉強が嫌いになる
・英語に苦手意識を持つ
などの可能性が高まります。
学年別に重視して取り組みたい部分を紹介するので、お子様にとって適切なサポートを選択するための参考にしてください。
お子様の学年の内容をすぐにご覧になりたい方は、以下のリンクから該当する部分に飛んでください。
・1年生~2年生は、英語への興味・関心を高めることを重視する
2-1. 1年生~2年生は、英語への興味・関心を高めることを重視する
1年生~2年生が、学校で英語学習が始まる前に取り組みたいことは、英語に対する興味関心を高める活動です。
低学年は、母国語である日本語を習得している途中であり、いきなり英語の勉強をさせても理解が追い付かないケースがほとんどです。
そのため、多くの英語に触れて、異文化への興味や関心を育むことを重視しましょう。
例えば、
・絵本の読み聞かせを通して、日本語と英語の文字・発音の違いに気付く
・動画を見て、文化や習慣などの違いを知る
・歌で英語の発音を体験する
といった活動で英語に慣れ親しみ、お子様の興味や関心を引き出します。
また、お子様は耳から入ってくる情報を吸収し、真似をするのが得意です。英語学習が始まる前の1年生~2年生の時期に、たくさんの英語に触れることは、真似できる機会を増やすことにもつながります。
大人が話す英語を聞いて、英語の発音やアクセントなどを耳から無理なく吸収し、リズムよく真似できるようになれば理想的です。
英語に興味や関心を持つことが、
「英語って面白い」
「もっと英語を知りたい」
という英語学習の内発的な動機づけにつながります。
お子様に、これからの英語学習に積極的になってもらうため、1年生~2年生の時期は多くの英語に触れる機会を与えてあげましょう。
1年生~2年生におすすめの勉強法は、「3. 1年生〜2年生におすすめの英語勉強法3つ」で解説しています。すぐに知りたい方は、リンクから飛んでご確認ください。
2-2. 3年生~4年生は、英語を使うことに自信を持たせる
3年生~4年生は、英語に慣れ親しみながら、コミュニケーションをとる授業が始まります。この時期は、お子様が英語に自信を持ち、積極的に授業に参加できるようサポートすることが大切です。

3年生~4年生になると、英語で話すことに抵抗感を覚えるお子様も出てきます。
例えば、英語に対して以下のような感情を抱いているケースです。
| ・塾で英語を学習している友達と比較し、上手に発音できないことを恥ずかしく感じる ・間違えや失敗した経験から、英語の発言を恐れる ・ネイティブのような発音に恥ずかしさを感じ、わざとカタカナ英語で話そうとする |
お子様が「英語を使うことが恥ずかしい」「英語で話したくない」と感じてしまうと、英語の勉強に消極的になります。苦手意識にもつながるため、英語を使うことに自信を持たせることが必要です。
そこで、英語を話すことを「特別なこと」ではなく、「普通のこと」「当たり前のこと」だと感じられるように、英語に触れる機会を増やしてあげましょう。
・英語で話した内容が通じた
・英語が役に立った
という成功体験ができれば、より英語を身近に感じ、英語を使うことに自信が持てるはずです。
もし、お子様がすでに英語に対して恥ずかしさや抵抗感を持っている場合、環境を変えてみることも有効です。
一度恥ずかしいと感じた環境では、なかなか勇気が出ないこともあります。英語のイベントに参加したり、英語を勉強する場所を変えたりすることでチャレンジしやすくなるでしょう。
3年生~4年生におすすめの勉強法をすぐに知りたい方は、「4. 3年生〜4年生におすすめの英語勉強法3つ」をご覧ください。
2-3. 5年生~6年生になったら、中学英語の準備を開始する
5年生~6年生になったら、小学校の学習内容を復習して定着させるだけでなく、足りない部分を補うための勉強が必要になってきます。
なぜなら、現状、英語学習における小学校・中学校の連携は十分とは言えず、中学校に進学してから英語の勉強につまずくお子様が非常に多いからです。

2020年度の新学習指導要領の全面実施により、3年生から英語学習がスタートし、5年生からは正式な教科としての英語学習が始まりました。
小学校の4年間で、よく使われる表現など600~700語の単語を学習しますが、すべての単語を完全に覚えて、使いこなすレベルまでは求められていません。
文部科学省が作成した「小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック」には、小学生に求める「書くこと」のスキルについて、以下のように記載されています。
| 書き写す経験の中で、例を参照しなくても語句や表現を書ける児童がいるかもしれない。しかしながら、小学校段階では、すべての児童に、綴りを覚えて語句や表現を書くことができるようになることを期待するのは不適切であることに留意する。 引用:文部科学省「小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック」 |
つまり、「小学校を卒業する時点で、単語のつづりを完全に覚え、書けるようになっている必要はない」という考えです。
しかし、実際は中学校に入るとすぐに文法の学習が始まり、書くこと・読むこと中心の学習に変わります。「見て書き写す」段階から、急に「正確なつづりを理解して書く」ことを求められるのです。
・小学校の英語の授業が、中学進学後のつながりを意識した内容になっていない
・小学校でどんな英語学習をして、何を身に付けたのかを、中学校の教師が知らない
このようなケースは、決して珍しいことではありません。
| 【小学校と中学校の連携に関して、実際のデータを見てみよう】5 小学校と中学校の英語学習の連携が不十分なことは、文部科学省が令和5年度に実施した「英語教育実施状況調査」のデータからも読み取れます。 引用:文部科学省「令和5年度「英語教育実施状況調査」概要」 左側の円グラフを見ると、英語教育において「小学校との連携に取り組んでいる中学校」は82.8%あり、一見多いように見えます。 しかし、右側の棒グラフからわかるように、連携の形態はほとんどが ・情報交換:74.8%(授業参観、年間指導計画の交換等)・交流:52.5%(指導方法等についての検討会、授業参観後の研究協議等) の2つです。 ・連携したカリキュラムの作成・学習到達目標などの設定 に取り組んでいるのは全体のわずか27.6%であり、7割以上が、連携による具体的な取り組みにまで至っていないことがわかります。 さらに、17.2%の中学校では、小学校との連携が全く行われていませんでした。 |
小中の連携が不十分なことで、一番大変な思いをするのは、教えられているお子様です。
何の準備もしないまま進学し、得意だったはずの英語に自信を失い、苦手意識を持ってしまうお子様も増えています。小学校の英語が理解できているからといって、安心はできないのです。
そのため、5年生~6年生になったら中学校を見据えた勉強が重要になります。
具体的には、以下の2つに取り組み、中学英語でつまずかないための準備を始めましょう。
・「書くこと」「読むこと」の強化
・小学校の学習内容の定着
余裕があれば、中学校の英語の先取り学習も行うと、中学校の英語授業に自信を持って臨めるはずです。
5年生~6年生におすすめの勉強法をすぐに知りたい方は、「5. 5年生〜6年生におすすめの英語勉強法2つ」のリンクからご確認ください。
次の章からは、おすすめの方法をお子様の学年ごとに紹介していきます。
| 中学受験をする方は、志望校の募集要項や求める英語力をチェックしておこう |
| 中学受験を検討している場合は、志望校に合わせた英語の入試対策が必要になるため、早めに志望校の募集要項をチェックしておきましょう。 受験する学校によって、英語入試の導入状況や入試で求められる英語力が異なるからです。 英語入試は、2024年時点で首都圏の私立・国立校の約4割が導入しています。多くは選択式のため、英語を使わずに試験を受けることも可能ですが、中には英語が必須科目になっている学校もあります。 入試で求められる英語力は、学校によって差があるものの、英検で表すと4~3級程度が多い傾向です。 英検取得者を対象に、試験の免除や加点などの優遇措置を行っている学校もあるため、英語入試を考えているなら、英検取得にチャレンジすることがおすすめです。 取得している級で加点点数が変わるので、まずは5級から挑戦し、段階的に難易度を上げていくとよいでしょう。 現時点で英語入試を取り入れていない学校も、今後導入が進む可能性があります。そのため、志望校によっては、英語の受験対策が必要になるかもしれません。 中学受験を考えているお子様は、早めに情報を集め、英検取得や英語の入試対策などに取り組みましょう。 |
3. 1年生〜2年生におすすめの英語勉強法3つ

1年生~2年生のお子様には、英語に対する興味や関心を高めるため、英語を使って楽しむ経験をたくさんさせてあげましょう。
低学年のお子様は、親御様が驚くほどのスピードで英語の音やリズムを自然に吸収してくれます。
プレッシャーを感じることなく楽しく英語に触れることで、英語に対する「楽しい」イメージが定着し、将来の英語学習へのモチベーションアップも期待できるでしょう。
1年生~2年生におすすめの英語勉強法は、以下の3つです。
| 1年生~2年生におすすめの英語勉強法 |
| ・英語の歌を歌う ・英語の絵本を読み聞かせる ・アルファベットの読み書きを練習する |
3-1. 英語の歌を歌う
歌を活用すると、お子様が楽しく歌う中で自然と英語を覚えられます。英語を聞くことや発音のトレーニングにもなるため、遊びの1つとして積極的に取り入れてください。
英語の歌詞をリズムやメロディにのせて歌うと、自然と記憶に残りやすくなります。楽しく遊びながら、英語の発音やイントネーション、フレーズ、単語など、抵抗感を持たずに勉強できるでしょう。
・日本で有名な童謡の英語歌詞
・好きなアニメ映画の英語曲
など、お子様の好みに合わせて歌を選べば、より積極的に取り組めます。
英語で歌えるようになると自信が付き、これからの英語学習への意欲にもつながるはずです。
お子様が積極的に英語に触れるきっかけとして、英語の歌を取り入れてみてください。
3-2. 英語の絵本を読み聞かせる
英語絵本の読み聞かせは、英語学習前の1年生~2年生のお子様におすすめの方法です。
お子様の耳が英語の音に慣れ、わからない言葉を推測して理解する力が身に付きます。
英語の絵本を繰り返し読み聞かせると、お子様の耳が日本語とは異なる
・英語の発音
・リズム
・抑揚
に慣れていきます。
低学年から英語を繰り返し聞くことで、英語の聞き取りや発音能力の向上が期待できるでしょう。
また、物語を通して単語や表現の意味を理解していくため、お子様が出てくる単語の意味をわからない段階でも読み聞かせの効果が期待できます。
小学生に対して英語の絵本読み聞かせをした研究によると、英語の意味がわからなくても推測によっておおよその内容を理解できるという研究結果が出ています。
・描かれている絵
・聞き取れた英語
・口調
・ジェスチャー
などから表現や単語の意味を自分で推測し、絵や単語を結び付けて覚えるため、記憶にも定着しやすくなるのです。
読み聞かせる際は、お子様に「真似してみたい」「一緒に言ってみたい」と思わせるよう工夫すると効果的です。
お子様が真似して一緒に発音したくなるように、英文のリズムを生かして抑揚を付け、楽しく読み聞かせてあげましょう。
英語の絵本は図書館などでも借りられるので、手軽に取り入れられます。種類も多いため、お子様も飽きることなく続けられるはずです。
3-3. アルファベットの読み書きを練習する
英語の音にある程度慣れ親しんだら、1年生~2年生のうちにアルファベットの読み書きを練習しておくことがおすすめです。
早いうちから少しずつ取り組んでおけば、小学校で英語学習が始まったときにお子様が余裕を持って授業を受けられます。
日本語学習でも、たくさんのひらがなを見て読めるようになってから書く練習に移ります。そのため、まずは、アルファベットを読む練習から始めましょう。
読む練習は、アルファベットの表を貼り、ABCの歌を歌いながら覚える方法がおすすめです。
アルファベットを指で差しながら音と形を結び付け、間違えずに読めるようになったら、少しずつ書く練習を始めます。
書くときは、英語専用の4本線が入ったノートや紙を用意し、正しい位置に合わせて書けるようにサポートしてあげましょう。
アルファベットは、大文字と小文字で形が違うもの、bとd、pとqのように向きが違うものがあり、お子様にとっては非常に難しく感じます。1文字ずつ、時間をかけて練習しましょう。
4. 3年生〜4年生におすすめの英語勉強法3つ

3年生~4年生になったら、お子様が英語を使って積極的にコミュニケーションをとれるようにサポートしましょう。
英語に抵抗感を持たずに話せるように、日常的に英語に触れる機会を増やしたり、英語が役に立つ体験をさせたりする勉強法がおすすめです。
また、中学年になると自立心が強まり、勉強を促されることに反発するお子様もいます。
そのため、「勉強」を意識させる方法よりも、お子様が自ら楽しめる方法で学ばせるほうが、スムーズに取り組めるでしょう。
3年生~4年生におすすめの英語勉強法は、以下の3つです。
| 3年生~4年生におすすめの英語勉強法 |
| ・英語のアニメや動画を視聴する ・英語学習アプリを活用する ・英語を使ったイベントなどに参加する |
4-1. 英語のアニメや動画を視聴する
子ども向けの英語のアニメや動画を視聴し、英語に楽しく触れる機会を増やしましょう。
お気に入りのキャラクターが出てくるアニメや動画をチョイスすれば、お子様が勉強だと感じずに楽しく視聴でき、英語をより身近に感じられます。
種類も豊富にあるため、お子様の英語力に合ったものを選びやすいでしょう。
子ども向けのアニメや動画はシンプルな英語表現が多く、ストーリーも理解しやすい傾向にあります。
初めはわからない部分もあるかもしれませんが、英語の発音やイントネーションに慣れると、徐々に知っている表現を聞き取れるようになるはずです。
また、無理に難しい内容やセリフが長いアニメを選ぶことは避け、お子様の英語力よりも「少し優しいかも」と感じるものを選んでください。難しすぎるとお子様が視聴をつらく感じてしまいます。
視聴してみてお子様が簡単に感じるようであれば、段階的に難易度を上げていきましょう。
・テレビの教育番組
・動画配信サービス
・動画投稿サイト
などさまざまなコンテンツを活用し、お子様の英語力に合うもの、楽しめるものを見つけてください。
4-2. 英語学習アプリを活用する
英語学習アプリを活用すると、場所や時間を選ばずに手軽に英語を勉強できます。
ゲーム感覚で楽しめるアプリが多いため自発的な勉強が期待でき、英語学習の習慣化にも役立つでしょう。
英語学習アプリにはさまざまな種類があり、お子様の英語スキルや性格、好みに合わせたアプリを選んで利用できます。
無料で使えるアプリも多くありますが、
・一定期間が過ぎると有料になるアプリ
・無料版だと機能が制限されているアプリ
もあるので注意してください。
また、英語学習アプリだからといって、時間制限や親御様の管理なしに取り組ませるのは避けましょう。
お子様がゲーム性のあるアプリに依存する可能性もあるため、ご家庭でルールを決めて活用することが大切です。
英語学習アプリは、お子様が遊び感覚で取り組めるので、英語の勉強を無理なく継続できるでしょう。
4-3. 英語を使ったイベントなどに参加する
勉強の方法とは少し異なりますが、お子様が英語を話すことに抵抗感がないようなら、英語を使ったイベントに参加することをおすすめします。
お子様が実際に英語を使う場面を経験することで、小学校や家庭の中だけでは得られない「生きた英語」に触れられるからです。
自分の英語が伝わる嬉しさや、英語が役立つ瞬間を実感し、お子様の「もっと英語を話せるようになりたい」というモチベーションが自然に高まるでしょう。
小学生向けの英語イベントは、
・地域のボランティア
・英語塾
・英会話スクール
など、さまざまな団体が開催しています。
特に、ハロウィンやクリスマス、イースターなどの季節は多くのイベントが開催されており、無料で参加できるものも多い傾向です。
地域の情報誌や、インターネット検索で探せるため、興味のある方はぜひ調べてみてください。
お子様にとって、実際の体験を通じて得られる学びは、今後の英語学習に大きく役立つはずです。
英語でコミュニケーションをとる機会を増やし、実践的な英語スキルを身に付けるために、積極的にイベントを活用しましょう。
5. 5年生〜6年生におすすめの英語勉強法2つ
5年生~6年生からは、英語に楽しく触れるだけでなく「学ぶ楽しさ」を重視した勉強を取り入れることが大切です。これまで紹介した英語を楽しむ勉強法に加え、中学英語に向けた準備も始めましょう。
小学校で学んだ英語をしっかりと定着させ、中学校で学ぶ内容を先取り学習しておくと安心です。基礎的な文法や単語を学習しておくと、英語で進行する中学校の授業に余裕を持って臨めます。
お子様がモチベーションを保ちながら前向きに勉強できるよう、時間をかけて段階的に取り組みましょう。
ここでは、5年生~6年生におすすめの英語勉強法として以下の2つを紹介します。
| 5年生~6年生におすすめの英語勉強法 |
| ・英語の学習教材を活用する ・小学生向けの英語塾に通う |
5-1. 英語の学習教材を活用する
5年生~6年生が家庭で英語を勉強するなら、英語学習教材を使う方法がおすすめです。
市販のワークや通信教材などを活用すると、お子様の学年や英語力に合わせた勉強ができます。
5年生になると、小学校では教科としての英語学習が始まりますが、何から始めたらよいのか、どこまで理解させるべきかわからず不安な親御様もいるでしょう。
英語学習教材は、学年ごとに必要な英語の学習内容が、理解しやすい表現でまとめられています。教材に沿って勉強を進められるため、英語の勉強内容や方法で迷う必要がありません。
種類も豊富にあるので、
・飽きやすい性格だから、音や動き・ゲーム要素が多く、集中しやすいタブレット型の教材を選ぶ
・単語・文章を書く練習や、机に向かって勉強する習慣を身に付けるためテキスト型の教材を選ぶ
・聞く力や話す力を強化したいから、オンライン授業を受けられる教材を選ぶ
など、お子様の勉強スタイルや伸ばしたい力に合わせて教材を選ぶとよいでしょう。
5-2. 小学生向けの英語塾に通う
お子様が英語に自信がなかったり、苦手だったりする場合は、小学生向けの英語塾に通って早めに対策しましょう。
苦手意識を持ったままでは英語の授業に積極的に参加できず、どんどん付いていけなくなってしまうからです。
塾を活用すると、お子様の英語力を客観的に把握し、苦手な部分や理解が不十分なところを重点的に強化できます。
また、塾の講師は多くのお子様を指導してきた経験から、小学生がどの部分を難しいと感じるかを理解しています。
そのため、お子様が
・理解できていない部分
・どこが苦手か言語化できない部分
を洗い出し、英語力や理解度に合わせた効果的な指導を受けられるでしょう。
英語の塾は、ニーズに合わせたカリキュラムで手厚いサポートを受けられることも特徴です。
・英検などの資格試験対策
・中学受験の英語入試対策
・中学英語の先取り学習
などのサポートも行っているため、「英語をもっと勉強したい」と考えているお子様にもおすすめです。
塾で他のお子様と一緒に授業を受けることで、「友達と一緒に頑張りたい」「負けたくない」と感じ、勉強のモチベーションを上げるきっかけにもなります。
英語に少しでも苦手意識があるなら、英語塾でプロの指導を受けて早急に解消しておきましょう。
小学生の英語塾については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
「小学生 英語 塾」
6. 【お子様に英語の勉強を好きになってもらうために】親御様にしてほしいサポート3つ

ここまで、お子様の学年別におすすめの英語勉強法を解説してきました。
ただし、実際にお子様が英語を勉強する際には、親御様のサポートが欠かせません。
小学生のお子様は、
・自分に合った勉強法を見つける
・モチベーションを保ちながら勉強を継続する
といったことを、1人で判断し行動することが難しいからです。
親御様が適切なサポートをしてあげることで、お子様が英語学習に前向きになります。自発的な学びによって英語スキルが向上し、自信を持って今後の英語学習に取り組めるようになるはずです。
具体的には、以下の3つを意識してお子様の英語勉強をサポートしてあげましょう。
| お子様の英語の勉強で、親御様にサポートしてほしいこと |
| ・お子様が「英語が楽しい」と感じる方法を選ぶ ・親御様も一緒に学ぶ姿勢を見せる ・英語の勉強を継続できるようサポートする |
6-1. お子様が「英語が楽しい」と感じる方法を選ぶ
英語の勉強は、お子様が楽しいと感じる方法で取り組むことが非常に重要です。
特に、中学年までは英語でコミュニケーションをとる楽しさを知り、興味や関心を引き出すことを優先してください。
楽しく学ぶことで、英語に対して自然と興味を持ち、自発的に学ぶ意欲が高まります。
お子様が楽しい体験の中で「どうしたら伝わるかな」「どういう意味なんだろう」と英語に興味を持つことが、今後の英語学習につながるのです。
一度、英語に「楽しくない」「面倒くさい」というネガティブな感情が植え付けられてしまうと、改善が難しくなります。
中学生以降の英語の勉強にも影響が出てしまうため、興味がない状態で無理やり勉強させることは避けてください。
お子様が楽しみながら勉強できる方法を選ぶことで、自発的に学ぶ習慣や、英語学習に対する前向きな姿勢が身に付くはずです。
6-2. 親御様も一緒に学ぶ姿勢を見せる
お子様1人で英語を勉強させるのではなく、親御様も参加しましょう。親御様と一緒に英語を楽しむことで、お子様のモチベーションが高まります。
親御様が積極的に学んでいる姿を見れば、お子様もその姿勢に影響されます。1人で勉強をさせるよりも、英語学習に前向きになってくれるでしょう。
一緒に学ぶといっても、親御様が英語を教える必要はありません。
例えば、
・お子様と一緒に英語で歌を歌う
・アニメや動画を見ながら真似してみる
・挨拶や簡単な表現を使って、お子様に英語で話しかける
・わからない表現をお子様と一緒に考える
のように、一緒に学ぼうとする姿勢で取り組むことが大切です。
親御様が学ぶ姿を見せることは、お子様にとって大きな刺激になります。
高学年になって
・一緒に学ぶことが難しくなった
・お子様が「もっと勉強したい!」と考えている
というときは、英語の塾などでプロのサポートを活用するとよいでしょう。
6-3. 英語の勉強を継続できるようサポートする
お子様が英語の勉強を継続できるように、サポートをしてあげましょう。
記憶は繰り返すことで定着しやすくなります。勉強を始めても、すぐにやめてしまっては、せっかく覚えた英語の発音や表現などを忘れてしまいます。
小学生は好奇心が旺盛で、さまざまなことに興味を持ちますが、短期間で飽きてしまうことも珍しくありません。
英語に全く触れなくなってしまうと、覚えたことを忘れてしまうため、1日短時間でも毎日英語に触れるように促してあげましょう。
例えば、以下のような方法です。
・毎晩2冊の英語の絵本を読み聞かせる
・毎日、学習した英語表現を使って短い会話や挨拶をする
・車での移動中に、英語の歌を流す
ただし、お子様に合わない方法を無理に続ける必要はありません。
・単調な繰り返し練習が苦手なお子様は、ゲーム性のある方法に変える
・飽きやすいお子様は、いくつかの方法を組み合わせて、飽きる前に切り替える
など、お子様の性格や好みに合わせて工夫し、英語の勉強を楽しみながら継続できるようサポートすることが大切です。
7. まとめ
この記事では、小学生の英語の勉強について知りたい親御様に向けて、以下の内容を解説しました。
| ・小学生が勉強する英語の内容 ・学校外で英語を勉強する際に重視したいこと ・学年別のおすすめ勉強法 ・お子様の英語の勉強で、親御様にサポートしてほしいこと |
以下に、この記事の概要をまとめます。
◆小学生が勉強する英語の内容
| ・3年生~4年生|聞くこと ・話すことを中心に英語に慣れ親しむ ・5年生~6年生|4技能を段階的に強化し、中学英語につながる基礎を養う |
◆【学年別】小学生が学校外で英語を勉強する際に重視したいこと
| ・1年生~2年生は、英語への興味・関心を高めることを重視する ・3年生~4年生は、英語を使うことに自信を持たせる ・5年生~6年生になったら、中学英語の準備を開始する |
◆【学年別】小学生におすすめの英語勉強法
| 学年 | おすすめの英語勉強法 |
| 1年生~2年生 | ・英語の歌を歌う ・英語の絵本を読み聞かせる ・アルファベットの読み書きを練習する |
| 3年生~4年生 | ・英語のアニメや動画を視聴する ・英語学習アプリを活用する ・英語を使ったイベントなどに参加する |
| 5年生~6年生 | ・英語の学習教材を活用する ・小学生向けの英語塾に通う |
◆お子様が英語を勉強するにあたり、親御様にしてほしいサポート
| お子様の英語の勉強で、親御様にサポートしてほしいこと |
| ・お子様が「英語が楽しい」と感じる方法を選ぶ ・親御様も一緒に学ぶ姿勢を見せる ・英語の勉強を継続できるようサポートする |
小学生のお子様に英語を勉強させるときは、お子様の学年や求められている英語スキルに合わせて、適切な方法を選ぶ必要があります。
低学年のお子様は「楽しんで英語に触れ、英語への興味や関心を高めること」、中学年のお子様は「自信を持って英語を使えるようになること」を意識して選びましょう。
高学年のお子様は、中学英語の準備を意識した勉強を始めることで、進学してからも自信を持って英語学習に取り組めます。
お子様にとって最適な英語勉強法を見つけ、モチベーション高く保ちながら英語の勉強を続けていくために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。