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高校受験・入試

大宮高校の偏差値と内申点は?合格ラインと入試対策を徹底解説

「埼玉県でトップレベルの高校を目指したい」

そう考えたとき、真っ先に名前が挙がるのが、県立浦和・浦和一女と並び「公立御三家」と称される大宮高校です。

共学トップ校としての人気は凄まじく、毎年多くの受験生がハイレベルな争いを繰り広げています。「どれくらいの偏差値があれば合格できるの?」「内申点はオール5じゃないと無理?」と、ご不安を抱えている保護者様も多いのではないでしょうか。

大宮高校合格のためには、高い偏差値はもちろん、1年生からの積み重ねである内申点、そして埼玉県特有の「北辰テスト」の活用法を正しく理解することが不可欠です。

この記事では、最新データに基づいた合格ラインや、ライバルに差をつける入試対策について徹底解説します。実際に大宮高校に合格した生徒さんの声もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

【最新】大宮高校の偏差値と難易度

大宮高校の偏差値と難易度

埼玉県公立高校入試において、大宮高校はまさに「最難関」の一つです。まずは、合格の目安となる偏差値について、普通科と理数科の違いを整理しましょう。

普通科と理数科の偏差値比較

大宮高校には「普通科」と「理数科」の2つの学科があります。どちらも極めて高い学力が求められますが、理数科は県内でも頭一つ抜けた難易度を誇ります。

理数科:偏差値 73~75

県内全域から理数系のトップ層が集結します。募集定員が40名と少なく、偏差値75以上のお子様でも油断できない超難関です。

普通科:偏差値 70~72

共学人気も相まって、男子・女子ともに偏差値70の壁を安定して超える学力が求められます。

※偏差値は、埼玉県の中学生が受験する模擬試験(北辰テスト等)の合格者平均を目安としています。
参考:みんなの高校情報

埼玉県公立高校入試における位置づけ

埼玉県では、「浦和(男子校)」「浦和一女(女子校)」「大宮(共学)」の3校が、進学実績や難易度において別格の存在として扱われています。

特に大宮高校は、共学校を志望する最上位層の受け皿となっており、さいたま市内だけでなく、川口、春日部、越谷など広範囲から優秀な生徒さんが集まるのが特徴です。

大宮高校合格の目安となる「北辰テスト」

大宮高校合格の目安となる「北辰テスト」

埼玉県で高校受験をするご家庭にとって、「北辰テスト」の結果は志望校選びの生命線です。大宮高校を目指す場合、このテストでどのような成績を取るべきなのでしょうか。

合格安全圏の偏差値はどのくらい?

結論から申し上げますと、大宮高校を「安全圏(A判定レベル)」として受験するには、偏差値71~72以上をコンスタントに取り続けることが理想です。

偏差値70の壁
偏差値70はおおよそ上位2.3%以内を意味します。ここを一度だけでなく、複数回超えられるかが、受験校決定の大きな分かれ目となります。

理数科志望の場合
理数科を目指すなら、数学・理科での高得点は必須条件。5教科総合で偏差値74以上をマークする受験生も珍しくありません。

偏差値推移の見方と活用法

「一度だけ偏差値72が出たけれど、次は68に下がってしまった…」

こうした乱高下は、受験生にはよくあることです。保護者様にお伝えしたいのは、1回の結果に一喜一憂しないということです。

大宮高校の入試問題は、基礎知識だけでなく、それを応用する思考力が問われます。北辰テストの結果表にある「第1志望者内順位」や「過去3回の平均偏差値」を見て、常に集団の上位10%以内に留まれているかを確認してください。もし苦手単元が見つかった場合は、すぐに復習して穴を埋めるスピード感が、合格への鍵となります。

合格のカギを握る「内申点」の目安と計算方法

合格のカギを握る「内申点」の目安と計算方法

「当日の試験ができれば合格できる」と考えるのは危険です。埼玉県の公立入試では、中学校の成績である調査書(内申点)が得点化され、合否に大きく影響します。

1年生からの積み重ねが勝負!調査書の重要性

大宮高校合格者の内申点目安は、以下の通り非常に高い水準です。

目安:9教科合計 40~43以上(各学年)

「オール5(45)」に近い成績が必要です。「4」がいくつかあっても、主要5教科は「5」を揃えるのが当たり前の世界だとお考えください。

特に注意したいのが、埼玉県の調査書は「中1・中2・中3」すべての学年の成績が加算される点です。

「中3になってから頑張ればいい」では、大宮高校には届きません。1年生のうちから、定期テスト対策や提出物に全力で取り組み、コツコツと内申点を積み上げてきた生徒さんが有利になります。

当日点で逆転は可能?学力検査と調査書の比率

大宮高校の選抜基準(入試の配点比率)を見てみましょう。

内申点の学年比率= 1:1:2

中学3年生の成績が2倍換算されます。中3でのラストスパートが重要であることは間違いありません。

第1次選抜(定員の60%)= 学力検査 6 : 調査書 4

多くの高校が「5:5」や「4:6」を採用する中、大宮高校は「6:4」と当日の学力検査を重視する傾斜をかけています。

第2次選抜(定員の残り)= 学力検査 7 : 調査書 3

さらに実力重視となります。

内申点が目安より多少低くても(例:38~39程度)、当日の試験で高得点を叩き出せば逆転合格の可能性は残されています。しかし、ライバルたちも高得点を狙ってくるため、内申点のハンデは最小限に抑えておくのが賢明です。

参照元:埼玉県「令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準」

近年の倍率推移と入試問題の傾向

近年の倍率推移と入試問題の傾向

偏差値や内申点と並んで気になるのが、入試倍率と出題傾向です。

高倍率が続く理数科と普通科の動向

大宮高校は例年、県内トップクラスの高倍率となります。

理数科: 倍率2.0倍を超えることが多く、2人に1人が不合格になる厳しい戦いです。「どうしても大宮の理数科で学びたい」という強い意志を持った生徒さんが集まります。

普通科: 1.4倍~1.5倍前後で推移しています。決して低くはなく、ミスが許されない緊張感のある入試となります。

参照元:埼玉県「埼玉県公立高等学校における入学志願者数」

英数「学校選択問題」の対策は必須

大宮高校は、数学と英語において、より難易度の高い「学校選択問題」を採用しています。

これは、教科書レベルの基礎問題だけでなく、複雑な図形問題や長文読解など、応用力が試される問題です。

一般的な公立高校入試対策だけでは太刀打ちできません。「学校選択問題」に特化した演習を繰り返し、時間配分や難問の捨て方(取捨選択)のテクニックを身につけておく必要があります。

文武両道!大宮高校の魅力と大学進学実績

文武両道!大宮高校の魅力と大学進学実績

高いハードルを越えて入学する大宮高校。そこには、努力に見合う素晴らしい環境と、将来の可能性を広げる進路実績があります。

難関国公立大学への現役合格力

大宮高校の最大の特徴は、「現役合格」への強さです。2024年春の実績を見ても、その指導力の高さがうかがえます。

  • 東京大学:19名合格(うち現役16名)
  • 京都大学・一橋大学・東京科学大(旧東工大):多数
  • 早慶上理:合計300名合格

参照元:埼玉県立大宮高等学校「大学合格状況(令和5~7年度入試)」

「浪人してでも難関大へ」というよりも、学校の授業と講習、そして質の高い仲間との切磋琢磨を通じて、現役で最難関大学の門を叩く生徒さんが多いのが「大高(おおこう)」の伝統です。

行事も全力「チーム大宮」の校風

大宮高校の合言葉は「チーム大宮」。勉強だけの進学校ではありません。

体育祭や文化祭などの学校行事、そして部活動においても、生徒さんたちが自主的に企画・運営を行い、全力で取り組みます。「勉強も行事も、やるからには一番を目指す」。そんな熱いエネルギーに満ちた校風が、社会に出てからも活躍できる人間力を育んでいます。

【合格体験談】湘南ゼミナールから大宮高校へ!

実際に湘南ゼミナールに通い、厳しい入試を勝ち抜いて大宮高校に合格した先輩たちの声をご紹介します。

面白い先生と仲間の存在が、勉強を続ける力に

常盤中出身(男子)

「私は中学の初めから湘南ゼミナールに入りましたが、そのおかげで中学で最初の定期テストから高得点を取れました。湘南ゼミナールは面白い先生が多く、毎回授業が楽しいです。また、一緒に学ぶ仲間の存在で勉強を続けることができました。」

積極的なアウトプットで応用力を定着

大相模中出身(男子)

「湘南ゼミナールでは、積極的なアウトプットや小テストにより学んだことが定着し、応用問題も解けるようになったので良かったです。また、先生もフレンドリーで、抽象的な質問にも答えてくれて、志望校のイメージを固くしてくれて良かったです。」

夏ゼミ(勉強合宿)で人生一番の勉強を経験

大原中出身(男子)

「私の湘南ゼミナールでの一番の思い出は、夏ゼミ(勉強合宿)での経験です。夏ゼミでは、人生で一番勉強に打ち込むことができると思います。また、同じように高い目標を持つ仲間と交流し、小テストで良い結果が出たときに共に喜べるような一体感を味わうことができます。」

大宮高校合格への学習ロードマップ:内申と実力の両立

大宮高校合格への学習ロードマップ:内申と実力の両立

大宮高校合格のためには、「高い内申点」と「本番での得点力」の両方が求められます。どちらか一方だけでは合格ラインに届きません。

定期テスト期間:
内申点確保のため、主要5教科だけでなく実技教科も含めて「オール5」を目指す徹底的な対策が必要です。学校のワークを完璧にするのは当たり前、さらに一歩踏み込んだ応用問題への対応力が評価を分けます。

通常期間(受験対策):
中1・中2のうちから、中3レベルを見据えた先取り学習を行い、学校選択問題に対応できる「思考力の土台」を作ることが重要です。特に英数に関しては、教科書レベルを超えた演習量がモノを言います。

これらを個人の力だけで計画し、実行するのは至難の業です。埼玉県の入試制度に精通し、内申対策と受験対策のバランスを最適化できる環境に身を置くことが、合格への最短ルートとなります。

まとめ:湘南ゼミナールで大宮高校合格を掴もう

大宮高校は、埼玉県内の公立高校の中でも最高峰の難易度を誇ります。

合格を勝ち取るためには、偏差値70以上(北辰テスト)の学力、1年生から積み上げた高い内申点、そして難問である「学校選択問題」への対応力が不可欠です。

生半可な気持ちでは届かない目標ですが、正しい戦略と環境があれば、道は必ず開けます。湘南ゼミナールには、大宮高校を目指すお子様を強力にバックアップする環境が整っています。

  1. 思考力を鍛える「QE授業」
    テキストを使わず、講師が生徒さんに直接問いかけ、その場で考えさせる対話型授業。入試本番で求められる「瞬発力」と「思考力」を養います。
  2. 切磋琢磨できる「ライバル」の存在
    体験談にもあったように、湘南ゼミナールには高い志を持った仲間が集まります。模試の順位を競い合い、互いに高め合う環境が、お子様のやる気を最大限に引き出します。
  3. 埼玉県公立入試への「徹底対策」
    内申点アップのための定期テスト対策はもちろん、学校選択問題に特化した対策や情報提供を行い、常に最新の入試傾向に合わせた指導を行います。

「大宮高校に行きたい」というお子様の夢を、私たちが全力でサポートします。まずは無料体験授業で、湘南ゼミナールの熱気ある授業を体感してみてください。

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