その他
「海に森をつくる」~湘南ゼミナールの生徒さんによる地球温暖化対策活動~
2019.12.17
2019年12月1日(日)に、海を学び、わかめを植え付ける体験型イベント、「海育」in横浜・八景島シーパラダイスを今年初開催いたしました。
本日は、生徒さんたちがここ横浜の海で地球温暖化対策活動を通じて、海について学んだ様子を写真レポートにてお届けします。
水族館の裏側を探検するツアーで
飼育員さんの仕事に親しむ

イベント当日は天候にも恵まれ、12月にしては日差しも感じる暖かい気候となりました。まずは、飼育員さんによる水族館の裏側を巡る「バックヤードツアー」からスタート!

水族館に生きる動物たちが普段食べている餌を保管する冷凍庫や、サメなど大型の動物が暮らす巨大水槽を裏側から見学。飼育員さんから、普段聞くことができない動物たちの飼育について詳しく話を伺いました。

ツアー中は施設内の様々なところで、可愛い動物たちが歓迎してくれていました。

横浜・八景島シーパラダイスの飼育員さんは、動物を育てるだけでなく実際に海へと向かい、皆さんにご覧いただく魚を捕まえたりもしています。水温が低い冬の季節にもドライスーツを着て海中へと潜り、捕まえた魚を元気な状態で運ぶ専用のトラックで運搬しています。


そして本イベントの醍醐味、生徒の皆さんでワカメの植え付けを行う「うみファーム」へ。
このイベントでは、地球温暖化について学び、横浜市が進める地球温暖化対策「*ブルーカーボン」の活動を生徒の皆さんが行いました。
近年注目される地球温暖化対策活動
「ブルーカーボン」とは??

地球温暖化の原因とされる温室効果ガスのうち、二酸化炭素は人間の生活や活動から生み出されています。その二酸化炭素を吸収し、酸素に変える活動として広く知られているのが熱帯雨林(森)をはじめとした陸上生物による活動「グリーンカーボン」です。
しかし、実は海も多くの二酸化炭素を吸収しています。海中植物が二酸化炭素を吸収・補捉される炭素を「ブルーカーボン」といい、近年注目が集まっています。
このブルーカーボンは、2009年の国連環境計画(UENP)の報告書で命名され、横浜市でも「横浜ブルーカーボン事業」として、官民一体となって地球温暖化対策活動に積極的に取り組んでいます。

ワカメやアマモ、植物プランクトンなどはもちろん、カルシウムの骨格をもつサンゴの仲間も炭素を吸収しています。
日本の国土面積は世界で61位ですが、四方を海に囲まれているため、海岸線の長さは世界6位ととても恵まれています。この「ブルーカーボン」で注目されているワカメやアマモといった海中植物は海岸線に多く分布するため、地球温暖化対策を行う上で海を利用することはとても重要とされています。
そこで、このイベントでは地球温暖化対策となる「ブルーカーボン」の活動として、生徒の皆さんが横浜の海に森をつくります。



生徒さんは飼育員さんが植え付ける様子を見よう見まねで、種糸をロープに巻き付けて植え付けを行いました。



この日植え付けたワカメは、来年3月まで横浜・八景島シーパラダイス内の海で育てていきます。そして来年3月15日(日)に、参加いただいた生徒さんたちの手でワカメの刈り取りを行います。ご参加された方で、刈り取りまでの期間に横浜・八景島シーパラダイスへ行かれる際には、ぜひ湘南ゼミナールワカメの途中経過を観察してみてください。
以上、会場レポートより
本イベントには湘南ゼミナールグループが運営する学習塾(湘南ゼミナール各コースおよび森塾)の生徒さんと保護者様120名にご参加いただきました。湘南ゼミナールでは、「ブルーカーボン」の活動を通して、海について学び、身近に感じていただくことで、生徒の皆さんが大人になっても美しい海が保たれることを願っております。
ご参加いただいた皆さま、横浜・八景島シーパラダイスの皆さま、誠にありがとうございました。初開催にて至らない点も多数あったかと思いますが、温かい感想のお言葉をいただき大変ありがたく思っております。ワカメの成長を楽しみに、次回ご来場も心よりお待ちしております。
※※本イベントは湘南ゼミナールCSR活動の一環として開催しております※※
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