湘ゼミコラム

高校受験・入試

高校の受験勉強はいつから?中2の3学期を境目に学年別の対策を解説

「受験勉強は、いつから始めればいいのかな」
「本格的な受験勉強は、何年生から始めれば間に合うんだろう」

高校受験を控えたお子様に、受験勉強をいつから始めさせるべきなのか、忙しい中学校生活の中で合格に向けた勉強をいつからどんなペースでやらせるべきなのか、悩みどころですね。

多くの人が経験する高校受験のための勉強は、義務教育期間の日々の学習の積み重ねの上にあるものなので、学校の授業の予習や復習をしっかりと行うことも、広義での受験勉強と言えます。

その上で、本格的な受験勉強を始めるのは、中2の3学期が最も良いタイミングです。

なぜなら、中学生活の3年間で、中2の3学期は実は最も学校行事が少なく、部活動や委員会に慣れ、学校生活そのものに余裕のある時期だからです。

とはいえ、この記事をお読みの方の中には、お子様がすでに中3であったり、まだ中1で何から始めればいいか分からない…という方もいらっしゃるでしょう。

「自分の子どもに、いまこの時点で、どんな受験勉強をさせたらいいんだろう?」

そうお悩みの親御様も、多いことと思います。

そこでこの記事では、高校受験のための勉強をいつから始めるべきか、また、学年や時期ごとにいつ・どんな勉強を集中して行うべきなのかについて、わかりやすく解説していきます。

本記事のポイント
・受験勉強をいつから始めるべきか知ることができる
・受験勉強をみんなはいつから始めているか知ることができる
・受験勉強でいつから/何をやるべきかを知ることができる
・受験勉強を始める学年別のやるべき優先順位を知ることができる

この記事を読むことで、受験勉強を始める最適なタイミングとその時ごとのやるべき勉強の内容を知り、効率的に勉強を進めて高校受験に臨むことができます。

一生に一度の高校受験です。

後悔なくしっかりと成果を出せるよう、本記事を参考に、いつから・どんな勉強をはじめるべきか、全体のスケジュール感を持って取り組んでいきましょう!

1. 受験勉強を始めるおすすめのタイミングは「中2の3学期!」

結論をお伝えすると、受験勉強を始めるおすすめのタイミングは、中2の3学期です。

実は中学2年生の3学期は、中学生活の中で学校行事や部活動が最も落ち着いた時期なのです。

時間的なゆとりができるので、落ち着いて受験勉強を始めることができます。

【中2の3学期に時間ができる理由】

・部活動の多くがオフシーズンに入る
・夏に比べて部活動の終了時間が1時間早い
・学校行事が落ち着く

秋に多い文化祭や体育大会などが終了し、生徒会も含めてほとんどの部活動がひと仕事を終えて落ち着く時期です。

また、社会科見学や学外のコンクールなどもほとんどが秋に開催されるため、それらの行事がひと段落した3学期は、年間で最も行事の少ない期間になります。

画像出典:厚生労働省 中学校3年間の行事(例)

一方で、年度が明けて中3の1学期を迎えてしまうと、以下のような理由でまとまった勉強時間を取ることが難しくなってしまいます。

【中3の1学期に勉強時間が取りづらい理由】

・修学旅行や実力テストなどの行事が増える
・委員会や部活、生徒会などで「長」の付く役職になり、後輩を指導したり先生と生徒の間に入って調整をしたりする立場になる
・中学校生活の集大成として部活動の練習が本格化する

時間的に余裕のある中2の3学期の間に、2年間で学習した内容の総復習を行って苦手の穴を塞いでおくことで、中3になってからの学習の理解が進み、受験勉強への対策がしやすくなるのです。

【中3の内申点は受験対策にも大きく影響する】

中3で高い内申点を狙うためには、1学期開始から万全の状態でスタートダッシュをすることが求められます。

なぜなら、高校受験で試験当日の点数とともに大きく結果に影響するのが、中3の1年間を通しての内申点だからです。

都道府県によっては、中3の内申点について、中1・中2の際の内申点の2倍評価をするところがあります。

中3の内申点は、新しい分野の勉強に加えて、中1・中2の学習の応用問題への対応が必要になってきます。

これは中3の夏休みや、秋になってしまうかもしれない部活動の引退後に始めたのでは、間に合うものではありません。

計画的な受験勉強によって、中3のスタートから高い内申点を得ることは、高校受験成功の秘訣と言えるでしょう。

2. 高校の受験勉強は中学3年生の夏休みに始める人が多いが、それだと遅い!

受験勉強を始めるおすすめのタイミングは「中2の3学期」とお伝えしました。

実際のところ、高校受験の勉強は、中学3年生になってから本格的に始めるケースが多いです。

学校の勉強の補助学習として塾や家庭教師などの支払い費用が増えるのは、中学3年生が圧倒的に多いことも、文部科学省の調査でわかっています。

【補助学習(塾・家庭教師など)の開始時期】

出典:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」

特に、中学3年生の夏(7〜9月)になってから、受験を意識した勉強スケジュールを立て始めるケースが一般的です。

長い夏休みを活用し、1・2年生の学習の復習を中心に、基礎固めを行うのです。

しかし、実際のところ、中学3年生の夏休みは、所属している部活動によって、まだ引退していない場合も多いのが実情です。

運動系部活動:夏季大会の終了まで
文化系部活動:秋のコンクールや文化祭まで

意外に思うかもしれませんが、吹奏楽部や美術部など文化系の部活動の方が、運動系よりも引退が遅いことが多いのです。

また、所属している部活動の成績が良い場合ほど、勝ち進むことで引退の時期が遅くなることも、注意しておきたい点です。

そのため、中学3年生になって「夏休みに入ってから/部活を引退してからやろう」という気持ちでいると、実際には部活動に時間を取られて受験勉強の時間を十分に取ることができなくなってしまうリスクがあります。

3. 受験勉強はいつ・何から始める?学年別にやることを解説

一般的に、受験には「フライングもスピード違反もない」と言われます。

受験勉強を始めるタイミングは、早ければ早いほど良いのです。

以下の表を元に、受験勉強の理想的な開始タイミングと内容について解説していきます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

3-1. 中1〜中2の2学期:日々の予習と復習で分からないところをなくす

中2の2学期までは、特別な高校入試のための対策ではなく、日々の学習について「分からないところをなくす」ことを目標に、予習と復習を行います。

特に、「数学」「英語」の2教科は、早い時期からの基礎固めが重要です。

数学は、現在の学習がしっかりと理解できていないと、次の学習が頭に入ってきません。

中1・中2で学習する「確率」について、さまざまな用語とともに数式の成り立ち方を理解しできていないと、中3で新たに学習する誤差や近似値などを正しく導き出すことができないのです。

また、英語についても、まず単語や文法などの「知識及び技能」の習得をし、次にそれを使った「思考力・判断力・表現力等」の育成が目標とされるため、土台となる知識は必要不可欠です。

中3で学習する内容をスムーズに理解し、高い内申点を得て高校受験を成功させるためには、中1・中2時点での地道な予習・復習の積み重ねがとても重要であると言えるでしょう。

参考:
文部科学省【数学編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説
文部科学省【外国語編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説

3-2. 中2の3学期:中1と中2の勉強の総復習をする

1. 受験勉強を始めるおすすめのタイミングは「中2の3学期!」」でもお伝えしたように、中2の3学期は、高校入試を意識した受験勉強を始めるのに最適なタイミングです。

目標は、中1と中2の勉強の総復習を行い、応用問題が正しく解けるようになることです。

日々の予習と復習でしっかりと苦手の穴を塞ぐことができている状態であれば、応用問題に挑戦したり、苦手な科目に時間を割くことができます。

先述もしましたが、数学と英語はこの時点で正しく理解していると、中3の学習を非常に効率よく進めることができるため、集中して穴を塞ぎましょう。

3-3. 中3の1学期:高い内申点を狙えるよう科目強化を始める

年度が変わって中3になったら、高い内申点を狙えるよう、苦手科目の底上げに時間を割きましょう。

国語隙間時間で読書をする
数学予習と復習で理解に穴がない状態を維持する
英語予習と復習で理解に穴がない状態を維持する
理科隙間時間で暗記をする
社会隙間時間で暗記をする

もし国語が苦手な場合は、語彙力と表現力を上げるために、隙間時間を読書に充てることも有効です。

数学と英語については、短時間でも良いので、引き続き予習と復習で理解に穴がない状態を維持します。

また、学校行事で忙しくなるため、隙間時間を使って社会や理科などの暗記を行いましょう。

3-4. 中3の夏休み:本格的な受験勉強を始める

中3の夏休みからは、本格的な受験勉強を始めます。

部活動でどうしても塾や予備校の夏期講習に通うことができない場合は、自宅で家庭教師をつけたりして、何らかの対策を行う家庭が多いです。

この時期に夏期講習に通うと、自分の学力を他校の生徒との相対で知ることができます。

また、自分と同じ高校を目指す他校生徒との交流から、自分が埋めるべき穴とその勉強法などを知ることができるため、できることなら夏休み中に一度は夏期講習に通わせたいものです。

3-5. 中3の2学期:志望校の過去問を行う

中3の2学期は、志望校を絞り込んで過去問題に取り組みます。

過去問題に取り組むことで、それまで平均的に底上げをしてきた5教科において、さらに細かい部分の苦手の穴を洗い出すのです。

暗記を中心とした社会や理科の隙間時間学習と、志望校の出題傾向に即した勉強を行い、年明けの高校入試を万全な状態で迎えます。

4. 【中1・中2・中3】今から受験勉強を始める場合のスケジュール

3. 受験勉強はいつ・何から始める?学年別にやることを解説」の章では、受験勉強の大まかな流れをお伝えしました。

しかし、この記事をお読みの方の中には、すでにお子さんが中2または中3である…という方もいらっしゃるでしょう。

大前提として、中学3年生に必要な年間の勉強時間は、640時間が最低水準です。

毎日宿題と復習に各30分、
受験勉強のための科目教科に60分で、2時間の勉強時間を確保できるとすると、
学校のある日の勉強時間が1年間で406時間取れることがわかります。

学校のない休日や夏休みなどの長期休暇には残りの234時間を充てれば、ひとまずの最低水準は達成できる計算になります。

宿題と復習:各30分/日=203時間/年(年間授業日数203日)
受験勉強(学校のある日):60分/日=203時間/年(年間授業日数203日)
受験勉強(土日や夏休み)の勉強時間=234時間/年

参考:文部科学省 資料2 標準授業時数の在り方について

毎日コンスタントに2時間の勉強時間を取ることができれば、高校入試までの土日に各2時間、週末で合計4時間を受験勉強に当てることで、最低水準である640時間はクリアできます。

ただし、部活動や習い事をしている場合には、健康的な睡眠時間との兼ね合いで、学校のある日の勉強時間を1〜1.5時間しか取れない…というケースもあることでしょう。

その場合の、土日や夏休みに取るべき勉強時間は、以下のようになります。

*1:年間授業日数203日として算出

*2:高校入試までの休日75日、夏休み35日、冬休み10日、計120日として算出

参考:文部科学省 資料2 標準授業時数の在り方について

注意したいのは、この勉強時間は「3. 受験勉強はいつ・何から始める?学年別にやることを解説」の章で解説した、中1・中2の学習に苦手の穴がない状態での受験勉強時間となります。

このことを踏まえた上で、受験勉強を開始する学年ごとに、どんな勉強をどんなスケジュールで行うのが良いか、それぞれ見ていきましょう。

4-1. 受験勉強を中学1年生から始める場合

中学1年生のうちから受験勉強を見据えている場合は、部活動や委員会などとの両立をしながら余裕を持って勉強を進めることができます。

基本的に、日々の勉強は予習と復習を中心にしっかりと行い、苦手の穴を塞ぐこと。
毎回の授業を確実に理解することが何より大切です。

特に、英語と数学はその時々に基礎を身に付けておかないと、あとの授業が理解できなくなって苦手教科になってしまう危険がとても大きな科目です。

分からないところは決して後回しにせず、少し時間をかけてでも確実に理解してから進めるようにしてください。

また、高い内申点を狙うため、定期テストで確実に好成績を取れるテスト勉強のやり方についても、覚えておくと良いでしょう。

定期テストは基本的に「最近習った範囲の復習」なので、暗記の多い理科や社会は定期テストを活用する形で集中的に知識を身に付けておきます。

中1の段階からこのテスト勉強のやり方を身に付けておくと、中3になって総復習をしたときに、すぐに記憶がよみがえるため、受験勉強をどんどん進めることができるのです。

. 受験勉強を中学2年生から始める場合

中2は部活動や委員会などで重要な役割を任されるようになるため、年間を通してとても忙しい1年と言えます。

一方で、学習内容は中1より難度が上がるだけでなく、進み方も速くなるため、受験勉強にも効率的に取り組む必要が出てきます。

中2から受験勉強を始める場合、具体的には、以下の優先順位に注意して進めていきます。

・現在の学習単元を完全に理解する
・中1の学習で分からなかったところの穴を埋める
・志望校を絞り込む

まず行うべきは、現在の学習単元を「完全に理解する」ことです。

ここでも日々の予習と復習が鍵になりますが、中2から受験勉強を始める場合には、「完全に理解した状態」をキープし続けることが重要になります。

その上で、部活や委員会のない日に、中1の学習の総復習を行います。

志望校を絞り込むことも、目標が明確になるため、あわせて進めておきたいことです。

4-3. 受験勉強を中学3年生から始める場合

中3になると、高校入試まではおよそ40〜50週ほどしかありません。

もしも「部活を引退してから…」と考えているとしたら、残された週数は20〜25週前後と、一気に半分になってしまいます。

中3のこの40〜50週で、中1・中2の学習の総復習と、中3の学習範囲の早めのキャッチアップをどれだけ行えるかが、受験勉強の鍵となります。

そしてこの40〜50週は、時期によってするべき受験勉強の内容が変わってくるため、順を追って解説していきましょう。

4-3-1. 中3の春から夏休み前までの17週間にするべき受験勉強
4-3-2. 中3の夏休みの5〜6週間にするべき受験勉強
4-3-3. 中3の夏休み明け17週間にするべき受験勉強
4-3-4. 中3の年明け〜入試までにするべき受験勉強

4-3-1. 中3の春から夏休み前までの17週間にするべき受験勉強

するべき受験勉強
・毎日の宿題と復習
・中3の学習の先取り

中3の春から夏休みまでは、部活動や委員会で「長」のつく立場になったり、メインの選手やメンバーとして、中学生活最後のイベントを盛り上げていくため、とても忙しい時期です。

しかし、実はこの時期こそが勉強との両立の正念場であり、中3の1年間で最も踏ん張らなければいけないタイミングです。

中3から受験勉強を始める場合は、毎日の宿題と復習に加えて、中3の学習を先取りして理解をスムーズにするため、塾や家庭教師をつけたいところ。

早めに中学3年間の全学習範囲を完了させることで、高校入試の前に勉強したことを定着させるための復習・確認の時間を取り、演習問題に取り組むことができるのです。

英語や数学の苦手の穴も、中3からの受験勉強スタートでは、個別に質問しながら着実に埋めていく作業が必要になります。

また、隙間時間には、英単語や社会・理科の暗記を行う習慣をつけていきます。

この段階で得意だと感じている教科があれば、その教科は現状維持を意識して、苦手な教科の底上げに注力するのがポイントです。

4-3-2. 中3の夏休みの5〜6週間にするべき受験勉強

するべき受験勉強
・中1・中2の学習の総復習
・弱点教科や弱点分野の対策

多くの生徒が受験勉強に本腰を入れるこの時期以降、志望校の合格判定や偏差値などの正確度が高くなります。

どんなに遅くても、この時期には受験勉強をスタートさせたいものです。

相対的な評価もさることながら、しっかりと自己分析をしながら以下の勉強を進めていくことが大切です。

ここでも重要なのは「得意を伸ばす」のではなく「苦手を埋める」勉強です。

自分の学習理解のどこに穴があるのか、具体的に見定めて対策をしていきます。

夏休みの40日間で苦手教科に集中し、基礎学力全体の底上げを計ることで、総合点が大幅に上がってモチベーションもアップします。

4-3-3. 中3の夏休み明け17週間にするべき受験勉強

するべき受験勉強
・過去問題や演習問題に取り組む

高校入試を控えた中3の秋にも、まだ新しい学習単元が残っています。

中3の秋には、この最終的な単元を確実に理解することと、これまでに積み上げてきた学習を得点力に変えるべく、志望校の過去問題に取り組んでいきます。

出題の傾向、問題文の構造や言い回しをしっかりと捉えて、求められている答えを的確に回答します。

この段階では、「知識がない」ことよりも「出題の意図を正しく捉えられない」ことが大きな減点に繋がるからです。

また、回答のスピードを上げて確認の時間を取ることも意識して過去問題や演習問題に取り組みます。

具体的には、回答する問題の優先順位づけ、記述問題の骨子の作り方などをしていきます。

4-3-4. 中3の年明け〜入試までにするべき受験勉強

するべき受験勉強
・ペースや生活習慣を変えずコンスタントに演習を継続

受験する高校が公立か私立かによって、年明けから入試までの期間は異なります。

地域によって多少異なりますが、私立高校の推薦入試を受験する場合は年明けからおよそ10日前後、公立高校の一般入試の場合は年明けから5〜6週間と、日数に大きく差が出ます。

この時期に大切なのは、「直前だから」と詰め込みすぎないこと。

12月までとペースや生活習慣を極端に変えることなく、コンスタントに勉強を続けることです。

また、志望校以外にも受験する高校がいくつかあるでしょう。

その場合にも、できなかった問題は必ず復習をして、自分が何をどこで間違ったのかの分析をしておくことで、「次に似たような問題に出会った時」に、大きく役立ってくれます。

5. 受験勉強の時間を確保するため塾や家庭教師を活用しよう!

塾や家庭教師などを利用して受験勉強を本格化させる生徒は、中3で圧倒的に増えます。

中3の夏休みまでは特に学校行事や部活動が多く、自分だけでは勉強時間を確保することや習慣化させることが難しいからです。

特に、受験勉強のスタートが中2の3学期や中3からといった場合は、個別指導の塾や家庭教師を選ぶことで、苦手の穴の対策に集中的に併走してくれるでしょう。

また、塾の場合、受験対策コースを利用することで、学校の学習を早めに進めるだけでなく、志望校への合格判定など、一人で学習していたのでは得られない相対的な情報を得ることができます。

どんな高校に入るかで、描ける将来の姿が大きく変わってくる大切な高校受験。

何よりお子様自身の頑張り時ではありますが、家庭でもその頑張りを全力でサポートしてあげたいものですね。


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. まとめ

今回は、高校受験の勉強をいつから始めるべきか、詳しく解説しました。

ポイントは以下の3つです。

・受験勉強を始める最もおすすめのタイミングは中2の3学期
・中3の定期テストの結果は高校入試に重要な内申点に大きくかかわる
・学年ごとにやるべきことに優先順位をつけて勉強する

高校受験を意識した、中学3年間の大まかな勉強スケジュールは、以下の通りです。

また、中3で受験勉強に充てる時間は、学校のある日とない日で、おおよそ以下のように配分します。

繰り返しになりますが、受験勉強は「フライングもスピード違反もない」ものです。

できるだけ早いタイミングから受験勉強を始めることで、むしろ余裕が生まれて着実な勉強習慣や達成感を得ることができるため、家庭でもしっかりと促して上げたいものですね。

この記事との出会いが、お子様の高校受験を成功に導くきっかけになることを祈っています。