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高校受験・入試

高校受験で内申点が足りない!5つの対処法と今から内申を上げる方法

高校受験で志望校を決める際に、「この高校を目指したいけれど、内申点が足りなさそう」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

まず、結論から言ってしまうと、内申点が足りなくても合格できる可能性は十分にあります。なぜならば、内申点はあくまで合格の基準のひとつに過ぎないからです。

具体的には、以下のケースに該当すれば、内申点が足りなくても合格できます。

内申点が足りなくても合格できる2つのケース

一般的に、内申点と学力検査(筆記試験)などを総合的に評価した上で、上位から順番に定員に達するまでの人数の受験者が合格できます。内申点が低くても、その合格ラインに達することができれば合格できるのです。

ただし、そうはいっても、内申点が足りないから対策を打っておきたいという方がほとんどでしょう。そこでこの記事では、内申点が足りない場合の対策方法を、以下の2つの時期に分けて詳しく解説していきます。

内申点が足りないからといって志望校を諦める必要性はありませんが、「内申点が足りない」ということをしっかりと認識して、対策を行うことはとても大切です。

ぜひこの記事を参考にして、現時点でできる対策をきっちり行っていきましょう。

※「内申点とは?」など基本的な知識を知りたい方は、「高校受験に打ち勝つ!内申点の仕組みや内申点を上げるポイントについて解説」の記事も参考にしてください。

※選考における内申点については、都道府県によってルールがかなり違います。この記事では神奈川県を中心に関東の高校についての解説が多くなっていますが、都道府県によっては全く前提が違うことがあるため注意してください。

1. 内申点が足りない!それでも合格できる2ケース

内申点が足りない場合、合格が難しいと考える方も多いでしょう。しかしながら実は、内申点が足りなくても合格できるケースは多くあります

高校受験の合否は内申点だけで決まるわけではないため、内申点が足りなくても、それだけが原因で落ちる訳ではありません。

具体的に、内申点が足りなくても合格できる2つのケースについて解説していきます。

1-1. 内申点は足りないが学力検査などの点数が良い

公立高校の共通選抜の合否は、内申点だけでなく学力検査の評価を総合して決定されます。地域によっては、学力検査の他に、特色検査などの結果も加味されます。

東京都の場合は、学力検査(受験当日の試験)と内申点の比率が7:3となっています。そのため、学力検査の点数が良ければ、内申点が足りなくても合格ラインに達する可能性は十分にあります。

また、神奈川県の場合には、以下のように、内申点・学力検査・特色検査の比率が決まっています。

【神奈川県公立高校入学者選抜選考基準(抜粋)】

学校名第1次選考第2次選考
比率学習の記録
(評定)
学力検査特色検査学力検査主体的に学習に取り組む態度(評価)特色検査
横浜翠嵐高校373822
湘南高校462822
柏陽高校372822
厚木高校462732

▲黄色のアンダーラインの部分が、内申点の影響を受ける部分

神奈川県公式ホームページの公立高校入学者選抜制度の概要にある「公立高等学校入学者選抜選考基準(PDF)」から抜粋しました。
※2024年度(令和6年度)入試共通選抜の比率です。

神奈川県の公立高校の場合でも、内申点が足りなくても、当日の試験や特色検査について対策をしっかり行うことで、合格できる可能性が高まります。

1-2. 内申点は足りなくても倍率が低く合格ラインにいる

もうひとつ、内申点が足りなくても合格できるケースとして、倍率が低くて基準点(合格ライン)に達している場合が該当します。

例えば、定員が100名の高校の倍率が1.1倍なら、受験した110名のうち100名は合格できることになります。内申点が足りず当日の試験でもそれほど点数を伸ばせなくても、合格できる可能性はあります。

ただし、定員割れ(倍率が1.0倍未満)でも、高校が定める基準に達していない場合には不合格となることもあるため注意は必要です。

※倍率については、「高校受験 倍率」の記事もぜひ参考にしてください。

2. 内申点が足りない時の対処法は時期によって違う

内申点が足りない時の対処法は、その時期によって異なります。

①受験直前足りていない内申点のまま、別の方法で合格を目指す詳しくは「3. 内申点が足りないまま高校受験に望む場合の対処法
②まだ猶予がある場合できるだけ内申点を上げる詳しくは「4. 内申点を上げる方法(高校受験まで猶予がある場合)

受験直前で時間がない場合(内申点を伸ばすことが難しい場合)は、内申点は諦めて別の方法で合格を目指す方法を考えるべきです。これについては、次章の3章で解説していきます。

また、まだ受験まで猶予があるならば、直前までできるだけ内申点を上げることを考えるのがおすすめです。

内申点を上げる方法については、「4. 内申点を上げる方法(高校受験まで猶予がある場合)」で詳しく解説していきます。

※内申点を上げてもまだ足りなさそうという場合には、①と②の方法を両方行うのがおすすめです。

3. 内申点が足りないまま高校受験に臨む場合の対処法

まずは、内申点が足りないまま高校受験に臨む場合の対処法を紹介していきます。

内申点が足りない場合の対処法

・学力検査(筆記試験)で高得点を獲得する

・特色検査で高得点を獲得する(神奈川県の場合)

・内申書の「点数以外の記載部分」評価を上げる

・合格できそうな高校を併願受験しておく

・明らかに点が足りない場合は志望校を変更する

ここで紹介する対処法は、「内申点が足りない」という事実を変えないまま、他の方法で合格を目指すものです。

内申点そのものを直前まで上げていきたい方は、次章「4. 内申点を上げる方法(高校受験まで猶予がある場合)」をご覧ください。

3-1. 学力検査(筆記試験)で高得点を獲得する

「内申点が少し足りない」という場合に有効な対処法は、学力検査(受験当日の筆記試験)で高得点を獲得するという方法です。

多くの高校では、内申点だけではなく、内申点+学力検査の得点を総合的に評価して合格するかどうかが決まります

※神奈川県の公立高校の場合、内申点+学力検査に加えて、一部の高校では「特色検査」の点数も加味して合否が決まります(2024年度/令和6年度)。

例えば、横浜翠嵐高校の選考比率は、第1次選考の場合、学習の記録(評定)が3、学力検査が7、特色検査が3となります。

【神奈川県公立高校入学者選抜選考基準(抜粋)(第1次選考の場合)】

学校名第1次選考
比率学習の記録(評定)学力検査特色検査
横浜翠嵐高校
湘南高校
柏陽高校
鶴見高校

つまり、内申点(学力の記録・評定)が足りなくても、受験日当日の筆記試験(学力検査)で高得点を取ることができれば、合格を勝ち取れる可能性は十分にあります

各校の内申点比率によりますが、内申点1点は当日点の5〜8点に相当することが多いと言われています。

例えば、内申点が3点足りないなら、入試当日に5教科合計で15点〜24点(1教科あたり3点〜5点)を上乗せできれば、合格ラインに達することができる計算です。

受験時点で内申点が足りていない場合には、内申点比率を確認した上で「何点上乗せすれば合格ラインか」を計算して、当日の筆記試験対策に注力することをおすすめします。


・内申点が少しだけ足りていない人(学力検査でカバーできる範囲の人)
・模試の結果で学力検査の点数は足りている人
・志望校の倍率がそれほど高くない人など

・内申点がかなり足りておらず、学力検査でカバーしきれない人


3-2. 特色検査で高得点を獲得する(神奈川県の場合)

神奈川県の公立高校を受験する場合は、特色検査で高得点を獲得するのも、内申点が足りない場合の対処法のひとつです。

※特色検査は神奈川県の公立高校の入試で採用されており、自己表現検査または実技検査で、考え方・表現力・コミュニケーション能力などを評価するものです。

例えば、内申点3、学力検査7、特色検査3という配点比率の高校の場合、内申点3以外(学力検査+特色検査)の比率が10となります。

内申点が低くても、学力検査で頑張って高得点を取得し、特色検査もしっかり対策して臨むことで合格できる可能性が高まります。


・内申点が少しだけ足りていない人(他の検査の点数でカバーできる範囲の人)
・学力検査の点数は足りていて、さらに合格の可能性を高めたい人

・特色検査が採用されていない高校を受ける人
・面接や自己表現など特色検査そのものが苦手な人


3-3. 内申書の「点数以外の記載部分」の評価を上げる

既に内申点の対象となる期間が終わってしまった場合でも、内申書の「点数以外の記載部分」の評価を上げることで、内申書の評価を上げられる可能性があります。

そもそも内申書とは、中学校生活を1枚の紙に点数や言葉でまとめたものであり、内申点(点数)以外にも、活動の記録や総合所見を文章で記載する箇所があります。

内申点そのものは変えられなくても、無遅刻・無欠席を心がけたり、体育祭などのイベントやクラスの代表を積極的に務める、部活動で大会に出場するなどの成果を出すことで、文章で記載する部分にその旨を書いてもらえる可能性が高くなります。

ただし、この「点数以外の記載部分」がどれだけ合否に影響するかは、都道府県によってかなり違うので注意が必要です。


・内申点が足りなくても、少しでも合格可能性を高めたい人

・点数以外の記載内容が合否には影響しない高校を受ける人


3-4. 滑り止めとして「合格できそうな高校」を併願受験しておく

第1志望の公立高校の内申点が足りない場合、滑り止めとして、合格できるレベルの高校も受験しておくという対処法もあります。

多くの都道府県では公立高校は1つしか受験ができないため、私立高校を併願しておくケースがメインとなるでしょう。兵庫県や愛知県のように複数受験可能な場合は、内申点が足りている高校を併願できます。

第1志望に合格できなかったケースを考えたくない気持ちはやまやまですが、リスクヘッジを用意しておくことで、余裕を持って当日の試験に臨める効果もあります。


・内申点が大幅に足りていないため、リスクヘッジを考えたい人
・それでも第1志望を諦めたくない人

・特になし(併願しておくのがおすすめ)


3-5. 明らかに内申点が足りない場合には志望校を変更する

内申点が大幅に足りず、上記で解説した内容を講じても合格が難しい場合には、「諦めて志望校を変更する」という選択肢も考えてみましょう。

例えば、内申点3点足りないのと20点足りないのでは、合格可能性に大きな差があります。

足りていない内申点の点数が何点か、そこから当日どのくらい学力検査(当日の試験)で上乗せできればいいのか、模試の点数や合格率はどのくらいか、学力検査までにどれだけ点数を伸ばせそうかなどを考えて判断しましょう。

ただし、行きたかった志望校を受験せず諦めてしまうと後悔が残ることがあります。志望校を変更する決断は慎重に行いましょう。

自分だけで判断せず、学校や塾の先生とよく相談して決めることをおすすめします。

志望校を変更する場合の学校の選び方については、「5. 内申点が足りない場合におすすめの志望校の選び方」で後述しているので参考にしてください。


・内申点も学力検査の点数も大幅に足りなさそうで、でも公立高校にこだわりたい人

・第1志望を諦めたくない人


4. 内申点を上げる方法(高校受験まで猶予がある場合)

ここからは、高校受験までにまだ時間があり、まだ内申点を上げられる場合の対処法について解説していきます。

前提として、内申点が決まる時期を把握しておくことと、内申点の仕組みを理解しておくことが大切なので、併せて解説します。

内申点を上げる方法(猶予がある場合)

前提:内申点が決まる時期などを把握しておく
前提:内申点の仕組みを理解しておく

❶「知識・技能」の評価を上げる
❷「思考力・判断力・表現力」の評価を上げる
❸「主体的に学習に取り組む態度」の評価を上げる

4-1.【前提】内申点が決まる時期や比重を正確に把握しておく

「内申点が足りないから、内申点を上げたい!」という場合は、内申点が決まる時期や比重を把握しておくことが大切です。

内申点が決まる時期や比重、対象となる教科は、都道府県によって異なります。

例えば東京都では、中学3年生の成績のみが内申点の対象となります。そのため、中学2年生の成績が悪くても、中学3年生で頑張れば挽回できるといえます。

神奈川県は、中学2年生と中学3年生の成績が対象となり、中学3年生の比重は2倍となります。そのため、こちらも中学3年生の頑張り次第で十分にリカバリーできるでしょう。

一方、千葉県や埼玉県など、中学1年生から中学3年生の成績が全て内申点の対象となる都道府県もあります。中学1年生と中学2年生の成績が著しく悪ければ、中学3年生のリカバリーが相当大変なこともあります。

自分が住んでいる地域の内申点の決まり方がどうなっているかを、必ず都道府県の教育委員会で事前に調べておきましょう。その際、必ず最新の情報を参考にするようにしてください(各都道府県で入試ルールが変更になることがあるため)。

-2.【前提】内申点の仕組みを理解しておく

具体的な内申点の上げ方を解説する前に、内申点の仕組み(内申点がどのように決まるか)を理解しておくことも大切です。

内申点とは、在籍している中学校から志願先の高校に提出される「調査書(内申書)」に記入されている点数(評定)のことをいいます。

内申点の評価の付け方は、以下の3つの観点から行われます(2021年改訂の「中学校学習指導要領」による)。

【内申点の評価の付け方】

知識・技能定期テストや単元テストの成績を評価
思考力・判断力・表現力クラスでの発表やディスカッションの内容などを評価
主体的に学習に取り組む態度課題の提出状況や授業中の態度などを評価

3つの中で最も対策しやすいのは、定期テストや単元テストの成績を上げて「知識・技能」の評価を上げることです。

以下からは、3つの観点ごとの3つの対策方法を解説していきます。

※内申点の上げ方については、「【高校受験】内申点の上げ方を徹底解説!6つのポイントと3つの対策」の記事もぜひご覧ください。

4-3. ❶内申点(知識・技能)の評価を上げる

内申点の評価の付け方の1つ目「知識・技能」では、ペーパーテストの成績が評価されるため、内申点を上げるためには定期テストや単元テストの点数を上げることが大切です。

※単元テストとは、各教科の単元のまとめに行われるテストです。2021年度の新学習指導要領から、定期テスト以外の単元テストが重視されるように変更となっています。

テストの点数は客観的な数字として現れるため、先生が内申点を付ける場合のベースになります。

具体的には以下のようなポイントを押さえて、しっかりとテストで良い成績を取れるように対策しましょう。

・普段の授業を真剣に聞いて、わからない問題は質問または復習して解決する
・少なくとも3週間前からはテストに集中して勉強をする
・テスト範囲の問題を3回以上繰り返し解いて基本を覚え、応用できるようにしておく
・苦手な部分を明確に把握して、克服しておく
・伸びしろがあり伸ばせそうな科目を重点的に対策する
学校別に対策した「定期テスト対策講座」のある塾に通う

4-4. ❷内申点(思考力・判断力・表現力)の評価を上げる

内申点の評価の付け方の2つ目「思考力・判断力・表現力」では、レポートの内容やグループディスカッションでの発言内容、テストの記述問題の内容、授業中の発言内容などが評価されます。

この部分の評価を上げるためには、以下のポイントが重要となります。

・論理的思考の練習をする
・自分が考えた内容を発言できる練習をする
・授業中に積極的に発言をする
・テストやグループディスカッションでは、説得力を重視して論旨展開を行う
・塾や家庭教師を活用して、論理的思考力を学ぶ

論理的思考を身に付けるだけでなく、積極的に授業の中で自分の考えを発表する姿勢も大切となります。

4-5. ❸内申点(主体的に学習に取り組む態度)の評価を上げる

内申点の評価の付け方の3つ目「主体的に学習に取り組む態度」では、主体的に学ぶ姿勢や意欲が評価されます。

以下のポイントに気をつけて、先生に「学ぶ姿勢があること」を見せるよう意識しましょう。

・授業中には注意深く先生の声に耳を向ける
・真面目にノートを取る
・課題の期限を厳守する
・授業中に積極的に発言をする
・できるだけ遅刻や欠席などをしない
・わからない問題を先生に質問しに行くなど

5. 内申点が足りない場合におすすめの志望校の選び方

ここからは、内申点が足りない場合(または偏差値に対して内申点が低い場合)に、偏差値レベルをなるべく変えずに最適な志望校を選ぶ方法について解説します。志望校を変更する場合にも参考にしてみてください。

5-1. 内申点の比率が低い高校を選ぶ

内申点が足りない場合や偏差値に対して内申点が低い場合には、選考基準における内申点比率が低い高校を志望校にするのがおすすめです。

例えば、神奈川県の公立高校(全日制・普通科)の場合、以下の表のように、選考基準の比率には差があります。

【神奈川県公立高校入学者選抜選考基準(抜粋)】

学校名第1次選考第2次選考
比率学習の記録
(評定)
学力検査特色検査学力検査主体的に学習に取り組む態度(評価)特色検査
横浜翠嵐高校
湘南高校
柏陽高校
厚木高校

▲黄色のアンダーラインの部分が、内申点の影響を受ける部分

神奈川県公式ホームページの公立高校入学者選抜制度の概要にある「公立高等学校入学者選抜選考基準(PDF)」から抜粋しました。
※2024年度(令和6年度)入試共通選抜の比率です。

同じレベルの偏差値の高校を比較する場合、内申点の比率が低い高校を選んだ方が、内申点が低くても影響を受けにくくなります

※ただし、倍率の影響や、受けている受験生のレベルなど、他の情報も加味する必要があります。

同じレベルの中で志望校を決める場合には、内申点の比率が低い高校(他の評点を重視する高校)を選択するのがおすすめです。

5-2. 内申点が問われない私立高校を選ぶ

「学力は高いけれど内申点が低い」という場合には、内申点を重視しない私立高校を選択肢に入れるのも良いでしょう。

一般的に、偏差値が高い私立の上位校ほど、内申点よりも入学試験の点数を重視する傾向があります。

また、私立高校を第一志望にするなら、推薦の内申基準がない高校を単願推薦で受けるという選択肢もあります。

5-3. 学校の先生や塾の講師に相談する

「内申点が足りないけど志望校を変えたほうが良いのか」「このまま頑張っても合格できないんじゃないか」など、志望校選びに迷う場合には、自分だけで判断せず学校や塾の先生に相談することをおすすめします。

内申点というのは、合格する上でひとつの基準に過ぎず、「◯点以上なら合格できる」という単純なものではありません。結局は他の受験者との比較で合否が決まります。

そのため、高校受験のプロである先生と相談しながら、このまま志望校合格を目指すのか、それとも志望校を変えるのかを慎重に決めていくのがおすすめです。

6. 内申点が足りない状況で高校受験に成功した事例

内申点が足りないところから対策をして、志望校に合格した体験談をご紹介します。

神奈川県立希望ケ丘高校 合格


湘南ゼミナールに通い始めて、まず最初に、定期テストの5教科の合計点が50点伸びました。それから、友人たちと自習などをしていくにつれ、定期テストでは点が少しずつ伸びていき、最終的に内申が11点上がりました。


埼玉県立浦和第一女子高校 合格


勉強を頑張りはじめたのは中2の頃です。中1のままの内申ではだめだと思い、テスト前の1カ月間だけは毎日塾に行きました。その結果、点数も上がって内申向上につながり、嬉しくなりました。


まとめ

本記事では、高校受験の内申点が足りない場合の対処法について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

▼内申点が足りない場合の対処法


・学力検査(筆記試験)で高得点を獲得する
・面接や特色検査で高得点を獲得する
・内申書の「点数以外の記載部分」評価を上げる
・合格できそうな高校を併願受験しておく
・明らかに点が足りない場合は志望校を変更する


▼内申点を上げる方法(高校受験まで猶予がある場合)


・前提:内申点が決まる時期などを把握しておく
・前提:内申点の仕組みを理解しておく
・「知識・技能」の評価を上げる
・「思考力・判断力・表現力」の評価を上げる
・「主体的に学習に取り組む態度」の評価を上げる


▼内申点が足りない場合におすすめの志望校の選び方


・内申点の比率が低い高校を選ぶ
・内申点が問われない私立高校を選ぶ
・学校の先生や塾の講師に相談する


内申点が足りない場合には、どのくらい足りないかを把握することや、今からできることが何かを冷静に判断することが大切です。

できれば、志望校の合否ラインに詳しいプロのアドバイスを受けて、具体的な対策を講じていくことをおすすめします。