高校受験・入試
現中3生にも影響! 第Ⅱ期の「県立高校の統合」
2018.10.01
「県立高校改革実施計画(Ⅱ期)案」が発表されました。
新校が2023年に設立される準備は2021年から始まります。
その年は、2019年入試を受ける現在の中学3年生が高校3年生になる年でもあります。
関係ないように見えて、現在の中学生以下の皆さんに何らかの影響がでるお話なのです。
県立高校改革実施計画(Ⅱ期)とは?
神奈川県教育委員会が10月1日に「県立高校改革実施計画(Ⅱ期)案」を発表しました。
現在は2019年度までの「県立高校改革実施計画(Ⅰ期)」が進められています。
今回発表された計画(Ⅱ期)は2020年度から2023年度までの4年間を計画期間としたものです。
瀬谷高校と瀬谷西高校
横浜南西地域では、瀬谷高校と瀬谷西高校/span>を統合し、瀬谷高校の敷地を活用して2023年度に新校を設置します。瀬谷西に設置されている三ツ境養護学校分教室は横浜緑園高校に移設されます。
これに伴い、瀬谷西高校は2021年度以降の入学生の募集を停止し、2021年度は2・3年生のみ、2022年度は3年生のみが在籍することになります。
逗葉高校と逗子高校
横須賀三浦・湘南地域の逗葉高校と逗子高校の統合は逗葉高校の敷地を活用します。2023年度に新校が設置されるため、逗子高校は2021年度以降の入学生の募集を停止します。よって、2021年度は2021年度は2・3年生のみ、2022年度は3年生のみが在籍することになります。
厚木東高校と厚木商業高校
県央・相模原地域では、厚木東高校と厚木商業高校を統合します。
新校は2024年度に設置され、普通科と総合ビジネス科を併設した全日制の新校となります。厚木商業での取り組みは総合ビジネス科に引き継ぎながら、普通科の生徒も参加することができる環境を整えます。
2022年に厚木東・厚木商業の両校に入学した生徒さんは2024年に統合され新設される新校で1年間学び、卒業することになります。
厚木東高校の敷地を利用しつつ、総合ビジネス科に対応するための校舎を新築する予定です。
城山高校と相模原総合高校
県央・相模原地域ではもう一組が統合されます。
城山高校と相模原総合高校は2023年度に城山高校の敷地を活用し、単位制による全日制普通科の新校が設置されます。
相模原総合高校は2021年度以降の募集を停止するため、2021年度は2・3年生のみ、2022年度は3年生のみが在籍することになります。
多面的な情報収集
このような学校の統合の影響は様々な方面に表れます。
直接的なものは、高校の在籍人数が減るというものがあります。自学年には影響が少なくても、後輩となる学年では敬遠されて受験者が減る場合もあります。部活動への影響も考えられますが、少人数だからこそ残った生徒さんの親密度が高まることも想定できます。
それらの影響を避ける動きが起こると、公立私立を問わず周囲の学校への影響も出ます。
このようなときこそ、一面だけとらえるのではなく、様々な面から情報を集め・精査することで、よりよい学校選びをする良い機会となります。
繰り返しますが、現在、中学3年生の皆さんから影響は出始めます。
塾もうまく使いながら、準備をしましょう。
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