湘ゼミコラム

高校受験・入試

「舞台芸術科」とは? 「新たな学びの場」とその「選び方」

2018.10.25

神奈川県教育委員会が10月1日に「県立高校改革実施計画(Ⅱ期)案」を発表しました。改革の一端として、新学科の設置は数年前から準備検証がなされてきました。表題になった「舞台芸術科」を含め、新たに設置される専門学科をご紹介します。

舞台芸術を幅広く学ぶ

神奈川総合高校は現在の単位制による全日制普通科(個性化コース・国際文化コース)の募集を継続しつつ、2021年度から「舞台芸術科」を設置します。

演劇を中心に文化芸術への完成を高めるとともに、豊かなコミュニケーション能力や表現力の育成自己認識の力の向上などをめざします。

産業現場との連携

横須賀工業高校は現在の機械科、電気科、化学科に加え、新たに建設科を設置します。

新たに設置する建設科では、産業現場と連携した実践的な学びの機会が得られる長期間の現場実習などを取り入れる予定です。2022年度に設置予定です。

より専門的な学科へ

海洋科学高校は現在の海洋科学科(一般コース・船舶運行コース)のコース制を発展させて細分化した小学科へと変更します。

新たな学科は、船舶運行科水産食品科海洋無線技術科海洋資源環境科の4学科です。2022年度から、現在の海洋科学科の募集を停止し、新たな学科の募集が始まります。

深い学びの場を得るチャンス

実際の設置はもう少し先になりますので、情報を集める受験生側も準備をする時間があります。各学校では説明会も開催されることでしょう。

たとえ、今回発表された学科を選択しなくても、しっかりと情報を集め、根本から思考し、選択した志望校への思いは、受験生の心を強く支えてくれるはずです。

先輩たちもそうやって、受験を乗り越えていったことを、私たちはよく知っています。