湘ゼミコラム

高校受験・入試

受験勉強のやる気を今すぐ出す7つの方法と持続させる方法5つを解説

「受験勉強しないといけないのにやる気が出ない」「やる気を出す方法を知りたい」と考えて頭を抱えてしまう方は多いでしょう。

受験勉強は先が見えづらく長く辛い戦いが続くので、誰しもやる気が出ない時が必ず訪れます。それでもやる気を出そうとしている時点で、それはとても偉いことなので、まずは自分を褒めてあげましょう。

その上で、やる気を出すには、以下の2つの視点から考えてみる必要があります。

つまり、「やる気を出す」場合の対処法には、当日すぐできること(短期的な視点)と、時間を掛けてモチベーションを上げていくための行動(長期的な視点)の2つが存在します。

この記事では、短期的・長期的の両方の視点から、やる気が出ない時の対処法を詳しく解説していきます。

受験が差し迫っているのに「やる気が出ない!」という方はもちろん、やる気・モチベーションをさらにアップさせたい方は、ぜひこの記事を参考にして結果を出してみてください。

1. 受験勉強のやる気を出すための短期的・長期的の2つの視点

「受験勉強のやる気が出ない」「やる気を出す方法を知りたい」という時には、短期的視点と長期的視点の2つの視点から考える必要があります。

1-1.短期的な視点:やる気は出すものではなく「行動すると出てくるもの」

短期的な視点では、やる気は「出すもの」ではなく「とりあえず始めてみるとやる気が出るもの」という視点が大切です。

「あー今日は受験勉強したくないな」と思っていても、机に向かって勉強を始めてみたら集中して進めることができたという経験がある方は多いのではないでしょうか。

東京大学教授の脳研究者・池谷裕二さんによると、「やる気という概念は、そもそも存在しない」と言われています。池谷さん曰く、「人間は、行動を起こすから『やる気』が出てくる生き物である」と発言しています。

参考:R25|「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」

そのため、「どうやってやる気を出せばよいのか」ということを悩むよりも、「とりあえず勉強を始めてみる」ことが大切です。

勉強をスタートしても、やっぱりサボってしまう・やる気が持続しないという場合には、やる気を持続するための環境が整っていない可能性があります。

短期的な視点でやる気を出して持続させるための方法は、「2.【短期的視点】受験勉強のやる気が出ない日の対処法7つ」で詳しく解説します。

1-2.長期的な視点:やる気を持続させるためには明確な目標・環境・仕組みが必要

「やる気は出すものではなく、行動してみて出てくるもの」と説明しましたが、長期的にはそれだけでは不十分です。

なぜならば、勉強をスタートしてみて一時的にやる気を出しても、明確な目標や環境・仕組みがなければ、やる気が持続しないからです。

例えば、親御様から「受験勉強しなさい」と言われているから渋々勉強をしている、という状況では、やる気はなかなか持続しないでしょう。明確な目標やゴールがなく「何のために勉強しているかわからない」状況ではモチベーションが維持できません。

一方、例えば、「東京理科大学の創域理工学部 機械航空宇宙工学科に合格して宇宙工学を学んで、宇宙開発技術者になるんだ」という明確な目標・ゴールを描けている人は、モチベーションが持続させやすく、やる気を見失うことも少ないでしょう。

やる気を持続させるための環境や仕組み作りも大切となります。例えば、以下のような問題がある場合、モチベーションの維持が難しくなります。

・集中できる環境が整っていない
・達成感を感じられない
・一人で勉強するのが苦しい・つらい

このようなケースでは、このままではやる気を持続させるのが困難なので、問題を取り除いてあげる必要があります。

根本的な問題を解決してやる気を持続させる方法については、「3.【長期的視点】受験勉強のやる気を持続させるための方法5つ」で詳しく解説していきます。

2.【短期的視点】受験勉強のやる気が出ない日の対処法7つ

ここからは、短期的な視点で、受験勉強のやる気を出す方法を解説していきます。

【短期的視点】受験勉強のやる気が出ない日の対処法7つ

(1)やる気がなくてもとりあえず勉強をスタートする

(2)勉強をする内容を変えてみる

(3)頑張ったあとのご褒美を用意して頑張る

(4)勉強する環境を変えてみる(場所・音環境など)

(5)仲間と一緒に勉強・作業通話をする

(6)リフレッシュしてから頑張る(仮眠・運動・入浴)

(7)やらなかった時の悪い未来を想像してみる

2-1. やる気がなくてもとりあえず勉強をスタートする

1章で解説した通り、基本的にはとりあえず、やる気がなくても勉強をスタートしてみることが大切です。

勉強する前に必ずしも「やる気」は必要ありません。「やる気を出す」→「勉強をする」という流れでなく、「やる気がない」→「でもとりあえず勉強をスタートしてみる」で十分です。

朝起きてベッドから出られない場合や、なかなかスマホを離せないという場合は、まずはベッドから出て、スマホを置いて、机に向かって勉強をスタートしましょう。

とりあえず教科書をパラパラめくってみたり、テストで間違った場所を確認してみたりからスタートしてみましょう。そのうちに「ここを復習してみよう」とやる気が出てくるはずです。

2-2. 勉強をする内容を変えてみる

勉強をスタートしてみても「気分が乗らない」という場合には、勉強する内容を変えてみましょう。


・得意科目など自分が好きな内容を勉強する
・簡単な問題集など取り組みやすい勉強を始める

いきなり難しい問題から始めてしまうとやる気が持続しないことがあります。簡単な問題や自分が好きな教科から始めて、やる気や集中力が出てきたところで難しい問題や苦手教科に取り組んでみるのが良いでしょう。

2-3. 頑張ったあとのご褒美を用意して頑張る

自分の中で頑張ったあとのご褒美を用意して、それを目標に頑張るという方法も有効です。

例えば、「とりあえず今から15時まで頑張る」「15時まで頑張ることができたら、ご褒美に大好きなアイスを食べる」などと設定して、それを目標に頑張るのです。

「1週間のスケジュールをこなせたら、日曜日に映画を見に行く」「テストで目標点を取ったらこれを買う」などのご褒美も良いですね。

自分のテンションが上がるようなご褒美を設定してみましょう。

2-4. 勉強する環境を変えてみる(場所・音環境など)

受験勉強をとりあえずスタートしてみてもやる気が持続しない場合、勉強する環境が整っていない可能性があります。その場合には、勉強する環境を変えてみるのもおすすめです。


・外の車の音が気になって集中できない→耳栓をする・図書館で勉強するなど
・静かすぎて逆に集中できない→生活音BGMを聞く・カフェで勉強するなど
・つい漫画や小説の続きを読んでしまう→塾の自習室に行って勉強するなど
・気づいたらスマホを触ってしまう→親にスマホを預けて触れないようにする
・誰もいないとすぐサボってしまう→リビングで親に見張ってもらいながら勉強する

受験勉強に取り組み始めたばかりの頃は、自分の集中力がオンになる環境がどういう環境なのか、掴めていない可能性があります。

音があったほうが集中できるのか、人の目があった方が集中できるのかなど、自分に最適な環境を試行錯誤しながら見つけてみましょう。

2-5. 仲間と一緒に勉強・作業通話をする

仲間を巻き込んで一緒に勉強したり作業通話したりする方法もあります。自分一人ではサボってしまっても、人を巻き込むことで働く「強制力」を利用するのです。

仲間を誘ってどこかに集まって勉強をするのも良いですし、一緒に勉強できるアプリやサービスを利用してオンラインで一緒に勉強するのもおすすめです。

「普段は一人で集中するのがはかどる」という方でも、なかなかやる気にならない時だけこの方法を活用するという手もあります。

一緒に勉強する仲間がいないという方は、以下のようなサービスを利用すれば、同じような仲間が見つかります。

「受験勉強」に関するDiscordサーバー:コミュニティに入って一緒に勉強できる
StudyCast(スタキャス):オンライン上の自習室があり、仲間と一緒に勉強できる

自分だけではなく頑張っている他の仲間の存在を感じることで、やる気を出すことができるでしょう。

2-6. リフレッシュしてから頑張る(仮眠・運動・入浴)

どうしてもやる気が持続しないという場合には、仮眠・運動・入浴など、一旦気持ちをリフレッシュしてから、気分を切り替える方法もおすすめです。特に、体が疲れている場合には、体を整えてから勉強する方法が有効です。

15分〜20分程度の仮眠を取ると、疲労回復効果があり、目覚めた後の勉強の効率がアップすると言われています。寝すぎてしまうことだけ気をつけて、時間を決めて睡眠を取ってみましょう。

また、運動や入浴も、疲れた脳をリフレッシュする効果があります。ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動や、10分〜15分程度40℃前後のお湯に浸かるのがおすすめです。

どの方法も所要時間は15分程度です。パッと行ってリフレッシュしてから、改めて勉強に向き合うことができるでしょう。

2-7. やらなかった時の悪い未来を想像してみる

あまりネガティブになりすぎるのはよくありませんが、「受験直前期なのにやる気が出ない」「連続でサボってしまった」など自分に活を入れたい時は、勉強をやらなかった時に訪れるかもしれない悪い未来を想像してみるのも方法の一つです。

できる限り手を尽くして真剣に勉強した結果、目標に届かなかった場合はある程度納得できるでしょう。しかしながら、受験勉強をサボってしまった結果として志望校に行けなかった場合、「あの時もう少し頑張っていれば合格できたかもしれないのに」と後悔するかもしれません。

未来の自分が振り返った時に後悔しないよう、今頑張ることが必要というマインドになりましょう。

3.【長期的視点】受験勉強のやる気を持続させるための方法5つ

2章では、やる気が出ない日に試してみてほしい短期的視点からの方法を紹介しました。ここからは、やる気を持続させるための長期的な視点からのアドバイスを解説していきます。

勉強を始めてみてもモチベーションが維持できない場合、根本的な問題が隠れていることがあります。

【受験勉強のやる気が持続しない原因と解決策】

根本的な問題解決策
目標が明確になっていない➡受験勉強する目標・なりたい未来を具体化する
集中できる環境が整っていない➡集中できる学習環境を整える
達成感を感じられない①➡目標を細かく区切る・簡単な問題から始める
達成感を感じられない②➡自分の頑張りを見える化する
勉強するのが苦しい・つらい➡一緒に頑張って励まし合える仲間を作る

表の解決策で挙げた5つのポイントについて、以下から詳しく解説していきます。

3-1. 受験勉強する目標・なりたい未来を具体化する

受験勉強のやる気が持続しない場合、目標やなりたい未来が明確ではない可能性があります。周りに合わせて「何のために勉強しているかわからない」状態だと、やる気は持続しにくいでしょう。

野球の練習に例えて説明すると、「絶対にプロ野球選手になる」という目標を持っている選手と、「友達に誘われてなんとなく野球チームに入っただけ」という選手では、日々の練習の気合の入り方に差が表れます。

受験勉強も同じで、志望校やその先の夢がしっかり定まっている受験生と、なんとなく「どこかの大学(高校)に入れればいいな」と思っている受験生では、日々の勉強のやる気が違ってきます。

やる気を出したいのであれば、目標やなりたい未来を具体化することをおすすめします。

例えば、志望校に行きたい気持ちを具体化するためには以下のような方法がおすすめです。


・オープンキャンパスや学園祭に参加して、学校の雰囲気を体感する
・志望校に受かった後にしたいことを想像して、書き出してみる
・行きたい学校の部活動の近況などを調べて、入学後を具体的にイメージしてみる

合格した後の学校生活を想像してみることで、なりたい未来を具体化し、やる気が湧いてくるはずです。

3-2. 勉強に集中できる学習環境を整える

やる気が持続しない場合には、勉強に集中できる学習環境を整えるのも効果的です。

短期的視点として「2-4.勉強する環境を変えてみる(場所・音環境など)」でも解説しましたが、やる気が持続しない場合には、そもそも現在勉強している環境が、集中できる環境になっていない可能性があります

自宅で勉強している場合には、以下の内容を参考に、集中しやすい環境づくりができているか確認してみてください。

・勉強する専用のスペースを確保する(くつろぐスペースと分けるのがおすすめ)
・子どもの体に合う高さの机と椅子を用意する(高さ調節が可能な机と椅子がベスト)
・快適な温度と湿度を保つ(室温は冬期20℃・夏期28℃、湿度は50%前後が目安)
・勉強に適した照明を用意する(青みがかった「昼光色」の光が適している)
・集中力の妨げにならない静かな空間を作る(耳栓やノイズキャンセリングイヤホンの活用も便利)
・スマホや漫画など勉強の妨げになるものは排除する(勉強時間中は預かってもらうなど)

どうしても環境を整備するのが困難という場合には、長時間使える自習室が完備されている学習塾や、公共施設内の自習室、コワーキングスペースなどを活用する方法もあります。

3-3.「達成感」を感じられるようにする

受験勉強をして「達成感」を感じられない状態が続くと、モチベーションを維持しにくくなります。この場合は、目標を達成しやすくすることが大切です。


・目標を細かく区切って、達成しやすくする
・いきなり難しい問題をやらず、簡単な問題から始めて達成しやすくする

「志望校合格」という大きな目標だけだと、それを達成するまでの間に達成感を感じにくくなります。目標を細かく区切ると、小さな目標でも達成した時に、脳の「報酬系」が活性化し、やる気が持続しやすくなります。

また、いきなり難しい問題に取り組んでしまうと、解けないストレスが積み重なってしまいます。最初は簡単な問題から始めて、「わかる」「できた」という小さな成功体験を積み重ねていくのがおすすめです。

3-4. 自分の頑張りを「見える化」する

自分の頑張りを「見える化」するのも、達成感につながる重要なポイントです。

「今日はここまで頑張った」「この1カ月でこんなに勉強を進めることができた」と実感することが、達成感につながり、もっと頑張ろうと思うモチベーションとなります。


・勉強した成果を記録するなどして、自分の頑張りを「見える化」する
・スケジュールを立てたカレンダーなどに、達成したらチェックマークを付ける
・スマホのアプリなどに勉強時間を記録し、月の総勉強時間を振り返る

長い戦いとなる受験勉強だからこそ、頑張りを見える化し、自分で自分を褒めてあげることが大切です。

3-5. 一緒に頑張って励まし合える仲間を作る

受験勉強のやる気が持続しない原因として「勉強するのが苦しい・つらい」など、勉強に対して消極的な状態に陥っている可能性があります。この場合には、一緒に頑張って励まし合える仲間を作ることが大切です。

特に、周りに同じような進路を目指す仲間がいない時には、「なぜ自分ばかりが辛い勉強をしなければならないのか」と感じ、孤独を感じてしまいがちです。

以下のような方法で、辛い思いを共有できる仲間を作って、切磋琢磨していける環境を作りましょう。


・同じような進路を選択するクラスメイトを見つけて、目標を共有しながら一緒に勉強する
・学習塾や予備校に通い、受講生と切磋琢磨しながら勉強する
・「みんチャレ」などの習慣化アプリを使って、受験生とチームになって勉強を習慣化する

頑張っている仲間の存在があると、「自分も負けないぞ」とモチベーションを上げてくれるはずです。

4. どうしてもやる気が出ないなら「学習塾」を最大限活用してみよう

2章では「短期的にやる気を出す方法」を、3章では「長期的にやる気を持続させる方法」を解説しました。

これらの方法を試してみても「どうしてもやる気が出ない」という場合には、学習塾を最大限活用するのがおすすめです。

やる気が出ない場合に学習塾がおすすめなのは、以下の理由からです。

やる気が出ない場合に「学習塾」がおすすめの理由

・多くの受験生を見てきており、「やる気をアップさせる方法」を熟知しているから

・やる気が出るような勉強のやり方、細かい目標の立て方を教えてくれるから

・目標達成のためのスケジュールや課題を与えてくれるから

・同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間と一緒に勉強できるから

・勉強に適した環境の自習室を自由に活用できるから

・先生や仲間の監視の目があるため、やる気を出さざるを得ないから

・塾代を親に払ってもらっているという負い目から、勉強に対して強制力が働くから

学習塾は、紛れもなく「勉強をする場所」です。学習塾に通うことで、「勉強するしか無い」状況に身を置くことができます。さらに、お子様のやる気を起こす方法を熟知した先生がいますし、一緒に頑張り合える仲間もいます。

どうしてもやる気を出すのが難しいという方は、学習塾を最大限活用してみてください。

湘南ゼミナールは、集団授業をメインに、中学受験・高校受験・大学受験に対応した授業を行っている学習塾です。

小学生・中学生を対象にしたクラスでは、テキストを使用しない「QE(Quick Exercise)授業」を行い、生徒さんと双方向で授業を進め、やる気や集中力を維持できるのが特徴です。

集団授業で同じクラスの仲間と切磋琢磨しながら志望校合格を目指したい方は、ぜひまずはお気軽に無料授業体験にご参加ください。

まとめ

本記事では、受験勉強のやる気が出ない時の対策方法について、複数の視点から解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

▼受験勉強のやる気を出すための2つの視点

・短期的な視点:やる気は出すものではなく「行動すると出てくるもの」
・長期的な視点:やる気を持続させるためには「明確な目標・環境・仕組み」が必要

【短期的視点】受験勉強のやる気が出ない日の対処法7つ

(1)やる気がなくてもとりあえず勉強をスタートする
(2)勉強をする内容を変えてみる
(3)頑張ったあとのご褒美を用意して頑張る
(4)勉強する環境を変えてみる(場所・音環境など)
(5)仲間と一緒に勉強・作業通話をする
(6)リフレッシュしてから頑張る(仮眠・運動・入浴)
(7)やらなかった時の悪い未来を想像してみる

【長期的視点】受験勉強のやる気を持続させるための方法5つ

(1)受験勉強する目標・なりたい未来を具体化する
(2)集中できる学習環境を整える
(3)目標を細かく区切る・簡単な問題から始める
(4)自分の頑張りを見える化する
(5)一緒に頑張って励まし合える仲間を作る

これらを実行してみてもまだやる気が出ない・続かない場合には、学習塾を活用して受験勉強する仕組みを作ることをおすすめします。

ぜひこの記事を参考に、受験勉強のやる気を出し、モチベーションを上げてみてください。