湘南ゼミナール

東京都公立高校受験情報

東京都立高校入試制度(全日制の課程)
東京都立高校入試は、学校長の推薦に基づく「推薦入試」と、学力検査に基づく「一般入試(第1次募集、第2次募集)」の大きく2つに分けた入試方式です。 一般入試では、進学指導重点校をはじめとする都立難関校で「自校作成問題」が出題されるほか、面接や小論文(作文)、実技検査を実施する学校もあります。

「推薦入試」の概要

推薦入試の種類:3種類

(1) 一般推薦

選考内容

  1. 個人面接(前項実施)・ 集団討論(一部の学校)
  2. 調査書(内申)点
  3. 小論文または作文、実技検査、その他学校が設定する検査のうち各学校1つ以上を実施

(2) 文化・スポーツ等特別推薦

※実施する学校としない学校があります。また、募集人員は一般推薦の人員に含まれます。

選考内容

  1. 集団討論と個人面接(全学校で実施)
  2. 調査書(内申)点

※小論文または作文、実技検査、その他学校が設定する検査を実施する場合があり、その実施内容は各学校が定める

(3) 理数等特別推薦

選考内容

■応募資格:在学する中学校長の推薦が必要

集団討論

検査官2~3名に対し、受験生5~6名で30分程度の討論が実施されるケースが多くあります。
テーマの発表を受けて、与えられた時間(2~3分が多く、長いところでは10分程度)で考えをまとめます。一人ひとり最終意見を述べる場合もあれば、グループでの結論を出すところなど学校により様々です。

調査書(内申)点

推薦入試における調査書点は、各教科の観点別学習状況の評価(全27観点)または中3生の内申(9教科)のどちらか一方が点数化されます。
※観点別学習状況の評価を用いる場合は、一部の学校では特定科目の観点の配点を高くして活用ケースがあります。
※ほとんどの学校が調査書点を上限の50%に設定しており、最も比重が大きい指標です。
ただし、推薦入試を受験する生徒の多くは一定水準以上の調査書点を持っているケースが多く、調査書得点だけでは差がつきにくいため、集団討論・個人面接や作文・小論文等の結果も合否に大きく影響します。

■注意■
都立高校に推薦入試で合格した場合は、国立大附属高校や私立高校への入学や、他の都立高校の一般入試は原則できません。

個人面接

検査官2~3名に対して受験生1人に対して10~15分程度でで実施されます。
質問内容としては、中学校の生活で頑張ったことや入学後に取り組みたいことなどが聞かれるケースが多いです。

一般入試「学力検査」の概要

入試の種類:2種類/多くの学校は共通問題で実施・マークシート方式

  1. 第1次募集/5教科(国・数・英・理・社)
  2. 第2次募集/3教科(国・数・英)

一般入試の選考基準

学力検査の得点+調査書(内申)点の総合得点 ※1,020点満点(スピーキングテスト結果20点)

学力検査の得点、調査書(内申)点を合わせた総合得点を配点比率に計算し直して、得点が高い順から合否を決定します。学校により他の検査(面接、小論文または作文、実技検査)を実施する場合は、これらの得点を合わせた総合成績で選考されます。

※学校により実施されることのある面接、小論文または作文、実技検査の満点は各学校で定めます。
また、「学力検査問題の自校作成」「学力検査によらない入試」を実施する学校もあります。

調査書(内申)点/中3生の内申

学力検査5教科(第1次募集)の場合

学力検査で実施する5教科以外の実技4教科は、内申の合計を2倍して点数化

学力検査3教科(第2次募集)の場合

学力検査で実施する3教科以外の6教科は、内申の合計を2倍して点数化

学力検査の得点と調査書(内申)点の配点比率

学力検査と調査書の総合得点は1,000点満点です。学力検査の得点と調査書(内申)点を1,000満点で換算する配点比率が募集ごとに設定されています。

第1次募集では原則として 7(学力検査):3(内申)
●第2次募集では原則として6(学力検査):4(内申)

例) 湘南太郎さんの各教科 評定

例) 湘南太郎さんの各教科 評定

●学力検査を実施する5教科の評定 4+4+5+3+4=20点
●学力検査を実施しない実技4教科の評定 (3+4+5+3)×2=30点
これらを足すと、20点+30点=50点となります。

調査書点の計算式

300点×50点÷65点(調査書の満点)=230点 ※小数点以下切り捨て

得点例②)学力検査の得点と調査書点の比率「6:4」の場合

●学力検査を実施する5教科の評定 4+4+5=13点
●学力検査を実施しない教科と実技4教科の評定 (3+4+3+4+5+3)×2=44点
これらを足すと、13点+44点=57点となります。

調査書点の計算式

400点×57点÷75点(調査書の満点)=304点 ※小数点以下切り捨て

自校作成問題

各学校が独自に作成する入試問題で、共通問題の検査では測ることが難しい、より高度な応用問題や思考力、表現力を問うものです。
大学進学指導の充実を図る「進学指導重点校」の7校や、「進学指導特別推進校」の一部の高校では、国語・数学・リスニングを除く英語の3教科で学校独自の学力検査問題で入試を行っています。なお、国際高校では英語のみが自校作成問題となります。

東京都が指定する、進学指導校

自校作成問題校実施校 / 進学重視型単位制高校

「進学指導重点校」7校 ※令和10年3月まで

日比谷高校(千代田区)、西高校(杉並区)、国立高校(国立市)、八王子東高校(八王子市)、戸山高校(新宿区)、青山高校(渋谷区)、立川高校(立川市)
※立川高校は令和4年度から「理数に関する学科」を設置します。

「進学指導特別推進校」7校 ※令和10年3月まで

小山台高校(品川区)、駒場高校(目黒区)、新宿高校(新宿区)、町田高校(町田市)、国分寺高校(国分寺市)、国際高校(目黒区)、小松川高校(江戸川区)

「進学指導推進校」15校 ※令和10年3月まで

三田高校(港区)、豊多摩高校(杉並区)、竹早高校(文京区)、北園高校(板橋区)、墨田川高校(墨田区)、城東高校(江東区)、武蔵野北高校(武蔵野市)、小金井北高校(小金井市)、江北高校(足立区)、江戸川高校(江戸川区)、日野台高校(日野市)、調布北高校(調布市)、多摩科学技術高校(小金井市)、上野高校(台東区)、昭和高校(昭島市)

自校作成問題を実施する高校はいずれも難関校に属しますが、進学指導重点校は特に問題が難しく、日比谷高校をはじめ国立(くにたち)高校、西高校などは共通問題を実施する都立高校に比べて群を抜いた難しさだと言えます。
都立難関校への合格には、教科書で学習した知識を応用し、自校作成ならではの入試問題を解ける特別な対策を要します。

2026年度(令和8年度)東京都立高校 一般入試の日程

第1次募集

出願受付期間
志願者情報入力期間:2025年12月19日(金)〜2026年2月5日(木)
書類提出期間:2026年1月30日(金)〜2月5日(木)
学力検査の期日
2026年2月21日(土)
合格発表
2026年3月2日(土)

第2次募集

出願受付期間
2026年3月5日(木)
学力検査の期日
2026年3月10日(火)
合格発表
2026年3月13日(金)

※詳しい情報は東京都公式HPにてご覧ください。

*1)チャレンジスクールや *2)エンカレッジスクールのように学力検査によらない入試を行う学校もあります。詳細は東京都の公式ホームページにてご確認ください。
*1)チャレンジスクールとは、小・中学校時代に不登校経験を持つ生徒や長期欠席等が原因で高校を中途退学した方等を主に受け入れる総合学科・三部制(午前部・午後部・夜間部)の高校で、他部履修により3年での卒業も可能とされています。
*2)エンカレッジスクールとは、小・中学校で十分能力を発揮できなかった生徒のやる気を育て、頑張りを励まし、応援する学校として、社会生活を送る上で必要な基礎的・基本的学力を身に付けることを目的とした学校です。