定期テスト
【完全版】定期テスト英語|高得点をとる勉強法・モデルスケジュール
「もうすぐ定期テストがある。英語が苦手なんだけど、どうにかしたいな…」
「定期テストの英語の点数を伸ばしたいけど、どうやって勉強すればいいのかな?」
「良い点数がとれる英語の勉強方法を知りたい!」
英語の定期テストが近づいてきた今、焦っているところではないでしょうか?
あるいは、返ってきた英語のテスト結果が悪く、どうしようか悩んでいるのではないでしょうか?
苦手な英語の点数をあげたいと思いつつ、どのように勉強すればよいのか・何から手をつければいいのかわからず、ただただ焦りだけが募っていることと思います。
結論から述べると、英語の定期テストは、テスト範囲の単語をマスターし、ワークを3周するだけで、平均点以上はとれます。
なぜなら、定期テストはテスト範囲内の基本的な知識が備わっているかを確かめるテストだからです。そのため、学校で習った範囲から出題される傾向にあります。
以下は、英語の定期テストの出題形式と点数配分、勉強内容の一覧です。
上表を見ても分かるように、英単語とワークをすることで、70点以上は取ることができます。
英語のテスト対策は、正しい勉強の進め方を知ることが大事です。この記事では、英語のテスト勉強のやり方を、1つ1つ具体的に解説していくので、すぐにマネして取り組むことができます。
この記事でわかること |
・【出題形式別】英語の定期テストで良い点数をとるための勉強方法・英語の具体的な勉強方法(単語・文法・長文・リスニング)・英語の定期テストモデルスケジュール・英語の定期テストで良い点数を取り続けるためにすべきこと・それでも点数が取れない場合は、短期間・英語だけ塾に行くのもおすすめなこと |
・【出題形式別】英語の定期テストで良い点数をとるための勉強方法
・英語の具体的な勉強方法(単語・文法・長文・リスニング)
・英語の定期テストモデルスケジュール
・英語の定期テストで良い点数を取り続けるためにすべきこと
・それでも点数が取れない場合は、短期間・英語だけ塾に行くのもおすすめなこと
この記事を読むことで、英語の定期テストで良い点数をとるための勉強方法が分かり、テスト勉強を効率的に進められ、点数を上げることができます。
英語の定期テストの点数をあげたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
1. 【出題形式別】英語の定期テストで良い点数をとるための勉強方法一覧
冒頭でも述べたように、英語の定期テストの点数を上げるためには、まずは効率的な勉強方法を知ることが大事です。
まずは、英語の定期テストで良い点をとるために、テストの出題形式と、それに合わせた勉強方法を整理しましょう。
1-1. 定期テスト英語は「英単語・ワーク」を勉強すれば平均点以上はとれる
英語の定期テストの出題形式と勉強方法は以下になります。
英語定期テストの出題形式と勉強方法 | ||||
---|---|---|---|---|
出題形式 | 必要なスキル | 勉強方法 | 勉強優先度 | 点数配分(例) |
英単語 | 英単語 ・正しい発音で言える ・日本語訳⇔英訳ができる ・正しいスペルで書ける | 単語帳・単語ノートを作って勉強 ※具体的な勉強方法はこちら | ★★★★★ | 10点 |
英訳 | 英単語 文法 | ワークを3周する ※具体的な勉強方法はこちら | ★★★★★ | 15点 |
語句の穴埋め | ★★★★★ | 15点 | ||
並び替え | ★★★★★ | 15点 | ||
英作文 | ★★★★★ | 15点 | ||
長文読解 | 英単語 文法 ・日本語訳を早くできる | 時間を計りながら練習問題を解く ※具体的な勉強方法はこちら | ★★ | 15点 |
リスニング | 英単語 ・正しい発音が分かる ・英訳→日本語訳ができる 文法 ・英文を聞いて日本語訳にできる | ・毎日英語を聞く ・リスニング問題を解く ※具体的な勉強方法はこちら | ★★ | 15点 |
※1-3で例題あり
上表を見ても分かるように、英語の定期テストの出題内容は、英単語と文法をしっかりと理解できていれば、70点以上は取れます。
文法はワークの練習問題を解くことで、テストで出題されるさまざまな問題(英訳・穴埋め・並び替え・英作文)の対策ができます。そのため、学校で習った英単語とワークさえしっかりマスターすれば必ず平均点以上は取れるのです。
新しい問題集を買うなどさまざまな勉強法に手を出す必要はありません。まずは、英単語とワークの2つだけを集中して勉強しましょう。
▼英単語の勉強方法は「2.英単語|おすすめの勉強方法」をご覧ください。
▼ワークの勉強方法は「3.文法|おすすめの勉強方法」をご覧ください。
1-2. 高得点を狙うなら「リスニング」「長文読解」の勉強も必要になる
先ほど話したように、「英単語・ワーク」を勉強することで平均点以上は取れます。90点以上などさらに高得点を目指す場合は、加えて「リスニング」「長文読解」の対策もしましょう。
なぜなら、「リスニング」「長文読解」には、英単語や文法などのベースの知識に加えて、英語を素早く聞き取れたり長い英文をスピーディーに日本語訳にしたりなど、+アルファの技術も必要だからです。
時間をかけてじっくり考える時間はあまりないので、より理解を深めたり、解くコツなどを知っておかないといけません。
「英単語・文法」の基礎勉強ができたら「長文読解」「リスニング」の対策も行い、さらに、高得点を目指しましょう。
▼長文読解の勉強方法は「4. 長文読解|おすすめの勉強方法」をご覧ください。
▼リスニングの勉強方法は「5.リスニング|おすすめの勉強方法」をご覧ください。
1-3. 【基礎知識】例題
ここでは、それぞれのテスト内容の例題を見ながら、どのような問題が出題されるか確認していきましょう。
「勉強方法を早く知りたい」という方は、「2.英単語|おすすめの勉強方法」まで読み飛ばしてくださいね。
◯英単語
英単語の問題は、英単語を日本語訳する問題や、日本語訳を見て英語で書く問題などが出題されます。英語訳⇔日本語訳ができるだけでなく、正しいスペルで書けるかどうかも重要です。
例えば、以下のような問題があります。
【英単語の例】
問題:次の単語を英語で正しく書いてください。 | |
・誕生日 | 答え:birthday |
・兄弟 | 答え:brother |
・国、いなか | 答え:country |
◯英訳
英訳とは、日本語の文を英語で書く問題です。英訳問題は、単語や文法を理解しておくことがポイントです。
例えば、以下のような問題があります。
【英訳問題の例】
問題:次の日本語を英語で書いてください。 | |
・彼女は日本出身です。 | 答え: She is from Japan. |
・私はピアノを弾けます。 | 答え:I can play the piano. |
◯語句の穴埋め
語句の穴埋めとは、隠れている場所に入る語句を埋める問題です。語句の穴埋めを解くには、文法や熟語を理解しておくことがポイントです。
例えば、以下のような問題があります。
【語句の穴埋めの例】
問題:次の()に当てはまる単語を書いてください。 | |
・( )you swim? ー Yes,I can. | 答え:Can |
・Hi,Ken!Nice to ( )you. | 答え:meet |
◯並び替え
並び替え問題とは、日本語文と羅列された英単語があり、日本語訳に沿って英単語を並び変えて英文を作る問題です。
並び替え問題を解くには、文法のルールをしっかりと理解しておくことがポイントです。
例えば、以下のような問題があります。
【並び替え問題の例】
問題:次の()内の単語を、日本語訳に沿って、正しい順番に並び変えて書いてください。 | |
あなたは明日何をする予定ですか? (do・tomorrow・will・What・you) | 答え:What will you do tomorrow? |
あなたはサッカーが好きですか?一語不要 (soccer・you・like・Do・play) | 答え:Do you like soccer? |
◯英作文
英作文とは、質問に対して、自分で英文を考えて答える問題です。こちらは、英単語・文法を知っておくことがポイントです。
例えば、以下のような問題があります。
【英作文問題の例】
問題:次の質問に対して、あなたの自己紹介をしてください。 | |
・あなたの趣味は何ですか?(3語以上使って) | 答え(例):My hobby is playing the piano. |
・あなたの好きな食べ物は何ですか?(3語以上使って) | 答え(例):I like apples. |
◯長文読解
長文問題は、10行以上など長い英文を読んで、その内容に関する質問に答える問題です。正しく日本語訳できるだけでなく、スピーディーに読めるかも重要になってきます。
例えば、以下のような問題があります。
【長文問題の例】
〜AさんとBさんがシンガポール旅行について会話している英語長文(10行)〜 | |
問題1.Aさんは何のためにシンガポールへ行きましたか? 問題2.Aさんは誰と一緒にシンガポールへ行きましたか? 問題3.Aさんがシンガポールで驚いたことは何ですか? |
◯リスニング
リスニング問題は、英語の会話を聞いた後に、問題に答えていく形式です。
「英文を見て理解できても、耳で英語を聞いたら分からない」というケースも多く、英語を聞くことに慣れる必要があります。
例えば、以下のような問題があります。
【リスニング問題の例】
~AさんとBさんの英語の会話をリスニングする~ 問題:AさんとBさんの会話を聞いて、次の4つの内容が合っていれば〇、間違っていれば×を書いてください。 | |
・Aさんはお腹が空いています。 ・Aさんは部活でバスケットボール部に入っています。 ・Bさんが一番好きな教科は数学です。 ・Bさんには、お兄さんとお姉さんがいます。 |
一般的に英語の定期テストでは、上記の7つの形式から問題が出されることが多いです。
とは言っても、学校によって出題内容はさまざまです。過去に受けた定期テストを見て、どのような問題が出されているかチェックして、その傾向にあった対策を打ちましょう。
次章からは、英語の定期テストで良い点数を取るための勉強方法を詳しく解説していきますね。
2. 英単語|おすすめの勉強方法
英語のテスト対策として、はじめに英単語の勉強をしていきましょう。
英単語の意味やスペルを書く問題は出題される可能性が高いからです。また、単語の意味が分かっていないと、和訳・英作文・並べ替え・穴埋め問題・リスニング・長文読解など、他の問題も解けないので、はじめに単語を復習します。
テスト範囲の英単語は必ずマスターし、意味が分かりスペルを正しく書けるようになりましょう。
また、英単語と一緒に英熟語もセットで勉強していきましょう。
【英熟語とは】
英熟語とは、複数の単語で構成される言葉。セットで使われることで、特定の意味を表す言葉になります。 ▼英熟語の例 ・a lot of~(たくさんの~) ・by the way(ところで) ・at first (最初は) |
2-1. 英単語の具体的な勉強方法
では、英単語・熟語の具体的な勉強方法について見ていきましょう。
英単語の勉強は、以下の5つのステップで行います。
英単語の勉強方法 | |
ステップ1 | 覚える英単語・熟語を単語練習ノートにまとめる |
ステップ2 | 日本語の意味を答える+発音する |
ステップ3 | 日本語訳をみて英単語・熟語を書く |
ステップ4 | ステップ2・3で間違った部分のみ1~2回復習する |
ステップ5 | ステップ4で間違えてしまった英単語を3回書く |
▼ゴール:テスト範囲の単語の「意味・スペル・発音」を完璧にする |
それぞれ詳しく解説していきますね。
ステップ1. 覚える英単語・熟語を単語練習ノートにまとめる
まずは、テスト範囲になっている英単語を単語練習ノートにまとめていきます。
単語練習ノートは、B5羅線ノートなど、自分で使いやすいノートを用意してください。
単語練習ノートを用意したら、テスト範囲になっている英単語を1行に1つずつ、左側に縦に書いていきます。その横に縦線を引き、左側に日本語訳を書いていきます。
英単語を書いていく時に発音も確認します。発音が分からない単語は、先生に聞くか、インターネットのGoogle翻訳機能で発音を調べ、読み方もメモしておきましょう。
ステップ2. 日本語の意味を答える+発音する
単語練習ノートの準備ができたら、ひたすら練習をしていきます。
まずは、日本語訳をノートなどで隠し、英単語を見ながら発音→日本語訳を答えていきます。日本語訳を答えたらすぐに答え合わせをして、次の単語に進みます。
1つの単語にかける時間は5秒とし、日本語訳が分からない場合は答えを見て確認し、次の質問へどんどん進みましょう。
ステップ3. 日本語訳をみて英単語・熟語を書く
次は左端の英単語をノートで隠し、日本語訳を見ながら、英単語・熟語をノートに書いていきます。
「英単語を書く→答え合わせ」を上から1つずつ順番にやっていきましょう。
ここでは、スペルの間違いがないか細かく確認しながら進めていきます。
せっかく英単語を覚えても、スペルを間違ってしまったら0点なので、正しいスペルで書けるように確認しながら書いてくださいね。
ステップ2・3でそれぞれ答え合わせをした際に、間違えた部分をチェックしておくと、どこを復習すればよいか分かりやすいですよ。
ステップ4. ステップ2・3で間違った部分のみ1~2回復習する
英単語の日本語訳・英訳が1周できたところで、ステップ2・3で間違えた英単語をもう1回やっていきます。
それでも間違えてしまった部分を、追加でもう1回復習しましょう。
ステップ5. ステップ4で間違えてしまった英単語を3回書く
ステップ4でまだ間違えてしまう英単語がある場合、その英単語のみ3回書いていきましょう。
例えば、「visit」を間違えてしまった場合、「visit→訪れる→visit→訪れる→visit→訪れる」と書きます。もちろん、日本語訳する時も英単語を書くときも、答えは隠してから回答してくださいね。
ここまでをワンセットにして、間違いがなくなるまでは、できるだけ毎日英単語の復習をしましょう。あまり間違わなくなったら、ステップ1・2のみ毎日復習するだけでもいいですよ。
2-2. 【ケース別】英単語学習のテスト前スケジュール
ここでは、単語の勉強を始めるタイミングやスケジュールを見ていきましょう。
英単語を勉強するタイミングは、英語の勉強の中ではじめから行います。単語の意味が分かっていないと、並べ替え問題や英作文など、他の問題も解けないからです。
スケジュールはテスト2週間からのスケジュールとなっていますが、もう少し早めに始められる方は、早めに始めましょう。
部活をしていない場合、部活をしている場合で勉強に割ける時間は異なりますが、英単語については非常に重要なので、以下のように同じスケジュールで進めてください。
【部活をしていない(放課後時間のある)中学生の英単語勉強スケジュール】
【部活をしている(放課後時間のない)中学生の英単語勉強スケジュール】
単語は意味も発音もスペルも完璧にしてほしいので、部活をしている生徒さんも時間を使って完璧になるまで勉強しましょう。
3. 文法|おすすめの勉強方法
英単語の次に、文法の勉強も重要です。
【文法とは】 |
---|
文法とは、簡単に言うと単語を並べる際のルールのこと。 英語の文法には、以下のように決まった型があり、そのルールに沿って単語が並べられています。 ▼文法の例 ・主語が3人称の場合は動詞に「s」をつける … Kenta plays tennis. ・命令文は動詞から始める … Sit down.(座りなさい) このような、学校で習うさまざまな英語の決まりのことを文法と言います。 |
「1.【出題形式別】英語の定期テストで良い点数をとるための勉強方法一覧」でも解説したように、文法は、定期テストで出題される「和訳・英作文・並べ替え・穴埋め問題・リスニング・長文読解」などのさまざまな問題に関係しています。
つまり、中学校で習う文法をしっかりマスターすることで、英語の基礎が身に付き、テストで良い点がとれるようになるのです。
3-1. 文法の具体的な勉強方法
ここでは、文法の具体的な勉強方法を解説していきます。
文法をマスターするには、テスト範囲のワークを間違えずに解けるまで、何回も繰り返し解いていきましょう。
文法の勉強方法 | |
ステップ1 | 文法のルールを復習する |
ステップ2 | 練習問題を解き、間違えたところを確認する |
ステップ3 | 次の文法に進み、ステップ1・2をやる |
ステップ4 | 練習問題を間違えずに解けるようになるまで、ワークを何回もひたすら解く |
▼ゴール:テスト範囲のワークを間違わずに解けるようになる |
テスト範囲に含まれている文法は、1つではなく複数あることが多いです。すべての文法を復習してから練習問題を解いていくと、文法のルールがしっかりと頭に入りません。
そのため、【1つの文法の復習→ワークの練習問題を解く→次の文法復習→ワークの練習問題を解く】という流れで進めていきましょう。
例えば、「be動詞(am,are,is)」について学ぶ際も、細かく3つのパターンがあります。
1.主語がI・youの時 2.主語が単数の時(I・youではない1人・1つの物の時。例:my mother・Takeshi・This houseなど) 3.主語が複数の時(2人・2つ以上の時。例:Mika and I・They・Weなど) |
この場合は、下図のように「1.主語がI・youの時のbe動詞」のルール確認→練習問題を解く→「2.主語が単数の時のbe動詞」のルール確認→練習問題を解くという流れになります。
一般的には、ワーク見開き1ページに1つの文法と練習問題が入っていることが多いので、その場合は、見開きごとに進めていきます。
ステップ1. 文法のルールを復習する
まずは、教科書のテスト範囲にある1つ目の文法のルールを復習します。
教科書や英語のノートなどを見ながら、どのような決まりがあるのか確認していきます。ここでは、ルールを完璧に入れるというよりは、おおよそのルールを復習する程度でいいでしょう。
例えば、be動詞(主語がI・youの時)の場合は、以下のことを確認します。
・主語が「I」の時は「am」を使う ・主語が「You」の時は「are」を使う ・「I am は I’m」と短縮可能、「You are は You’re」と短縮可能 |
そのルールをひととおり確認したら、ステップ2へ進みましょう。
ステップ2. 練習問題を解き、間違えたところを確認する
ステップ1でルールを確認できたら、実際に練習問題を解いて、理解を深めていきます。
練習問題を解き終わったら、答え合わせをします。そこで間違った問題があった場合、なぜ間違えたのか考えて、答えが理解できるようにしましょう。
もし、その正解の回答について理解できない場合は、絶対に答えをうやむやにしたままにしないでください。親や先生に尋ねるなどして、答えに納得できる状態にしましょう。
ステップ3. 次の文法に進み、ステップ1・2をやる
ステップ1とステップ2を、1つの文法のくくりごとに繰り返していきましょう。
ここで基本知識をしっかり覚えられるように、分からないことがでてきたら、絶対にうやむやにしたままにせず、確認してくださいね。
ステップ4. 練習問題を間違えずに解けるようになるまで、ワークを何回もひたすら解く
文法の復習と練習問題をひととおり解き終わったら、間違えなくなるまでワークの練習問題をひたすら解いていきましょう。
前述したように、文法はさまざまな問題の基本となっているため、文法をマスターすれば、定期テストで高得点も狙いやすいです。
英語の定期テストで平均点以上を取りたい方は、ワークの問題を最低3周はしてくださいね。
3–2. 【ケース別】文法学習のテスト前スケジュール
文法を勉強するタイミングは、英単語と同様に英語のテスト勉強のはじめからスタートします。
こちらも英語力の基礎であるため、部活をしている場合も、部活をしていない場合と同じスケジュールでしっかり学習しましょう。
文法を勉強する具体的なスケジュールは以下になります。
【部活をしていない(放課後時間のある)中学生の文法学習スケジュール】
【部活をしている(放課後時間のない)中学生の文法学習スケジュール】
繰り返しになりますが、文法の勉強をしっかりしておけばテストで平均点以上は目指せるので、「ワークだけでも完璧にしよう」という気持ちで頑張りましょう。
4. 長文読解|おすすめの勉強方法
次に、長文読解の勉強方法です。
定期テストの長文問題は、以下の2つの出題パターンに分けられます。
・教科書やワークの文がそのまま使われている ・初めて見る問題が出る |
どちらの出題パターンでも、単語と文法をしっかりと復習しておけば解けます。
なぜなら、英語の文章は、英単語と文法の集まりだからです。
そのため、まずは上記で解説した英単語・文法の勉強をしっかり行い基礎力をつけることが大事です。
とは言っても、長文問題はスピーディーに英語を読むなど+アルファのスキルも必要です。そのため、時間を確保できそうであれば、長文の勉強もしていきましょう。
4-1. 長文の具体的な勉強方法
長文の具体的な勉強方法を見てみましょう。
出題傾向によって、勉強方法は異なります。
長文の勉強方法 | |
【パターン1】教科書やワークの文がそのまま使われている場合 | |
ステップ1 | 単語や文法をしっかり復習する【単語・文法の勉強でクリア◎】 |
ステップ2 | テスト範囲の教科書やワークの文を音読し、日本語訳する |
ステップ3 | 長文の練習問題を間違わなくなるまで解く |
【パターン2】初めて見る問題が出る場合 | |
ステップ1 | 単語や文法をしっかり復習する【単語・文法の勉強でクリア◎】 |
ステップ2 | ワークやプリントの練習問題や問題集の長文問題を解いて、慣れる |
それぞれ見ていきましょう。
【パターン1】教科書やワークの文がそのまま使われている場合
学校によっては、教科書やワークの会話文や長文の練習問題がそのまま使われることがあります。そのパターンが多い傾向にある場合、以下のステップで勉強しましょう。
【パターン1】教科書やワークの文がそのまま使われている場合 | |
ステップ1 | 単語や文法をしっかり復習する【単語・文法の勉強でクリア◎】 |
ステップ2 | テスト範囲の教科書やワークの文を音読し、日本語訳する |
ステップ3 | 長文の練習問題を間違わなくなるまで解く |
ステップ1. これまでに習った単語や文法をしっかり復習する
まずは、これまでに習った単語や文法をしっかり復習することが重要です。単語と文法に関しては、上記で解説した勉強方法を実践していればクリアです。
ステップ2. テスト範囲の教科書やワークの文を音読し日本語訳をする
次に、教科書に出てくる長文やワークの練習問題の長文を音読し、日本語訳にしましょう。音読することで単語や文法の復習にもなります。
【まずは文のかたまり全体を音読→1文音読したら日本語訳にして答え合わせ→次の1文音読して日本語訳にして答え合わせ】を繰り返していきます。
ここでは、文の流れを音読して頭にインプットしやすくする・すぐに日本語訳に変換できることが目的です。そのため、日本語訳もわざわざ書かずに口頭で答える程度でいいですよ。もし、日本語訳できない文があったら、その場で2~3回声に出して復習しましょう。
ステップ3. 長文の練習問題を間違わなくなるまで解く
教科書やワーク・プリントのテスト範囲内に長文の練習問題がある場合は、その問題を解きましょう。
長文の練習問題を解く場合、制限時間を決めて解くようにしましょう。実際のテストでは、長文を読むために長い時間を使っていられないため、スピーディーに長文を読む練習をするためにも、「10分で終わらせる」など時間を決めて解いてみましょう。
例えば、以下の長文問題の場合、全体にかける時間は10分程度とし、英文は5分で読むようにするといいでしょう。
〜AさんとBさんがシンガポール旅行について会話している英語長文(10行)〜 | |
問題1.Aさんは何のためにシンガポールへ行きましたか? 問題2.Aさんは誰と一緒にシンガポールへ行きましたか? 問題3.Aさんがシンガポールで驚いたことは何ですか? |
もし間違った場合は、なぜ間違ったのかを答え合わせして確認します。答えに納得できない場合は、問題や質問をすべて日本語訳してみましょう。
日本語訳が分からない場合は、先生に尋ねるか、Google翻訳機能を使って日本語訳を確認してみましょう。
【パターン2】初めて見る問題が出る場合
テストで初めて見る長文問題がでる場合もあります。そのパターンが多い傾向にある場合、以下のステップで勉強しましょう。
【パターン2】初めて見る問題が出る場合 | |
ステップ1 | 単語や文法をしっかり復習する【単語・文法の勉強でクリア◎】 |
ステップ2 | ワークやプリントの練習問題や問題集の長文問題を解いて、慣れる |
ステップ1. これまでに習った単語や文法をしっかり復習する
先ほども述べたように、長文の対策は、まずはこれまでに習った単語や文法をしっかり復習することが重要です。上記で解説した勉強方法で、単語と文法を完璧にマスターしましょう。
ステップ2. ワークやプリントの練習問題や問題集の長文問題を解いて、慣れる
テストで初見の長文問題が出る場合も、これまでに習った単語や文法を理解できていれば、解くことができます。
もし、長文に苦手意識を感じている方は、ワークやプリントにある長文の練習問題や、自分で用意した問題集の長文問題を解いて、長文に慣れておくといいでしょう。
こちらも先ほど同様、10分など制限時間を設けて解くようにすると、スピード感に慣れるのでおすすめですよ。
【長文問題を解くコツ!】 長文問題を解く際は、質問文を読んでから英文を読むと、解きやすくなるのでおすすめです。質問文を読むことで、これから何を聞かれるのかおおよそイメージできるので、英文も読みやすくなりますよ。 |
4-2. 【ケース別】長文学習のテスト前スケジュール
長文学習のテスト前スケジュールは以下になります。
【部活をしていない(放課後時間のある)生徒さんの長文学習スケジュール】
【部活をしている(放課後時間のない)生徒さんの長文学習スケジュール】
長文の勉強は、テストの1週間前あたりから始めます。余裕があれば、もっと早くから始めてもいいですが、単語やワークの勉強を優先してほしいため、このようなスケジュールとなっています。
そのため、単語やワークの勉強に時間がかかって、時間の確保が難しい場合は、単語や文法の学習を優先させてくださいね。
5. リスニング|おすすめの勉強方法
次に、リスニングの勉強方法です。リスニングも+アルファの学習になるので、単語や文法の勉強の進み具合を見ながら取り入れてください。
5-1. リスニングの具体的な勉強方法
リスニングの具体的な勉強方法は以下になります。
リスニングの勉強方法 | |
ステップ1 | 英単語を発音する【単語の勉強でクリア◎】 |
ステップ2 | 教科書やワークの会話文を聞く |
ステップ3 | 実際に問題を解いて慣れる |
▼ゴール:英会話に慣れる。 |
それぞれ見ていきましょう。
ステップ1. 英単語を発音する
まずは、英単語を正しい発音で何度も声に出して読みましょう。
「2.英単語|おすすめの勉強方法」にて解説したように、英単語を覚える時に発音しながら学習していると思います。英単語の勉強の際に、しっかり発音しながら学習していれば、このステップ1はクリアとなります。
ステップ2. 教科書やワークの会話文を聞く
次に、教科書やワークの会話文を聞きましょう。
「英語耳」という言葉があるように、英語を聞いて耳で慣れることはとても重要です。日頃から、英語を聞き慣れていると、不思議とどんどん単語や会話が聞こえるようになってきます。
今は、教科書やワークにリスニングできるQRコードなどが載っていることがあります。教科書やワークにリスニング機能がある場合は、聞いてみてください。
初めはなんと言っているかよくわからなくても、聞き流して毎日聞くことで、耳を英語に慣らしていきましょう。
ステップ3. 実際に問題を解いて慣れる
ワークや教科書にリスニングの練習問題がある場合は、実際に練習問題を解いてみましょう。
英語は普段聞き慣れていない人も多いので、いざテストで英語の会話を耳にすると、慌ててしまい冷静に聞けないかもしれません。
事前にワークなどで練習をしておくことで、リスニングテストに慣れましょう。
具体的には、以下の流れで行います。
1.リスニング問題を聞いて、問題を解く 2.読んでいた文(スクリプト)を見ながらもう一度英文を聞き、聞き取れなかった語句を確認する |
まずは、1のように実際に問題を解きます。答え合わせをした後、次は2のように、読んでいた文(スクリプト)を見ながらもう一度英文を聞き、聞き取れなかった語句の確認をしましょう。
この時、英文を見ても日本語訳できない単語や文法があれば、合わせてチェックしてくださいね。
5-2. 【ケース別】リスニング学習のテスト前スケジュール
リスニング学習のテスト前スケジュールは、以下になります。
【部活をしていない(放課後時間のある)生徒さんのリスニング勉強スケジュール】
【部活をしている(放課後時間のない)生徒さんのリスニング勉強スケジュール】
リスニングも長文同様に+アルファの学習になるので、単語や文法(ワーク)の勉強を優先させてください。
ただし、上記で解説したようにリスニングの勉強は聞き流しでいいため、通学時間の間など、スキマ時間に取り入れることができます。そのため、できればテスト2週間前から毎日少しずつでも聞いてみるといいでしょう。
6. 【まとめ】英語の定期テストモデルスケジュール
ここまでで、英語の定期テストで良い点をとるためには、どのような勉強をすればよいのか分かったのではないでしょうか。
英単語や文法などそれぞれの勉強スケジュールは解説しましたが、たくさんあり過ぎてよく分からなくなっている方もいると思います。
ここでは、英語の定期テスト前のモデルスケジュールを解説していきます。一般的にテスト範囲が発表されるテスト2週間前からテスト前日までの具体的な英語の勉強スケジュールを解説しますので、参考にしてくださいね。
なお、スケジュールは、部活をしている生徒さん・部活をしていない生徒さんの2つのスケジュールに分けています。
【部活をしていない(放課後時間のある)生徒さんの英語のテスト勉強スケジュール】
※勉強時間は、平日4時間・休日10時間を想定。そのうち英語に占める時間は、平日45分・休日2時間を想定。
【部活をしている(放課後時間のない)生徒さんの英語のテスト勉強スケジュール】
※勉強時間は、部活がある間は平日2時間半・休日3時間、テスト前の休みになったら、平日4時間・休日10時間を想定。そのうち英語に占める時間は、部活がある間は1日30分、テスト前休みになったら、平日45分・休日2時間を想定。
特に大事なのは、単語と文法の勉強です。部活をしているなどで時間がなかったり、なかなか勉強がはかどらなかったりしても、単語+ワーク3周は絶対解くようにしましょう。
7. 英語の定期テストで良い点を取り続けるためにすべきこと
ここまでで、英語の定期テストの具体的な勉強方法が分かったと思います。
上記で解説したように、テスト範囲の英単語やワークを完璧にするまでこなすことで、英語の定期テストで高得点は期待できます。
しかし、1回のテストだけでなく、今後の定期テストでもずっと良い点を取り続けたいですよね。この章では、ずっと良い点を取り続けるためにすべきことを解説します。
英語の定期テストで良い点を取り続けるためにすべきこと |
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・毎回の定期テストで行う ・日頃の復習や宿題をしっかり取り組む ・テスト結果から自分の苦手なところを分析して対策する ・英語の先生に勉強の仕方を聞く |
それぞれ見ていきましょう。
7-1. 毎回の定期テストで行う
毎回の定期テストで良い点をとるには、今回の勉強法を毎回の定期テストで行いましょう。
今回述べた勉強方法は、英語の基礎が身に付く勉強法だからです。単語や文法など英語の基本がわかることで、英語への理解が深まっていきます。
例えば、1年間に行われる学校のテストと、その教科書の範囲は以下のようになっています。(1年間で教科書100ページ分を学習すると仮定した場合)
【1年間に行われる定期テストのテスト範囲】
上表を見ると、1学期の期末テストには、1学期の中間テストの内容が含まれ、2学期の期末テストには2学期の中間テストの範囲が含まれていることが分かります。そして、学期末テストには1年間の内容が含まれます。
1回のテスト範囲で学ぶ英語は、英語の中のほんの一部です。毎回のテストでこの勉強法を続けることで、英語の基礎力がどんどん上がります。
7-2. 日頃の復習や宿題をしっかり取り組む
テスト前の勉強も大事ですが、日頃の復習や宿題をしっかり取り組むことも大事です。
日頃から復習をしっかりしておくと、テスト前に慌てて詰めこむことがなく、余裕を持った勉強ができるからです。
例えば、今回はテストの2週間前から単語を覚えはじめ、文法の復習を始めました。
もし、日頃の復習で単語や文法の復習ができていれば、テストの2週間前に単語や文法の復習をせずに、すぐにワークの問題に取り組むことができます。また、自分の苦手な部分に、もっと時間を使うこともできますよね。
日頃の復習や宿題をしっかり取り組むことで、テスト前に焦ることなく復習でき、もっと点数が伸びやすくなりますよ。
7-3. テスト結果から自分の苦手なところを分析して対策する
テスト対策も重要ですが、テスト後に自分の苦手なところを分析することも大事です。
テスト結果を見ると、自分の苦手なところがどこか分かり、そこを重視した勉強をすることで、次のテストの点数も伸びやすいからです。
例えば、全体的に点数が取れていなかった場合は、まだ復習が足りなかったことが分かります。その場合は、英単語の復習・ワークを使って文法の復習を徹底してみましょう。
並び替え問題を多く間違えていた場合は、文法の理解が足りなかったということが分かります。文法のルールを復習し、並び替え問題を繰り返し解いてみましょう。
テストを受けたあとに、1章の「【出題形式別】英語の定期テストで良い点数をとるための勉強方法一覧」をもう一度見て、どこが間違えているのか・自分はどんな問題が苦手なのか分析するようにしましょう。
また、テストで間違った部分は必ず復習しましょう。せっかくテスト勉強を頑張ったので、すぐに復習することで、より理解が深まりますよ。
7-4. 英語の先生に勉強の仕方を聞く
英語の先生に勉強の仕方を聞いてみるのもいいでしょう。
なぜなら、英語が得意になるには、英語が得意な方に聞くのが1番だからです。英語の先生は英語が得意ですし、定期テスト問題の作成者でもあります。そのため、英語の効率の良い勉強方法を知っているはずです。
生徒さんから勉強方法を聞かれたら、先生もきっと「やる気のある子だな」と嬉しいでしょう。
8. それでも点数がとれない場合は「短期間、英語だけ塾に行く」のがおすすめ
ここまでで、英語の定期テストで良い点をとる方法が分かったと思います。
上記で解説した勉強方法を徹底すると、英語の基礎が身に付き、定期テストで良い点数がとれるので信じて頑張ってみてくださいね。
しかし、それでもテストで良い点が取れない場合は、塾に行くのがおすすめです。
なぜなら、英語は中学生から始まる教科なので、他の教科よりも苦手意識を持ってしまう可能性があるためです。苦手意識を持ってしまうと、なかなか上達が難しいもの。そのため、塾に通って正しい勉強法を身に付け、早めに苦手意識を克服できるようにしましょう。
実際に以下の事例では、塾に通うことで苦手な英語で95点を獲得しました。
塾に通って英語の成績が伸びた事例 |
中学2年生のAさんは英語が苦手で、英語の定期テストではいつも平均点以下でした。これまで塾には行ったことありませんでしたが、苦手な英語だけ塾に通うことに。 塾に行くことで、英語の勉強の仕方が分かり、分からないことはその場で確認できるので、理解が深まっていき、英語の勉強がどんどん楽しくなっていきました。 次のテストでは、いつもより20点もアップして95点を獲得。苦手意識のあった英語が、好きな教科に変わりました。 |
このように、英語が苦手な方は、塾に通うと正しい勉強法が分かり、苦手意識をなくすことができます。
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湘南ゼミナールでは、英語を含めた定期テスト対策授業を実施しており、生徒さんが通っている学校別にテスト対策授業を無料で行っています。 その結果、⼊塾直後の定期テストで約93%※の⽣徒さんが成績アップを実現しています。 ※【対象】2021年度 湘南ゼミナール総合進学コースに入会した中学生。入会直後の定期テストで、指導科目の得点が1科目以上上昇した結果を集計 気になる方は、ぜひご相談くださいね。 ・湘南ゼミナールの中学生向け「高校受験/定期テスト対策」 ・湘南ゼミナールの高校生向け「一般入試対策/定期テスト対策」 |
9. まとめ
いかがでしたか?
最後にこの記事をまとめますと、
◎英語定期テストの勉強方法は
◎英単語の復習+ワークを3周すれば、平均点以上は必ずとれる
◎もっと高得点を目指すなら、長文読解+リスニングの勉強もしよう
この記事を元に、英語の定期テストの点数が伸びることを願っています。
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