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埼玉県公立高校受検情報

湘ゼミ進学情報戦略部が解説する埼玉県公立高校の受検情報

2018年度 学校選択問題実施校(21校)について

埼玉県教育委員会が2018年5月に発表した、学校選択問題を実施する高校は以下の通りです。

学校名 実施教科 備考
浦和高等学校 数学・英語 全日制課程
浦和第一女子高等学校 数学・英語 全日制課程
浦和西高等学校 数学・英語  
大宮高等学校 数学・英語  
春日部高等学校 数学・英語 全日制課程
川口北高等学校 数学・英語  
川越高等学校 数学・英語  
川越女子高等学校 数学・英語  
川越南高等学校 数学・英語  
熊谷高等学校 数学・英語 全日制課程
熊谷女子高等学校 数学・英語  
熊谷西高等学校 数学・英語  
越ヶ谷高等学校 数学・英語 全日制課程
越谷北高等学校 数学・英語  
所沢高等学校 数学・英語 全日制課程
所沢北高等学校 数学・英語  
不動岡高等学校 数学・英語  
和光国際高等学校 数学・英語  
蕨高等学校 数学・英語  
さいたま市立浦和高等学校 数学・英語  
春日部女子高等学校 数学・英語  

学校選択問題への対策方法

H29年度入試から、数学・英語の2教科は、基本的な出題を増やし正答率の低い問題を減らすことと、学校の判断で応用的な『学校選択問題』が実施されるようになりました。極端に難易度の高い問題を減らし、学習の成果が測れる問題を増やすことが目的です。ただし、上位の学校については、難易度の高い『学校選択問題』を選択できるようになっています。

上位の学校と、そうでない学校で受けるテストが異なってくるために、テストの違いに合わせた学習をする必要が生まれます。以前であれば、塾のクラス分けは塾内のテストや模試の成績に基づくものでしたが、学校選択問題を必要とする生徒とそうでない生徒によるクラス分けを実施する塾もでてくるものと思われます。早い段階で志望校を考えて、学習をはじめる必要があります。

ハードルの高さから学校選択問題の実施校(以下、「選択校」)を敬遠する動きもあるかと思いますが、選択校の多くは倍率の高い人気校です。極端な倍率低下はないでしょう。

また、入試得点に差が出ることで、今までは内申点から安全圏といえた生徒に関しても、入試に向けた対策を十分に行う必要がでてきます。選択校はどれも、内申点よりも入試得点を重視している学校であり、より差のつきやすい入試によって、内申を入試で逆転する合格が増えると考えて下さい。

平成30年度入試の平均点と標準偏差について

埼玉県教育委員会より発表された、平成30年度の入試の分析結果(平成30年度入学者選抜学力検査結果)によると、平均点・標準偏差については以下の通りです。

平均点 標準問題 学校選択問題
年度 国語 社会 数学 理科 英語 数学 英語
H30 52.2 55.0 43.2 50.9 55.0 43.7 58.9
H29 52.7 59.6 43.6 47.7 51.1 43.2 71.9
増減 ー0.5 ー4.6 ー0.4 +3.2 +3.9 +0.5 ー13.0

平均点の推移から、英語の選択問題の難易度が高くなったことがわかります。

ただし、これは平成29年度の平均点が高すぎたため、適正な難易度に調整したということかとおもわれます。

数学は、選択問題・標準問題ともに平均点が40点台となっており埼玉の数学の難しさは変わらずといった印象です。

標準偏差 標準問題 学校選択問題
年度 国語 社会 数学 理科 英語 数学 英語
H30 16.56 22.46 16.85 22.64 19.70 14.08 14.74
H29 17.95 22.61 17.45 21.27 24.14 13.51 13.27
増減 ー1.39 ー0.15 ー0.60 +1.37 ー4.44 +0.57 +1.47

標準偏差は得点差がつきやすいかどうかを見る指標です。

難易度が高くなった英語の選択問題ですが、標準偏差はあまり変わっていません。難しくはなりましたが、得点差がつきやすくなったとはいえません。

また、この数字だけを見ると、社会と理科の得点差がつきやすいように見えますが、これは標準問題と選択問題に分かれていないためです。上位の子と標準レベルの子が同じテストを受けるために得点差がつきやすいです。

実際、上位の子のみが受ける選択問題の数学と英語はどちらも標準偏差が小さく、得点差が出にくいです。

逆に、問題を分けていないのに標準偏差が小さい国語は得点差がつきにくい科目であることがわかります。

英語の問題~分析と勉強の仕方

【学校選択問題】

大問1のリスニングでは平成29年度では標準問題・選択問題でまったく同じ問題が出題されていましたが、平成30年度では一部、異なる問題が出題されました。

該当問題は、標準問題では出題・解答が日本語なのに対し、選択問題では出題・解答が英語になっており、差のつきやすい問題となりました。対策で差のつく問題になるでしょう。

大問2の長文読解では昨年に引き続き、長文そのものは標準問題と同様のものが出題されました。ただし、注釈が少ないことが特徴で語彙の絶対量が求められます。

大問3の長文読解は、平成29年度に続き、『科学技術の社会への影響』がテーマとなる問題でした。中学生が日本語でも読みなれない文章が英文で出題されることが特徴です。

難関私立校の長文などに慣れておく必要があります。

大問4の自由英作文は、平成29年度と同様の出題形式でした。十分に練習をつんだ子が多かったようで、正答率が10%以上上昇する結果となりました。

【標準問題】

大問1のリスニングでは放送で情報を聞き取った後で、さらに問題文を聞き取る問題の正答率が低い結果でした。選択肢からあらかじめ情報を読み取る訓練などが対策になるでしょう。

大問2では4月の英単語を答えさせる問題が出題されました。平成29年度では火曜日の英単語を答えさせる問題が出題されていたことから、今後は春夏秋冬や父母・叔父叔母などの基本的な英単語を答えさせる問題が出題される可能性が高いです。

大問3の長文では、デパートでの職業体験の話題が出題されました。実際に経験したことがあるような場面の英文で、内容の理解がしやすい問題です。教科書レベルの英文がしっかり読めれば、問題ないでしょう。

大問4の長文は学校選択問題と同様の文章が出題されました。注釈が多く、読むのに時間がかかったかと思います。そうした場合は、先に注釈を呼んでおき、文章の内容を想像しながら読むことでスムーズに読みこなすことができます。

大問5の自由英作文は平成29年度と同様の出題形式で、正答率も昨年と大きく変わりませんでした。今後も、同様の形式の出題になると思われます。事前の訓練が重要です。

数学の問題~分析と勉強の仕方

【学校選択問題】

大問1の計算問題と小問は複雑な計算こそあるものの、学校選択問題が採択される以前の埼玉県の形式とほぼ変わらない出題でした。大問1の配点合計は45点で大問1がすべて解けると平均点(43.7点)以上の得点が取れるテストとなっていました。

数学が苦手な子でも、大問1の内容を徹底することで、十分対策が可能です。

また、数学が得意科目な子の場合は、大問4の『二次関数と直線が交わる』問題や大問5の『平面図形の証明や面積の算出』などは頻出なので、差をつけやすいポイントです。

【標準問題】

大問1の計算問題と小問は12題出題されましたが、そのうち8題が正答率70%以上の問題でした。反面、大問2~4の問題については、9題中6題が正答率30%未満の問題です。

ここから言えるのは、ミスをすると挽回が難しい入試だということです。

難しい問題に時間を掛けることよりも、基本的な問題をミスなく解く訓練に時間を割くとよいでしょう。

国語の問題~分析と勉強の仕方

難易度に大きな変化はありませんでした。文章の難易度が高めであることなどから、読解力と解法テクニックの両者が求められるテストでした。いずれかが欠けていると高得点は望めません。

読書の習慣によって国語の得点を高めることができると一般にいわれていますが、埼玉の国語で出題される文章は論文に近いような論説文などで、中学校の教科書の文書や中学生が好んで読む文章とは大きく異なります。

入試で問われるパターンを知った上で、レベルの高い文章を「解答を出すために読む」作業を繰り返し、積み重ねる必要があります。

具体的には、以下の3点の習慣が大切です。
①文章構造や指示語・接続語の働きを理解する。
②要点・要旨をつかみながら読む。
③「◯◯◯だから●●●になる。」というように根拠を明確にして解答する。

漢字・語句に関しては出題範囲が広く対策に時間がかかるので、埼玉県の過去問だけではなく他県の過去問も活用して効率的に練習することで実戦に近い訓練を積み、確実に得点をとりたい分野です。

理科の問題~分析と勉強の仕方

理科は最も正答率の高い問題が85%,最も正答率の低い問題が22%となっています。極端に簡単な問題も、極端に難しい問題もなかったことがうかがえます。

実際に出題された32題中24題が正答率30%~70%の間に収まっています。言い換えれば、『学習した分だけ、得点になる問題』が多く出題されています。

学校のワークレベルを漏れなく解きこなせることが重要です。また、自分の苦手な単元に時間を掛けることが効率的な学習につながります。

例えば、『植物』は得意だけれど、『物質の性質』は苦手といった場合は『植物』の学習時間を減らし、代わりに『物質の性質』に時間を掛けることで、より得点を伸ばすことが可能です。

社会の問題~分析と勉強の仕方

地理・歴史・公民すべての分野、グラフや表を見ながら読み取る問題が出題されました。毎年、一定数の出題はされていましたが、文部科学省が『グラフや表から社会的な現象を読み取ること』を求めたこともあり、今後もこの傾向は変わらないと思われます。

対策としては、日ごろから社会資料集などに目を通し、表やグラフに慣れ親しむことが大切です。このタイプの問題は、グラフや表がヒントになることから、慣れてしまえば知識がなくても得点ができることも多いです。

また、埼玉の社会の特徴として、記述が多く出題されます。社会の記述問題の難易度は高くないので、減点をされない記述をすることが大切です。

減点されない記述のポイントは『問題文と同じ表現』を使えているかどうかです。例として、平成30年度の記述問題と解答を抜粋すると以下のような関係が見えます。

問『輸出がどのように変化したか輸出総額輸出品に着目して書きなさい。』
↓『輸出総額が○○○○○、おもな輸出品は○○○○○○○○○○○○に変化した。』
解『輸出総額が大幅に増え、おもな輸出品は農産物や原料から工業製品に変化した。』

このように、問題文と同じ表現を使って解答するイメージを持てていれば、後はそれを穴埋めすることで、減点されない解答を書くことができます。

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