神奈川県立横浜翠嵐高校(以下、横浜翠嵐高校)は、大正3年に県立第二横浜中学校として開校した神奈川県内でも歴史の深い高校である。開校以来、自由な校風とともに生徒の個性を尊重しながら行われる学習指導や進路指導、大学受験対策への緻密な取り組みは、全国的にも高く評価されている。
また、神奈川県教育委員会より「学力向上進学重点校」の指定を受けた同校は、近年東大合格実績において飛躍的な伸びを見せており、神奈川県を代表する公立高校としてますますその存在感を高めている。
※当ページは、2023年5月 弊社調べの情報をもとに作成。
横浜翠嵐高校の特徴
横浜翠嵐高校の基本情報
アクセス |
横浜駅西口 徒歩20分
または、市営バス34系統「沢渡循環」で約10分、「翠嵐高校前」下車 横浜市営地下鉄ブルーライン三ツ沢下町駅 徒歩12分 東急東横線反町駅 徒歩16分 |
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教育理念 |
「大平凡主義」
当たり前のことを大事にして、一日一日を大切にすること。 初代校長の滝沢又市先生が生徒に話された「平凡主義」という言葉が、時代とともに「大平凡主義」という言葉になって現在に伝えられている。 |
設置学科等 |
普通科
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学級数 |
1学年(9クラス)、2学年(9クラス)、3学年(9クラス)
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部活動 |
横浜翠嵐高校の約90%以上の生徒が部活動に参加。平日(月~金)のうち、1日を定休日、土日はいずれか1日を完全休養日として行っており、限られた時間の中で各部がそれぞれの活動の意義に基づいた質の高い活動を行っている。
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学校行事 |
翠嵐祭(6月)、芸術鑑賞会(7月)、体育祭(9月)、球技大会(5月・11月)、※分野別職業講話(3月)
※キャリア教育の一環として、さまざまな分野で活躍する横浜翠嵐卒業生が職業について講義するイベント。 |
進学情報(令和5年度の結果)
国公立 |
230名(34名既卒合格)
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私立 |
1123名(261名既卒合格)
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国立大学
東京大学
44名(35名)
京都大学
14名(10名)
東京工業大学
25名(23名)
一橋大学
8名(7名)
横浜国立大学
37名(36名)
※()…現役合格者数
私立大学
早稲田大学
179名(137名)
慶應義塾大学
138名(110名)
上智大学
42名(32名)
東京理科大学
180名(145名)
明治大学
180名(136名)
※()…現役合格者数
カリキュラム(令和5年度)
横浜翠嵐高校は、大学受験対策への緻密な取り組みが高い評価を受けている。
夏期講習やその他の時期に行う特別講習、また土曜講習や通常の授業と組み合わせることで高校3年生の途中までにはすべての学習内容を終了するようにカリキュラムが組まれている。
学期 |
2学期制
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学年別 |
1年生 授業では基礎的な事項を補い発展につなげる内容を扱う。 2年生 大学入学共通テストレベルの学力の育成を図る。2年から文系・理系に分かれ、「第一志望宣言」を掲げて目標に向けて取り組むよう指導している。 3年生 2次試験対策といった大学入試の実践的な演習を行う。 |
学内試験 |
定期試験以外に、副教材の予習テスト、大学入試用教材のテスト等、ほぼ何らかの課題提出、またはテストを実施している。
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特別講習 |
夏期講習・冬期講習・土曜講習を開講。
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その他 |
横浜翠嵐高校では自らの力で物事を考える事に力をいれている。
例えば「グローバル研究」という授業では、グループごとに研究テーマを決定し、各自が自分の役割をもって研究と調査を進めていく。 |
横浜翠嵐生の特長
横浜翠嵐生の特長として、「やるべきことをやる」生徒が多い。また、勉強だけではなく部活や行事など、何事も一生懸命に取り組む生徒が多い。
もっと知りたい!横浜翠嵐高校について
入試対策(令和5年度)
横浜翠嵐高校の入試では得点力・応用力が特に重要となっている。
・入試における学校成績の比率が他の神奈川県立高校と比較し低いため 、5科目入試の得点がより重要となる。そのため 、入試や模試を意識した学習で正答率が低い難問への対応力を身に付けることが必要である。
・入試における特色検査の比率も高いので、学校では扱っていない教科書の細部や、それらに関連する事柄を主体的に吸収しようとする姿勢も必要である。
主な併願校
市川高校、開成高校、鎌倉学園、慶應義塾高校、慶應義塾女子高校、渋谷幕張高校、青稜高校、中央大学附属横浜高校、桐蔭学園(プログレス)、東京学芸大附属、桐光学園、法政大学第二高校、朋優学院、山手学院、立教新座高校、早稲田大学高等学院、早稲田佐賀高校、早稲田実業高校