高校受験・入試
早稲田実業高校の偏差値は?推移と学力を合格圏まで上げる方法を紹介

早稲田実業高校(早稲田実業学校高等部)は、早稲田大学の系属校として高い人気がある難関私立高校です。大学受験を経ずに早稲田大学へ進学する道が開かれていることから、多くの受験生が第一志望として目指しています。
偏差値は75と高く、合格するにはトップクラスの学力が必要です。本記事では、早稲田実業高校の偏差値推移や入試の特徴、効果的な対策法を解説します。
現在の自分の学力と合格に必要なレベルを正確に把握し、適切な対策を立てることが合格への第一歩です。ぜひ本記事を参考にし、計画的に受験勉強を進めてください。
[この記事のポイント]
- 早稲田実業高校の偏差値およびその推移、ライバル校との違いがわかる
- 早稲田実業高校の特徴や校風がわかる
- 早稲田実業高校の入試傾向と合格するために取り組みたい勉強がわかる
早稲田実業高校の偏差値は75~77

早稲田実業高校の偏差値は75~77であり、数多く存在する高校の中でもトップクラスの難関校です。過去の偏差値を見ても75以上で推移していて、大きな変動はありません。
偏差値75は受験生全体の上位約0.62%に入っていることを意味し、1,000人中6位~7位程度の成績であることを示します。すなわち、合格には模試や定期テストで常にトップクラスの成績を維持することが必要です。
また、早稲田実業高校は倍率も高く、一般入試ではおおむね4倍程度です。入試における競争も激しいため、確実な合格を目指すには偏差値が目安に達したからといって油断せず、できるだけ多くの問題で得点できるようになることが求められます。
早稲田実業高校の進路実績
早稲田実業高校における進路面の特徴は、卒業生の約98%が早稲田大学へ推薦で進学することです。政治経済学部・法学部・商学部・先進理工学部など、早稲田大学のほぼすべての学部への推薦枠があります。
進学先の学部は本人の希望と在学中の成績、人物評価によって決まる仕組みです。
また、早稲田大学以外に進学する生徒も存在していて、東京大学をはじめとした難関国立大学への合格実績もあります。2024年度の外部進学実績は以下のとおりです。
- 東京大学:1名
- 筑波大学:1名
- 信州大学:1名
- 東京理科大学:3名
- 立教大学:1名
- 日本医科大学:2名
早稲田大学を目指している人や、難関国立大学に挑戦したいと考えている人にとっても、魅力的な高校といえるでしょう。
早稲田実業高校の特徴・魅力

早稲田実業高校には、以下のように他校にはない独自の教育システムがあります。
- ディプロマ・ポリシーにもとづいた実践的な教育を実施
- 早稲田大学との連携が強力
- 海外研修プログラムが充実
ここでは、それぞれの内容や魅力をチェックしていきましょう。
ディプロマ・ポリシーにもとづいた実践的な教育を実施
ディプロマ・ポリシーとは、卒業するときまでに習得するスキルや資質を明確に定めた教育方針のことです。早稲田実業高校では、以下の3つを定めています。
- 豊かな個性と高い学力
- 次世代のリーダー
- 伝統の継承
上記の目的を達成することを目指して、実践的な教育を展開しているのが特徴です。
具体的には、課題研究を通じて事象の本質を明らかにしたり、プレゼンテーション・ディベートを通じて表現力やコミュニケーションスキルを高めたりしています。
また、「総合的な探究の時間」は、特定のテーマにもとづいてそれぞれが1年間研究する取り組みです。その成果は、論文や発表会を通じて公表します。
早稲田大学との連携が強力
1年次から早稲田大学との連携プログラムが充実しているのも、早稲田実業高校の特徴です。具体的には、以下のような機会を用意しています。
- 1年:大学の教授による特別講義を受けられる制度を用意
- 2年:早稲田大学の正規授業を聴講可能
- 3年:高3特別授業で各学部の専門的な授業を受講可能
高校在学中から大学レベルの学習に触れる機会を設けることで、進学後のミスマッチを防いでいます。自分が学びたい分野に関連する高度な授業を受けることで、自分の興味関心を深められるのは大きなメリットといえるでしょう。
海外研修プログラムが充実
早稲田実業高校ではグローバル人材の育成を目指し、多彩な海外研修プログラムを用意しています。アメリカ・イギリス・オーストラリア・ドイツなど、世界各国への短期・長期留学プログラムがあり、大勢の生徒が参加しています。
これらの海外研修プログラムは、語学力の向上だけでなく、異文化理解や国際感覚を養う貴重な機会です。将来グローバルに活躍したい生徒にとって、大きな魅力といえます。
早稲田実業高校の入試システム

早稲田実業高校の入試には、いくつかの特徴があります。これから受験する人がとくに覚えておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 試験は国語・数学・英語の3科目で実施している
- 内申点制度は存在しない
- スポーツ分野・文化分野の推薦入試を実施している
- 帰国生徒募集を実施している
合格するには入試傾向をきちんと理解し、適切に対策することが求められます。
試験は国語・数学・英語の3科目で実施している
早稲田実業高校の一般入試は、国語・数学・英語の3科目で実施されます。それぞれの配点および試験時間は以下のとおりです。
- 国語:100点 60分
- 数学:100点 60分
- 英語:100点 70分(リスニング含む)
理科・社会の試験はないため、主要3科目に集中して対策しましょう。
各科目とも基礎的な知識だけでなく、思考力や応用力を問う問題が多く出題されます。とくに数学では図形問題や関数の応用問題の比重が高めです。
英語では長文読解やリスニング問題が多く、十分な対策が求められます。同レベルの難関校の中には英語のリスニング試験を実施しないところもあるため、早稲田実業高校を併願する場合はリスニング対策を怠らないようにしましょう。毎日英語を聞く時間を設けると効果的です。
合格最低点は190点程度(約63.3%)であるため、70%以上得点できるように学力を高めるとよいでしょう。
受験生には過去問演習を通じて出題傾向を把握し、時間配分も含めて実践的に対策することが求められます。
内申点制度は存在しない
早稲田実業高校の一般入試では、出願時に中学校の調査書(内申書)の提出が求められます。しかし、調査書を点数化して合否判定に使用する内申点制度は存在しません。
合否は純粋に当日の試験結果のみで決定されるため、本番で全力を発揮できるように準備を整えましょう。
スポーツ分野・文化分野の推薦入試を実施している
早稲田実業高校では、スポーツや文化活動で優れた実績を収めた生徒を対象とした推薦入試を実施しています。推薦入試の対象は、野球・サッカー・バスケットボール・陸上競技などのスポーツ分野と、音楽・美術・書道などの文化分野です。
出願資格として、全国大会出場や都道府県大会上位入賞などの実績が必要となります。
選考は書類審査と面接で行われ、学力試験は課されません。ただし、高偏差値の難関校であるため、授業についていくには十分な学力が求められます。
募集人数は若干名と少ないものの、特定分野で十分な成績を収めた人にとっては、大きなチャンスです。
帰国生徒募集を実施している
早稲田実業高校では、海外在住経験のある生徒を対象とした帰国生徒入試を実施しています。
帰国生徒募集で受験するには、9年間の教育課程を修了していることに加えて、海外滞在歴や帰国からの経過期間などの条件を満たしていることが必要です。
試験内容は一般入試と同じ国語・数学・英語の3科目ですが、合格基準は一般入試とは別に設定されています。
募集人数は若干名と限られていますが、条件に該当するなら本制度を積極的に活用しましょう。
早稲田実業高校の受験で意識したいポイント
最難関校のひとつである早稲田実業高校に合格するには、各科目の入試傾向を理解し、効果的に対策することが重要です。各教科で意識したいポイントは以下のとおりです。
- 【国語】読解力を強化しつつ語彙力を高める
- 【数学】応用問題を解けるようにする必要がある
- 【英語】読解力とリスニング力の強化が求められる
ここでは、それぞれのポイントを詳しく紹介します。
【国語】読解力を強化しつつ語彙力を高める
早稲田実業高校の国語は、小説・評論文・古文の読解問題がひとつずつ出題されます。いずれも文章量が多く、限られた時間で正確に内容を把握する力が欠かせません。
語彙力を高めることで、読解スピードが向上します。そのため、日頃から長文読解に取り組みつつ、知らない言葉が登場したらすぐに辞書で調べる習慣をつけることが大切です。
また、記述問題も出題されるため、要約力や論理的な文章構成力も求められます。解答を60文字~70文字程度でまとめる必要があるため、要点を押さえて簡潔に表現する練習をしましょう。
古文は基礎的な知識をマスターしていれば対応できるレベルです。登場した単語を学習しつつ、背景知識や古典世界の常識を押さえましょう。
【数学】応用問題を解けるようにする必要がある
早稲田実業高校の数学では、公式や定理の単純な適用では解けない応用問題が多く出題されます。そのため、中学2年生までに基礎となる計算力や図形の性質、関数の基本などを正確に習得しておき、3年生になったら応用問題の演習に集中しましょう。
まずは公式や定理、定義といった基本的な内容をマスターします。深く理解するために、なぜそれらの公式や定理、定義が成立するのかを調べ、自分で証明できるようにすることが必要です。
きちんと理解することで、難問に直面したときに学んだ知識を活用する方法がわかるようになるでしょう。
とくに幾何学の分野では、補助線の引き方や相似・合同の活用など、複数の解法を検討する力が求められます。日頃から一つの問題に対していくつかの方法でアプローチする習慣をつけ、柔軟に考えることが大切です。
【英語】読解力とリスニング力の強化が求められる
早稲田実業高校の英語は長文読解問題が中心で、正確に読むには高度な文法知識と豊富な語彙力が必要です。長文のテーマは社会問題や科学技術など多岐にわたるため、幅広い分野の英文に触れておくことが重要です。
誤読を防ぐためにも、関係代名詞や関係副詞と先行詞の関係を正しく理解する必要があります。きちんと理解していれば、長い英文が登場したときにも正確かつスピーディに読み解けるためです。
リスニング問題は全体の約3割を占め、ネイティブスピーカーによる自然な速度の英語が流されます。英語のニュースやポッドキャストを毎日聴く習慣をつけ、スムーズに聞き取れるようにしておきましょう。
英文が1回しか流れない問題もあるため、集中して正確に聞き取るスキルが欠かせません。
高偏差値の早稲田実業高校に合格するための勉強法

偏差値75以上の早稲田実業高校に合格するには、できるだけ効率的に勉強して学力アップを図る必要があります。以下の勉強に取り組むとよいでしょう。
- 応用力強化に注力する
- 模試を受験して定期的に学力を確認する
これらのポイントを押さえた学習を継続することで、着実に合格レベルに到達できます。
応用力強化に注力する
早稲田実業高校の入試では、思考力や応用力を問うハイレベルな問題が多く出題されます。
そのため、日頃から先取り学習を意識し、中3に進級するまでに基礎学力を固めましょう。その後は、応用問題の演習に集中します。
基礎固めでは理論や公式、定理、定義を自分の言葉で説明できるレベルまで理解することが必要です。深く理解することで、それらの知識をどのようなときに活用すればよいか判断できるようになります。
応用力を養うには解法パターンを暗記するだけでなく、なぜその解法を使えるのか、問題のどの部分に着目すべきかを理解することが必要です。また、ひとつの問題に対して複数のアプローチを考え、柔軟な思考力を養う必要もあります。
日頃の問題演習で難関校の過去問にチャレンジし、さまざまな問題に取り組みましょう。
模試を受験して定期的に学力を確認する
自分の学力を客観的に把握し、不足している部分を強化するうえで模試は強力なサポート役です。早慶附属高校を対象とした「早慶オープン模試」や「早慶実戦オープン模試」などは実際の入試に近い問題が出題され、同じ志望校を目指すライバルとの位置関係も把握できます。
模試の結果を見るときは、単に偏差値や順位を確認するだけでなく、正答率や分野ごとの得点などを詳細に分析することが必要です。
正答率が高い問題がわからなかった場合は、学力不足の可能性があります。理解していたはずの問題を落とした場合は、ケアレスミスや時間配分の問題かもしれません。
数ヶ月に1回のペースで受験して学習の進捗を把握しつつ、弱点分野の発見・克服に取り組みましょう。
早稲田実業高校と偏差値が近いライバル校

早稲田実業高校のライバル校として知られている高校はいくつかあり、その中で有名な学校は以下のとおりです。
- 慶應義塾高校
- 早稲田大学高等学院
- 東京学芸大学附属高校
上記の学校はいずれも偏差値75前後で、早稲田実業高校の併願校として選ばれることも多い難関校です。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
慶應義塾高校
慶應義塾高校の偏差値は75で、慶應義塾大学の附属校です。難関私立高校のひとつとして知られていて、慶應義塾大学への進学率が約99%と高いのが特徴です。
教育面では、自主性を重視する「独立自尊」という方針を掲げています。生徒の自主的な学習や活動を尊重し、幅広い教養を身につけることを重視した教育が魅力です。
部活動も盛んで、野球部やラグビー部など全国レベルの強豪部も多数あります。
ただし、慶應義塾高校は男子校であり、この点は早稲田実業高校と異なります。
あわせて読みたい:慶應義塾高校の偏差値は?出題傾向と合格するための勉強法を紹介
早稲田大学高等学院
早稲田大学高等学院の偏差値は75で、早稲田大学が運営している附属校です。大学の附属校として、高大一貫教育を重視した教育を実施しています。
総合的な探求や自由選択科目を設けていて、一般的な高校のカリキュラムの範囲を超える授業を受けられるのも魅力です。高校在学中から大学の授業を聴講できる制度もあります。
第2外国語が必修となっているのも早稲田大学高等学院の特徴で、生徒はドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語から選択して学習します。
本校は普通科のみを設置する男子校であり、自由な校風の中で学問に打ち込める環境です。早稲田大学への推薦率はほぼ100%で、幅広い学部に進学できます。
入試は国語・数学・英語の3科目に加えて小論文試験も実施するため、受験生は小論文の対策が必要です。一方で英語のリスニング試験は実施されない点が早稲田実業高校と異なります。
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東京学芸大学附属高校
東京学芸大学附属高校の偏差値は75で、国立大学附属校のひとつとして人気です。
教育面においては、探究学習を重視しています。レポートやプレゼンテーションの機会が多く、思考力や表現力を養うことを重視したカリキュラムです。
進学実績も優秀で、東京大学をはじめとする難関国立大学への合格者を多数輩出しています。早稲田大学や慶應義塾大学、東京理科大学といった難関私立大学の合格実績も豊富です。
東京学芸大学附属高校は共学であり、多くの人が受験できます。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていて、科学技術教育や国際教育に力を入れているのも本校の魅力です。
国立高校としては珍しく、国語・数学・英語の3科目で入試を実施するため、早稲田実業高校と併願しやすい学校です。
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早稲田実業高校は偏差値75~77の最難関校であり、合格するには計画的かつ効率的な学習が不可欠です。学習で意識したいポイントを以下にまとめました。
[この記事のまとめ]
- 先取り学習に注力し、中3に進級するまでに基礎をマスターする
- 定期的に模試を受験して学力レベルや苦手分野を確認し、補強する
- 難関校への合格実績が豊富な進学塾に通い、効率的に勉強すると効果的である
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