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コラム

【2021 高校受験】神奈川 公立高校の入試制度が丸わかり!配点のしくみを理解して自分の強みを活かした受験を!

2020.07.10

神奈川県の公立高校を受験する方に向けて、入試の仕組みや検査内容をわかりやすくご紹介します。

湘南ゼミナールの進路情報戦略室長 秋山講師によるポイント解説では、各項目でチェックしたいポイントや、特色検査実施校の合否判定に使用する配点比率表から見える特徴についてお届けします。

ぜひ、以下よりご覧ください。



目次:

1.神奈川県の公立高校 入試制度を ポイントで把握しよう!

2.気になる合否判定の方法とは??

3.早期から模試を受けるメリット

4.特色検査実施校の配点比率から見えることとは?

5.面接重視の学校を志望校とするなら 記憶に残るアピール方法を身に付けるべき!?




神奈川県の公立高校 入試制度を
ポイントで把握しよう!


神奈川県 公立高校入試制度では、共通選抜は1回のみ、選考は2段階に分けて行われます。

「共通選抜」とは??

まず、全日制課程のすべての高校で共通して実施されるものが次の2つです。

●学力検査(国語・社会・数学・理科・外国語)

●面接(個人面接)


上記に加え、横浜翠嵐高校や湘南高校をはじめとする学力向上進学重点校・エントリー校など高校・学科によっては実施されるのが次の検査です。

●特色検査(自己表現検査または実技検査)

2020年度入試では、17校で共通問題のマークシートによる特色検査を実施しました。また共通問題以外の実施校は8でした。



選考方法は??

神奈川県の公立高校入試は次の2段階で選考を行います。


●第1次選考

・募集定員の90%までを選考

・「調査書の評定(中2・中3の内申点)」+「学力検査の得点」+「面接の得点」+(学校によっては「特色検査の得点」)で選考されます。


●第2次選考

・募集定員の10%を選考

・調査書の評定(中2・中3の内申点)を除いた、得点の上位から選抜します。

※第2次選考では内申を評価しない為、本番に発揮した結果(学力検査の得点)次第では合格となる可能性があります。

一般的に、学力向上進学重点校や同エントリー校などをはじめとする難関校ほど「学力検査」を重視する傾向にあります。



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1次選考で定員の90%の合格が決定する為、受験生が志望校を決定する際には1次選考を重視するのが一般的な考え方です。ただし、同じ試験で判定を2回出すというこのシステムでは、2次選考が当日の試験結果と面接(と特色検査)で合否判定されるため、内申の得点が少ない受験生にも合格のチャンスがあるといえます。

受験生本人にとって「絶対に行きたい学校がある」場合、1次選考合否ラインに対して厳しい状態でも、2次選考の合否ラインを倍率もにらんで予測し、合格可能性を探るケースもあります。



気になる合否判定の方法とは??


まずは合否判定を決める得点のシステムについて見ていきます。

神奈川県公立高校入試システム.jpg


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上記の合否判定では、内申点/学力検査/面接/特色検査のうち"どれで勝ちにいくのか"を見極めて、他の受験者と比べて自分の強みを発揮しやすいもので入試を突破していけるという趣旨のシステムになっています。

学校の成績をA値(内申点)に変換していくため、「A値=実力(偏差値)では?」と思われる方も多くいらっしゃると思います。

しかし偏差値は、おおむねA値と7割程度関係していることがわかっています。

つまり、A値はある程度は実力を示した指標ではあるけれども、完全に実力を表したものではないので、それだけで受験校決定に至ることは避けた方がいいでしょう

ちなみにA値(内申)決定要因の大部分を占める「学校の定期試験」は、地域・中学校・先生によって難易度が大きく異なっています。こちらの中学では平均9割取れるテストが出題され、あちらの中学では平均70点ということが起きている状態です。

また、中学校によっては圧倒的スピードでカリキュラムを前倒して進め、中3の後期からは復習に入るという早いスピードで指導する学校もあれば、中3内容が終わるのが入試後という学校もあります。その為、A値(内申点)だけを実力とみなすことはとても難しく、模試の結果と併せて見ていくことが重要です。


―――受験校の判断をする上で重要となる模試。神奈川県では次のような模試があります。


●神奈川県全県模試/伸学工房

※中1~中3生までを対象とした模試があります※

神奈川県の公立高校入試に特化した合格判定模試。公立高校について1人あたり3校までの合格判定を行うほか、ネットサポートサービスの利用で高校数を追加した判定も可能です。

▶神奈川県全県模試ウェブサイト


●Wもぎ/新教育研究協会

※中3生対象

東京都または神奈川県全体の中での自分の学力の位置を測ることができる首都圏最大規模の会場テストです。

▶Wもぎウェブサイト


●神奈川公立高校志望校判定模試/湘南ゼミナール

※神奈川県にお住まいの中2・中3生が対象※

科目別の偏差値のほか、科目別・単元別の平均点や、平均正答率を見ることができる模試です。苦手な箇所が明確になり弱点補強ができるため、志望校までの道のりが明確になります。

【科目】
中2:国語、数学、英語
中3:国語、数学、英語、理科、社会

▶神奈川県公立高校志望校判定模試ウェブサイト

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▶お申込はこちら
※こちらのお申込は湘南ゼミナールにお通いでない方限定の窓口となります※



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模試は、ある程度習った範囲で入試レベルの問題が解けるかという「長期記憶」を試される試験です。定期テストは直近3カ月で習った内容がテスト範囲となるため、その得点が良かったとしても、昨年の学習内容も覚えているとは限りません。

受験はよく長距離走に例えられますが、中1、中2で模試を受けて入試対策を進めることもできます。中2の時点で「中1の内容忘れてる!」と気付き、復習ができることは長距離走となる受験に向けてはとても大きな違いとなります。しかし多くのお子さまが部活を引退する中3時点でこれらに気付くことが多く、自身の苦手範囲が多い場合には復習がとても大変になります

それに気付けるテストというは、模試しか存在しないのではないでしょうか。

模試を定期的に受けることで振り返りはできるものの、実際に湘南ゼミナールの生徒さんを見ても模試結果で出る偏差値はジグザグした動きを取ることがほとんどです。

そのジグザグした結果の中で「どこが自分の実力か」を見極めるには、データを見る側のリテラシーに左右されます。あらゆるデータを組み合わせて見られる学習塾に相談することもひとつの手です。



―――こうしたお悩みについても、体験授業の面談で無料にてご相談いただけます。

ぜひ湘南ゼミナールへお問合せください。

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―――次に気になるのが、"各校がどのような基準で配点するのか"についてです。今回は特色検査実施校を例に、第1次・2次選考の配点比率から各高校がどんな人材を求めているか特色検査(共通問題・選択問題)実施の17校について見ていきます。

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※神奈川県発表資料より抜粋、学校名は発表順に掲載


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上記表の「内申点」と「学力検査」という2つの配点比率をだけを見ても大きな合否に関わる違いがあります。

例えば内申:学力検査の比率が2:6の翠嵐高校と、4:4の川和高校を比べてみていきます。

内申点が4だったものを5に上げることはとても大変なことです。定期試験の点数を大幅に上げて、提出物の質を上げて、授業態度をMAXまで良くして...といった状態を数カ月間やり続けてやっと取れるのが内申点5だと思います。

やっとの思いで手にいれた内申点1ポイント分は、入試本番の学力検査5科500点でいうと正解の丸1つで追いつけてしまうケースもあります。


A値(内申)1ポイント分を挽回するのに必要な学力検査の得点で見ていくと、

・横浜翠嵐高校の配点比率では、学力検査およそ1.2点分に値し、漢字の正答1問分(1問2点)程度で挽回できる

・川和高校の配点比率では、学力検査およそ3.7点分に値し、選択問題1個分(1問4点)程度の正答で挽回できる

となります。


A値(内申)1ポイントで上記の差となる為、A値(内申)が10ポイント足りないとなった場合には、

・横浜翠嵐高校で12点分

・川和高校で37点分

となります。


この場合、横浜翠嵐高校では他の翠嵐受験者より5科目合計で2~3問多く得点すれば挽回できるものが、川和高校の場合は他の川和受験者より37点分と非常に多く、入試問題が簡単で受験者の点数差がつかなくなってしまうと挽回が不可能な差となってしまいます。

このように、各高校の配点比率を見比べ、自分の志望校に合格する為には何で勝負すると良いかをしっかりと見極める必要があります。



面接重視の学校を志望校とするなら
記憶に残るアピール方法を身に付けるべき!?


神奈川県の公立高校入試では全員に面接試験が課されています。
面接は、受験生ひとりにつき10分程度の個人面接試験が行われます。面接官となる高校の教員はだいたい2名以上で、出願時に志望理由や自己PRを記入した面接シートを提出し、その面接シートと調査書の内容を参考に面接が進められます。


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面接には得点に差が付く学校と差がつかない学校があります。

面接で差の付く学校の場合は合否に影響することもある反面、差がつかない学校では一番面接の得点が高い受験生と一番低い受験生の差が1点もついていないという学校もあります。

しかし、どの受験生も面接シートに自己PRを書いて高校に提出する必要はあるわけです。

また面接を受けるからには、伝えることだけはしっかり伝えきりたい、グダグダで終わって後味の悪い面接はしたくない、という想いは皆さんあるかと思います。

面接で差があまりつかない高校を受験するとしても、後悔なく自分をPRできる程度になるにはある程度練習は必要になるでしょう。

面接を重視する学校はさらに努力が必要です。

面接官となる高校の先生方は、1日に何十人もの受験生を面接します。各高校において設けられた採点指標をもとに、評価シートに各受験生の面接結果を都度記入してはいくものの、実際には採点官は面接を繰り返すなかで他の受験生と比べてどうか...といった相対的な評価を無意識に考えてしまうものです。

面接を重視する学校を受験する場合には、採点官の目に「あの子の面接は良かった!」と、キラリと印象に残るレベルにまで仕上げていく必要があります。学校が欲しい生徒像にマッチしたアピールポイントを探し、それを本番でしっかり伝えきれるような面接が求められます。こうした面接レベルに達するには、面接を重視しない学校を受ける生徒に比べて数倍も時間を掛けて練習していくこととなります。

"受験する学校が何を重視しているのか"、"自分は何が強みなのか"、ということを総合的に考えていくことが大切です。(秋山講師)



―――以上、取材より。


●面接内容について詳しく知りたい方はこちら



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