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コラム

中高一貫校受検を検討する前に知っておきたい「受検」のあれこれ

2019.10.04

「2020大学入試改革」とも言われる新大学入試が始まることを受けて、中高一貫校の進学先への対応力に期待が高まり、中学受験を検討するお子さまは増える傾向にあります。公立中高一貫校は、小学6年生が中学校に入学するために受ける中学受験の一種ですが、その試験は適性検査を実施する「受検」となり、国私立中学校の中学受験とは内容や対策が大きく異なります。

そこで本日は、公立中高一貫校の受検をご検討している方にはぜひ早期に知っていただきたい「公立中高一貫校受検のあれこれ」を、コース責任者の菅谷に話を聞いてみました。



公立中高一貫校受検を検討するなら知っておきたい
受験対策の鍵とは?!

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写真:公立中高一貫コース担当部長の菅谷

菅谷:
神奈川県の公立中高一貫校は、先進的な教育や高い水準の語学教育が安い学費で受けられるため、その人気が高止まりしている状況です。何より、高校受験が無い6年間を過ごせるので、大学受験やその先の進路選択までを踏まえた学習をできることは大きなメリットだと思います。


神奈川県内の公立中高一貫校は、次の5校です。

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校
【募集定員:80人(男女各40人) /倍率6.46】*横浜市教育委員会発表

横浜市立南高等学校附属中学校
【募集定員:160人(男女各80人)/倍率5.13】*横浜市教育委員会発表

川崎市立川崎高等学校附属中学校
【募集定員:120人(男女別定員設けず)/倍率4.33】*川崎市教育委員会発表

神奈川県立相模原中等教育学校
【募集定員:160人(男女各80人)/倍率7.97】*神奈川県教育委員会発表

神奈川県立平塚中等教育学校
【募集定員:160人(男女各80人)/倍率5.21】*神奈川県教育委員会発表

*募集定員ならびに志願倍率は2019年度受験結果より参照しております。



―――昨今の公立中高一貫校受検では、どのような対策が求められていますか?


菅谷:
平塚中等教育学校と相模原中等教育学校の2校は、適性検査の問題は共通です。他の南高等学校附属中学校、サイエンスフロンティア高等学校附属中学校、川崎高等学校附属中学校の3校はそれぞれ異なる出題をします。中高一貫校の受検は、各校とも適性検査の出題スタイルが特徴的なため、独特な出題スタイルを解く訓練ができているか否かという点が重要です。
どんなに地頭の良いお子さまでも訓練が不足していれば入試本番に時間が足りなくなってしまうケースもあります。

公立中高一貫校ができ始めた頃は、特別な適性検査対策をしなくても思考力・表現力の高いお子様であれば受かるケースもありました。しかし、特徴的な出題内容に応じた各塾の適性検査対策が浸透していくにつれ、結果として適性検査対策を行わないままでの合格は困難となりました。現在では合格者のほぼ全員が塾に通っていたお子さまだと言われており、過去問題はもちろん、志望校に応じた適性検査対策を行えていたかが鍵となります。とはいえ、いきなり適性検査対策を始めても身につきませんから、低学年のうちは算数・国語を中心とした基礎学力を高めておくことが必須です。苦手な単元を作らないようにしましょう。



公立中高一貫校のなかでも、どこが合う?
志望校選びのポイントとは?!

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―――神奈川県の公立中高一貫校のなかでも、「中等教育学校」と「附属中学校」があります。以下より、その違いを見ていきます。


中等教育学校とは、
「小学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、中等普通教育ならびに高等普通教育及び専門教育を一貫して施すことを目的にする学校」と定義されています。つまり、一般的な中学校と高校をひとつの学校として、中学受験から6年間同じメンバーで一体的に中高一貫教育を行う学校です。

附属中学校とは、
上級教育機関に附属する就学前教育、初等教育や中等教育を行う学校を意味します。もっとも上級とする機関は、大学(短期大学を含む)または高校であるケースもあります。附属中学校から内部進学する生徒とは別に、高校から入学してくる生徒もいる学校です。併設型の公立中高一貫校とも言われます。


―――今年2月、東京都立の公立中高一貫校10校のうち、併設型の高等学校・附属中学校として設置されていた5校(武蔵・富士・両国・大泉・白鷗)は、2022年までに高校募集を停止すると発表。神奈川県でも影響があるのでしょうか?

菅谷:
神奈川でも高校から1クラス分の生徒募集が行われる学校がありますが、3年間で完成した附属中学校のコミュニティに、高校から入ることを子どもは敬遠しがちです。その為、結果として該当の高校の入試倍率が低くなる傾向があり、学力レベルの低下や大学実績への影響が懸念されています。東京都が高校募集を停止する判断をしたのも、開校して7~8年経った今、中等教育学校(完全一貫型)と附属中タイプ(併設型)の学力差が広がったことが背景に伺えます。これを受けて神奈川県でも、併設型の公立中高一貫校が中等教育学校に変わる可能性はあると思います。

それでも、横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校に限っては、高校からの受験枠が消えることはおそらく無いと思います。県内でも有数の理数系に特化した学校で、高校段階から理数の専門家になりたいといった進路を希望する方の受験枠を残していきたいという信念を持っている学校のためです。最終的には、「併設型」か「中等教育学校型」かだけではなく、6年間通う学校として満足の行く学校なのか、を軸に志望校を選びましょう。
お子さまが今の時点でどんなことに興味があるのか、やりたいことが明確でない場合には、各校の「総合学習の内容」にも目を向けてみてください。公立中高一貫校は、豊富な体験を得られる学校が多いため、入学してからも進路選択のキッカケを山ほど与えてくれるのも大きな魅力です。


―――小学生で臨む、難しい受検...。中学受検をすると決めたらご家庭ではどのようなサポートが必要でしょうか?

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菅谷:
中高一貫校を受検すると決めたら、必ずお家でお子さまと確認し合ってほしいのは、"合格することをゴールとしない"ということです。
どんなに学力が高く勉強を頑張ったお子さまでも、高倍率の入試のため、難しい受検となります。努力した期間が結果に直結しなくても、公立中高一貫校を目指して学んでいくことは高校受験や特色検査に必ずいきていきます。実際に、3年後の高校受験で難関国私立高や公立トップ高に合格する生徒も多いです。公立中高一貫校の受検結果に関わらず、将来の選択肢を増やしてくれる機会だと思って、受検に臨んでもらいたいです。

公立中高一貫校の受検をしたいという人にはもちろん、受検が1%でも選択肢にあるならば、早期から湘南ゼミナール小中部の授業を体験していただきたいです。湘南ゼミナール小中部で行われているQE授業は、「その事象がなぜ起こっているのか?どういう流れでそうなっているのか?という原理原則を、自ら考えることによってより深く理解し、社会に出てからも活用していける力をはぐくむ」授業です。この思考力が適性検査にも大きく役立ちます。
また、小学5年生以上からは専門の公立中高一貫コースもご用意しています。適性検査のための学習を通して、お子さま自身が「こういう勉強って楽しい!」、「1個の問題を10分20分かけてじっくり解くの楽しい!」と思えれば、公立中高一貫校の受検に向いていると思います。お子さまの成長段階に合わせて選択してもらえたらと思います。



―――以上、取材より。


湘南ゼミナールの公立中高一貫コースでは、小学5年生から1か月間講座を体験できる
『公立中高一貫準備講座』を設けています。
※体験期間中、参加費用 1,100円(10%税込)のみ発生します。


湘南ゼミナールにご通塾の生徒さんでなくともご参加いただけますので、ぜひ一度ご相談ください。
公立中高一貫コースはこちらから

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