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受験コラム

「三日坊主」と「学習習慣」 〜小学校低学年から中学生〜

2018.08.02

前回に「低学年から学習習慣を身に付けるには? 〜『禁句』と『かけるべき言葉』〜」では、

「行動の積み重ねることで習慣化して気持ちが変化する」プロセスをたどる際、特に「1回目の行動を促す」ときにかけるべき言葉

についてお話をいたしました。


今回は「行動を1回ではなく、何回も積み重ねる」ためにかける言葉について、

前回同様低学年向けコンテンツの運営責任者中学受験部教室長を歴任し、現在は市立川崎高校附属中学対策講座で講師を務めるなど、
湘南ゼミナールの中でトップレベルの
小学生指導経験の豊富さを誇る矢武嗣浩先生にお話をお聞きしました。

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三日坊主」は本当に悪いこと?

さあ、1回目の行動が取れたならば、それをずっと続けて一気に習慣化したいところですね。

でも、それはなかなか難しい。

そこで今回は悪名高い「三日坊主」について考えながら話を進めていきたいと思います。

三日坊主」もとらえ方によってかける言葉は変わってきます。


A:毎日やると言ったのに『3日しか』やらなかった

B:この間、やっとの思いで始めたことが、『3日も』やれた


前回のコラムからの、「行動を積み重ねることで習慣化する」という趣旨からすると、「三日坊主」はBで捉えることができます。

更にBではお子さまに期待する(求める)姿を"ずっとやる"ことから、"1日できた。では2日目は? 3日目は?"に変わっているので、"3日もできた"三日坊主」を"自然に"褒めることができます。

"自然な褒め言葉"は発する側の気持ちにも"純粋な喜び"が込められますので、お子さまにもしっかりと伝わります。

「そんなに期待することを下げるの?」

そうお考えのお父様・お母様のお気持ち、とてもよく分かります。

しかし、少し前までは「1日目」をクリアするのに苦労していたところからすると、ここで大人の焦りは禁物です。

では、話を戻します。

なんとか3日、乗り越えることができました。4日目は残念ながらできませんでした。

連続記録が途絶えてしまった状態、いわゆる「三日坊主」です。

三日坊主でも、自然な言葉で褒めることもできました。

その次につなげるには、どんな言葉をかけたらよいかを考えていきます。

母:「毎日、漢字ドリルを2ページやるっていってたけど、最近やってる?」


子:「・・・」(前回の繰り返しになりますが、やっていない場合、「あ、やってないや」と言える子もいますが、既に「よくない」という認識から黙り込んでしまう子もよくいらっしゃいます。)


母:「始めてから何日かはやれてたよね」


子:「うん、月曜・火曜・水曜はやった・・・」


母:「すごい! 3日連続でできたんだね。昨日の木曜は?」


子:「・・・、やってない」


母:「そうか、できなかったのか。それで、今日は?」


子:「まだ・・・」


母:「じゃあ、今日の分、今やっちゃえば?


自然な褒め言葉の後に次の行動を促す言葉を足すと、行動することに対するハードルを一気に下げることができます。

行動できれば経験は積み重ねられますので、習慣化にまた一歩近づくのです。


三日坊主」の偉大さ

毎日できることは、もちろん素晴らしいことです。

しかし、三日坊主も偉大なのです。


例えば、こんなケースで考えて見ましょう。


やると決めたのに、三日坊主になってしまった。

行動が途絶えた翌日に、周りが気づき声を掛けたので、再度行動を取り始められた。

ところが、また、それも三日坊主になってしまった。


捉え方によっては、「また三日坊主にして!」と叱る対象になってしまいます。


ただ、この事象は捉え方を変えると、"とても褒め称える"対象にもなることなのです。

三日坊主」「休み」「三日坊主」「休み」

このサイクルを紐解くと、「やるべきことが"8日中6日間"やれた」ということになります。

最後の休みの前、7日間でくくってしまうと「一週間で一日休んだだけ」とも言えます。


このように受け止め方を変えることによって、印象は大きく変化します。

そして、印象を変えたお父様・お母様から掛けられる前向きな言は、お子さまの行動にも大きな影響を及ぼすのです。

では、中学生にやってほしいことは?

これも前回のコラムで紹介した一節です。


心が変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば・・・


これもまた真理であると我々は考えます。


大人が対象になった場合、この「心を変えることから始める習慣化」は非常に有効です。

この場合の大人には中学生も含まれます。


高校受験では、このように自分の"心"から"行動"を変え"習慣化"して成績を伸ばし入試の"結果"まで変えていく生徒さんが多くいらっしゃることからも、非常に有効なアプローチであると言えます。


大人のプロセス「自分で決めて、やりきる」

大人として当たり前と言われることでもあり、当たり前と分かっていても完璧にやりぬくことが難しいことでもあるのが「自分で決めて、決めたことをやりきる」ことです。

中学生の段階でここをこなせるようになることは、高校受験だけでなくその先の人生を生き抜くうえで、きっとその子を助ける大きな力になります。


私たちは、すべての生徒さんに対して、この夏休みを通して「やりきった」という経験して自信を高めてほしいと考えています。


夏期講習には刺激がたくさんあります。

仲間の頑張りが心のエネルギーになること。

授業中の「できた!」という喜び

自分の行動を先生に認めてもらう瞬間。

小テストで満点をとって、取り組みの正しさを実感すること。

そして、やってはみたものの、三日坊主になってしまったときも、あきらめずにもう一度取り組むとそれを応援する仲間先生がいること。

私たちは、夏期講習でも湘南ゼミナールではそのような「取り組む」空間をつくって、生徒の皆さんを応援しています。

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