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受験コラム

低学年から身に付ける学習習慣 ~「禁句」と「かけるべき言葉」~

2018.07.26

夏休みに入りました。

勉強に、部活に、習い事に、遊びに、充実した時間を過ごしてほしいですね。

今回は「低学年から身に付ける学習習慣 ~「禁句」と「かけるべき言葉」~について、
低学年向けコンテンツの運営責任者中学受験部教室長を歴任し、現在は市立川崎高校附属中学対策講座で講師を務めるなど、
湘南ゼミナールの中でトップレベルの小学生指導経験の豊富さを誇る矢武嗣浩先生にお話をお聞きしました。

この夏に、自分で勉強する習慣を身に付けてほしい!

夏休みに入りましたので、見出しの言葉のようにお考えのお父様、お母様もいらっしゃることでしょう。

自宅学習の習慣について見てみると、低学年から通信教育や自宅でのドリル学習などで、すんなりと身についているお子さまがいます。

一方、それに対して「何回言ってもやらない」「勉強させようとしていつも喧嘩になってしまう」といったご家庭も多くあるのが現実です。

習慣づけのメカニズム

ある程度大人になっている場合(たとえば中学2・3年生、もっというと高校生も)、は目的意識から行動を変えて習慣化できることがあります。


心が変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば・・・


と言われるものも、その表れです。


しかし、そもそも小学校低学年では多くのお子さまが「大人が習慣づけようとする行動に対しての目的意識」を持っていません。

無理やり目的意識を持たせようとしても、理解できない子の方が格段に多いのが現実です。


そうすると、「"叱られたくないから"やる」という本来とは異なった目的意識をもつことになってしまいます。


もうひとつの習慣づけのメカニズム

もうひとつ、行動を積み重ねることにより、気持ちを変え、習慣化していくというものもあります。


たとえば、「近所の人に会ったら挨拶をする」ということですね。

「挨拶をするのよ」と言って聞かせる。

親も挨拶している姿を見せる。

「挨拶しなさい」と一緒に促す。

促されて挨拶する。

促されながらも挨拶をするという行動を繰り返す。

繰り返すうちに褒められたり清清しい気持ちになって「やってよかった」という成功体験を積み重ねる。

自主的に行動をする経験も積む。

挨拶を自分からする習慣が身につく。



行動することから始める習慣化を促す"コツ"

これは小学校低学年に多いのですが、心・目的意識からでは行動が変えられず、なかなか習慣化できない場合、行動することからアプローチすることで習慣化していくことがあります。


行動から「自分で勉強する習慣」を付けるうえで大切なことは「お子さまが勉強するという行動を取る」ことです。

といっても、「勉強しなさい!」と叱るのは逆効果です。


イメージするのは"北風と太陽"。

もちろん、大人の側としては"太陽の対応"を目指します。


まず、「勉強する」という約束を決めます。

低学年と言えども簡単な目的意識は持ってもらう必要がありますが、そこだけに頼らないのが知恵です。


これから習慣化しよう、今まで習慣化できなかったという場合、「午前の8時から9時は勉強する」という約束をしても、目的意識が希薄なままのお子さまが多くなります。

約束を守らないことの方も多いでしょう。


大人はその現実を踏まえた準備をします。

具体的には「約束してもやらないかもな」という心のゆとりを持つことです。


ゆとりがあると、また想定してあると、"太陽の対応"をする準備もできます。



"北風の対応"になってしまう「禁句」とは

さあ、ふたを開けてみると、やはり約束は守られませんでした。

そのときの対応が肝となります。


禁句は「どうして約束を守らないの?」「なんでやらないの?」と理由から問い詰める言葉です。


お子さまの中に

「叱られたくないから(やると)約束したのに、叱られた」

このような気持ちを生じさせて、

「じゃあ、やらないし」

「こんな言い方されたから、やる気がなくなった」

という言葉が浮かぶと、本来求めている「学習の習慣化」が遠くなってしまいます。


上記のような子どもたちの言葉は大人の論理からすると「筋が通っていない」「話題のすり替え」になりますが、
そこを
指摘しても解決に至ることは本当に珍しく、ほとんどの場合は更に状況をこじらせて、本来の目的から遠くなることの方が多くなってしまいます。

お子さまからすると「北風」がびゅうびゅうと吹き付けてきている状況でしかなく、身を守るためにコートをしっかり着込むしかないのです。



習慣化するための第一歩 "太陽の対応"とは?

もちろん、やっていない状況から「無理やり褒める部分を探して褒める」でもありません。


ここでの対応は事実のみ伝えるということです。

具体的な会話で流れを確認してみます。


母:「毎日、漢字ドリルを2ページやるっていってたけど、最近やってる?」


子:「・・・」(やっていない場合、「あ、やってないや」と言える子もいますが、既に「やっていないことは『よくないこと』『叱られること』」という認識から黙り込んでしまうお子さまもよくいらっしゃいます。)


母:やれてないなら、今、ちょっとやっちゃえば?


ここで大切なことは、「やるべきことを速やかに始めて、実を取る」ことです。

「やらない理由」や「黙っている理由」を尋ねることでもありません。

今の事例でいうと、ここで、「漢字ドリルを2ページ」やりさえすれば、「決められたことをやる」求める行動を取った経験を1回積むことができます。


先ほど申し上げたように、「行動を積み重ね」も習慣化につながる大きなプロセスです。

1回目の行動を取ってもらうことが、習慣化の第一歩なのです。

今回は、"第一歩目"についてのお話でした。
次回は更に"行動を積み重ねて"習慣につなげるお話です。
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