コラム
学力向上進学重点校エントリー校と「特色検査」共通問題採用校の発表について
神奈川県の学力向上進学重点校
神奈川県教育委員会は、平成28年1月に策定した「県立高校改革実施計画」に位置付けた学力向上進学重点校を、将来の日本や国際社会でのリーダーとして活躍できる高い資質・能力を持った人材を育成する学校として、県教育委員会が示す指標に基づき指定することとしており、この学力向上進学重点校の指定をめざす学校である学力向上進学重点校エントリー校を指定しています。
これまで、平成28年に学力向上進学重点校エントリー校として17校の県立高校を2年間指定し、その中から平成30年4月までに横浜翠嵐高等学校、柏陽高等学校、湘南高等学校及び厚木高等学校の4校を、学力向上進学重点校として指定していました。
新たな学力向上進学重点校エントリー校
7月12日(木)、神奈川県教育委員会は新たに13校の県立高校を学力向上進学重点校エントリー校として指定することを発表しました。
指定の期間は平成30年7月10日から平成33年3月31日までとなります。 新たに学力向上進学重点校エントリー校に指定された13校は以下のとおりです。
・川和高等学校
・光陵高等学校
・希望ケ丘高等学校
・横浜平沼高等学校
・横浜緑ケ丘高等学校
・多摩高等学校
・横須賀高等学校
・茅ヶ崎北陵高等学校
・平塚江南高等学校
・小田原高等学校
・相模原高等学校
・大和高等学校
・鎌倉高等学校
今後の学力向上進学重点校の指定について
神奈川県教育委員会は、学力向上進学重点校エントリー校に対する支援を行い、その実績に応じて毎年度、該当校があれば随時学力向上進学重点校としての指定を行います。
<指定を行う際に用いる指標>
(1)めざす生徒像を見据えて、「主体的・対話的で深い学び」の視点による教科指導等を展開し、高いレベルの思考力・判断力・表現力等の能力の育成を図るため、各学校において達成すべき学力水準を示している。
(2)県教育委員会が実施する生徒学力調査(2学年)の結果により、高い学力を身に付けさせている。
(3)生徒の7割以上が在学期間中に、英語検定2級程度以上のレベルを達成し、高い英語力を習得している。
(4)生徒の探究活動や全国規模の大会等での取組みなど、学校の教育活動全体を通じて、豊かな人間性や社会性を育み、その成果をあげている。
(5)全県立高校の中で、いわゆる難関と称される大学への現役進学において高い実績をあげている。
現中3が受検する特色検査に対する影響
神奈川県公立高等学校入学者選抜における特色検査のうち、自己表現検査では、すでに発表のあった、学力向上進学重点校(横浜翠嵐、柏陽、湘南、厚木)と同様に、共通問題と共通選択問題を用いて実施する学校が順次増やされることになりました。
【特色検査に共通問題・共通選択問題が採用される高校】
現中3生が受検する際に採用
学力向上進学重点校4校(横浜翠嵐、湘南、柏陽、厚木)と、エントリー校のうち希望ケ丘、横須賀、平塚江南の3校の合計7校
現中2生が受検する際に採用
すべての学力向上進学重点校とすべての学力向上進学重点校エントリー校