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受験コラム

横浜国際高校IBコース(仮称)についての最新受検情報

2018.10.10

こんにちは!

台風が続いてスケジュール調整の大変さに気を奪われがちな今日この頃ですが、想像以上に気温の変化が激しいので自然と疲れが溜まりやすくなっています!気をつけていきたいですね。


さて、前回に引き続き、国際バカロレア(以下IB)の情報をお伝えしてまいります。今回は来年度新設(今年度募集開始)の横浜国際高校国際科IBコース(仮称)についてです。神奈川県以外の方でも、IBの具体的な仕組みの例としてご参考にしていただきたいと思います。


既に学校HP、学校説明会、パンフレットなどから非常に多くの情報を集めることができると思います。本稿では入試突破のためのポイント、高校へのインタビューで直接収集した情報など、ネット検索では手に入りにくいものを中心にお伝えいたします。

目次:①IBコースと本体の違い ②複数志願制の注意点 ③特色検査について ④倍率・難易度 ⑤求められる像


横浜国際高校の選考基準~IBコースと本体の違い~

平成20年に旧六ッ川高校と旧外語短大付属高校が再編統合し、現在の横浜国際高校が誕生しました。SGH(スーパーグロバールハイスクール)に指定され、英語でのスピーチ大会、第二外国語(ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、ハングル、アラビア語)の選択など、その名の通り国際教育、外国語に力を入れている国際系専門学科の高校です。IBコースが新設され、来年度より旧来の「国際科本体」(以下本体)と「国際科IB(仮称)」(以下IB)の2コース制となります。

横浜国際IBのカリキュラムは、デュアル・ランゲージ(Dual Language)プログラムですので、English B及び数学の授業を英語で行います。それ以外の科目でも、使用するテキストには英語で書かれたものを使用する場合があり、英語を読んで内容を理解したり、英語の論文を書いたりする場合もあります。デュアル・ランゲージにつき、日本の大学に進むことも視野に入れています。高1の1月まで出来るだけ日本の高校のカリキュラムをこなすため、ほぼ毎日7時限まで授業があるのは他のIBと同様です。


選考基準も学校やIBの理念に沿う、特徴ある形式になっています。

以下の表1は、今年度の入試選考基準です。黄色に塗られている部分が、本体とIBの違いです。


表1:H31年度 横浜国際高校入学者選抜選考基準

<神奈川県教育委員会発表資料より抜粋>


ポイントは以下3点です。


▶本体とIBの選考基準の違い

①IBは内申で英語2倍計算を行わない。(学力検査は2倍計算を行う)

②IBは特色検査を2つ実施する。(英問英答面接に加え、筆記型テスト)

③IBは2次選考がない。

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必須知識!横浜国際の複数志願制についての注意点

ここまでで既にやや難しい選考方法ですが、実は横浜国際には更に特殊な選考方法が存在します。それが、複数志願制です。横浜国際の2つあるコース内で第二志望まで考慮して選考してくれる制度です。

かなり簡潔に表現すると、『第一志望のコースが不合格だったときに限り、第二志望のコースでも合否判定を行う』という仕組みで、市立戸塚高校など専門コースのある学校の一部で採用されています。受検者は出願時に第二志望の判定を行うかどうかを出願書類に明記する必要があります。

「え?それなら第二志望の判定をやった方が絶対にお得では?」と思われるかもしれませんが、話はそう単純ではありません。

出願パターン4つをまとめた次の表をご覧ください。

表2:横浜国際高校の複数志願制の選考方法

※()内の%は募集定員に占める各選考の比率。


先述の通り、IBコースは2次選考がありません。しかしケース4のように第二志望に本体を書いた場合、IBが不合格判定になった受検者のみ本体の二次選考に回り、合否が判定されます。

注意したいのはケース2です。第一志望に本体、第二志望にIBとした場合、IBコースに欠員が出たときのみ(=募集定員に満たない合格者数だったときだけ)追加の合否の判定を行うという仕組みですので、複数志願制だからといって必ずしも第二志望の選考があるわけではないことに注意です。


また、第二志望を書き、そちらに合格した場合、原則的に公立高校の合格後辞退はできませんので、必ずそこに進学することになります。(合格発表前に辞退届を出して、発表前辞退するのはOKです。)

例えば、「第一志望のIBコースに合格できなければ、私立の併願校に行こうと思っている」などの場合は第二志望を書かないように注意しましょう。

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横浜国際の特色検査について

▶実技(英問英答面接)

昨年までと同様、英語による面接が実施されます。こちらは本体とIBでレベルや内容の違いはないということなので、例年と同じ対策をしてゆきましょう。

発音や文法、そして英検でのアティチュード(態度)のような細かいなところではなく、質問者の英語の内容を理解して、かみ合った回答ができているかが大きなポイントになります。


▶IBの自己表現検査(筆記型テスト)

筆記型の特色検査については、既にサンプル問題が公開されています。英作文だけではなく、日本語での論述問題も示されており、決して英語だけに特化したものではないと分かります。

あくまで作問例なので、実際の入試問題ではありませんが、「横浜国際のIBは日本語と英語の両方を使うデュアルランゲージ・プログラムである」こと、「IBは多様な意見や価値観への理解を重視する」こと、「IBは自分の意見をしっかり表現する人を重視している」ことを踏まえた問題になるよ、というメッセージだと捉えておくべきでしょう。

湘ゼミ生であれば英作文や論述そのものには相当慣れていますが、そういった技術だけではなく、「動物園が必要という人もいれば、いらないという人もいる。」というような正反対で相反する意見の妥結点を見つけたり、統合的な発想する力も必要になるでしょう。

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入試倍率や難易度は?

入試ではどのくらいの倍率になるのか?本体の難易度と比べてどの程度違うのか?入学一期生のリスクやメリットは?などなど、初年度ということで色々不透明なことも多いです。

参考になるのが市立横浜サイエンスフロンティア高校(以下YSFH)開校時の状況です。2009年度に開校したYSFHですが、当時多くの塾関係者や受検者は、説明会や先生方のお話を聴き、「これまでになかった新しいタイプのすごい学校だ!」という印象を受けました。その結果、前期倍率5.2倍、後期実質倍率1.8(当時は前期後期制)という実に高い倍率となりました。また、事前に明確に「進学校です」と伝えられていたこともあり、受検者のレベルも"比較的"一般的トップ校レベルの受検者が集まりました。


それらを踏まえて、横浜国際IBコースの今年度受検を予測するならば、ポイントは以下2点です。

①説明会などを通じ、保護者や受検生の皆様が、『IB』や『横浜国際高校』へ好感をもたれたかどうか。また説明会自体の参加者数は多いか。

②もともと進学校である本体と比べ、入学後に、より高い学力が必要になるかどうか。


上記2点と前回の記事、そして皆様の所感を踏まえると、何となく見えてきませんでしょうか?当然、湘ゼミ内では既にある程度の志願者傾向が出ています。

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横浜国際IBの一期生に求められる人物像

一期生になることには確かにリスクも伴います。初めてのことで高校側も色々手探りになることもあるかもしれません。しかし、一期生にはそういったことも織り込み済みで、むしろ足りないところは自分たちで提案してゆく、くらいの主体性が欲しいところです。ましてIBを目指す人物ならば尚更です。


最後に横浜国際高校がIBコース受検生に求める人物像をご紹介したいと思います。

もともとIBには、学習者に求められる要素として以下の10項目が設定されています。

 <国際バカロレア~10の学習者像~>

探究する人

知識のある人

考える人

コミュニケーションができる人

信念をもつ人

心を開く人

思いやりのある人

挑戦する人

バランスのとれた人

振り返りができる人


これら10項目全てを満たす人は?

と問われてどのような人物を思い浮かべるでしょうか?

横浜国際高校の先生のご回答は、「iPS細胞の山中伸弥教授」「キング牧師」ということでした。理系の人物が挙げられていることを意外に感じるかもしれませんが、IBには科学的、分析的、理数的な要素があります。IB認定校としての基準に理系設備も含まれるほど科学的な環境が求められます。

ですから、「数学が苦手だから文系で、英語好きだから国際系」とか「通えば海外大学にいける」くらいの気軽さだと、「こんなはずでは...」となりかねないので注意しましょう。

むしろ、「現時点で英語が完成している必要はない」とのことです。英語はできるが自分で考えられないよりは、英語はできないけれども自分で考えられる人物が求められています。

深く思考する・表現することはIBのコアになる部分なので、その点に素養がある人、楽しめる人に来てほしいということです。

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いかがでしたでしょうか。今回書いたこと以外でも注意すべき点、事前に把握しておくべき情報がたくさんあります。説明会とパンフレットだけではなく、HPもQ&Aのページまでしっかり確認しましょう!

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